↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
9/37

【南北朝の終焉とその後の火種編】第九段 天変地異・飢饉のこと

【南北朝の終焉とその後の火種編】第九段 天変地異・飢饉のこと


-------------------

争いばかり見てきて気が滅入っていたところに、今度は天の方まで機嫌が悪いと来た。人が刀を交えている間に、空も地も、勝手に荒れ狂うものらしい。これも見過ごせぬ話なので、報告書としてまとめておく。

________________________________________

篁様へ申し上げ候。

此度、下界にて見届け候仔細、左の如くに候。

南北朝の争い、いまだ収まらぬ最中、諸国にて大いなる干ばつ相次ぎ~~~~~~~~~

________________________________________

現代語訳

篁様、報告します。

今回見たことを書いておきます。

南北朝の争いがまだ収まらない中、あちこちで大きな干ばつが相次いでいます。田畑が実らず、各地の民が飢えに苦しんでいるようです。それに加えて、戦乱で田畑そのものが荒れてしまっているので、飢饉の被害がいっそう深刻になっています。

人間の争いと天の理不尽、どちらが先に始まったのかは分かりませんが、両方が重なって、民の苦しみはますますひどくなっているように見えます。

争っている当人たちは、自分の正義を疑いもしないでしょうが、その裏で、何の罪もない民が飢え死にしていく数は計り知れません。正直、天が下す理不尽の方が、人間が作り出した理不尽よりも、よほど救いがないものだと思いました。

________________________________________

争っている連中は、自分たちの都合で戦をしているつもりだろうが、飢えて死んでいくのはいつだって、その争いに何の関わりもない者たちだ。これだけは、いつの時代を見ても変わらない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。