第23話 SR マシンダガン・ユウバ
おはようございます。
投稿です。
……おおおおおおっ!……
……SR!? ……
……SRだぞっ!……
……お客人が参戦!? ……
……異界の客人が参戦だあああっ!それもSRだぞ!……
……最高の切り札!……
……おいおい、シン・村長確定か!? ……
……あの客人、女神チャウさまと女神グネさま、二神の加護持ちだぞ!……
一気に爆発するドワーフの村住人達!
その歓声は魔力となって、周囲に轟く!
……ボンの悪運、尽きないねぇ……
……なにゆえボンに協力!?……
バトルフィールドの歓声は、上座の観覧席より凄まじかった。
もう、うるさいレベルである。
*戦勝祝いか?*
女神チャウの右横に現われる風を纏った女性。
*それにしては騒がしすぎだぜ、お静かに願えませんかぁ?喧騒はキライでね*
そして左に現われる弓を背にした女性。
両名とも膨大な魔力を持ち、見るからに異様だ。
*なに?お祝いでもしてくれるの?*
見向きもせず言葉を投げる女神チャウ。
*今回は負けたが、次は勝つぜ!*
その眼は鋭く、女神チャウを睨む。
睨んだ右の女性は、草原の花と呼ばれる女神シュウ。
長身で髪は短く、その動きは体育会系に見えなくもない。
*ユンちゃんは、お二人に勝ちましたけど?*
弓を携える女性は、草原の弓と呼ばれる女神ユン。
三女神の中で一番小さく、三つ編みの可愛い女の子である。
だが、その目は鋭く、勝気に満ちている。
*ユンちゃんは知りたい、あのカード誰ですの?SR?まさかチャウのカード?*
*私ではない、あれはグネのカードよ*
無言で、驚きの表情をする二神。
*ネグゥ?どこから拾ってきた?次のバトルは……面白くなりそうだな!*
*どうかしらぁ?グネは嫌われ者ですの、ゲスト枠に誰一人入らないしぃ、どんなに強いカードを連れてきても、グネは負けますの*
そう言いながら、SRマシンダガン・ユウバを見つめ続ける女神ユン。
*何用?あなた達、民はどうしたの?戦勝、祝ってくれないの?*
面倒くさげに尋ねる女神チャウ。
そして皮肉もちょっぴり。
*これだけの騒ぎと魔力、ユンちゃんは、ちょっと見に来ただけですの*
*そうそう、あのフィールド、簡易フィールドだろ?RとかSRとか、これ以上増えたら壊れないか?*
そう言ってこの二人はチャウを睨む。
**えっ!?**
その腕に抱かれている白と黒模様のネコ。
*そ、それは!?絶滅した草原ダイガガ(タイガー、虎です)の子供か!?*
驚く女神シュウ!
*ち、違いますの!こ、これは伝説のヌッコよ!ユンのヌッコ!*
*な、なにぃ!あのネッコかっ!?*
*ネコよ*
*チ、チャウ、よこせ!抱っこさせろ!*
*ふん、イヤよ*
*それ!ユンちゃんにくだぁい!*
そんな騒ぎを知るよしもなく、マシンダガン・ユウバは状態を記録し始める。
ステータスは全てダウン、まさにレベル1である。
「ほう、命令系統に、あの村長の息子が割り込んでいる」
《状態はベストどころか、体内反応は約3倍よぉ!これ絶対テンション上がるぅ!魔力による制御とカード化の再構築、腰の蛇さん部位の適合が68パーから100パーになっているぅ!》
「ベビィの祝福で、かなりパワーアップしたが、カード化で生体結合まで上がるのか?」
〔なるほど、我を瞬時にカード化、バトル用に書き換えたと?まさに女神世界ならではの荒技じゃなぁ……この書き換え時にクラス判断しているようじゃ、われはSR級か……ということは、我の全データーを解析していると見ていいか?〕
*そこまではできません*
〔だれじゃ!?〕
*返答はしないで下さい、女神達に気づかれます*
〔!?〕
*彼女達はSSRを探しているのです*
探す?目的はなんだ?
*カード化しないとSSRの存在が分かりません、彼女達は遙か昔からこのシステムでセブンス・ドワーフを探しているのです、目的は不明です、異界の魔女さま、どうか、ご注意を……*
注意?注意しても向こうは遙か上位存在、まぁ中には女神グネのような者もいるが。
〔……忠告だけして、消えたか?何者だ?まぁ気にしてもしょうがあるまい〕
カード状態になったマシンダガン・ユウバは村長カラビンの子の制御下に入った。
入った、はずであった。
「あ、あんたSR!?」
「ああ、お前、名はなんと言う?」
「リリーアキビン、次の村長になる者だ!」
「威勢だけはいいな?覗きのゲス野郎はクズだ」
「……容赦なしだなぁ……なんでオレに?」
そう言ってユウバの豊満な部分をガン見するアキビン。
「勘違いするな、女神チャウに煽られただけだ。だが親を超え、村長の座を奪おうとするお前の野心、面白し!手を貸してやろう」
「礼をいう、ありがとう……だけどさぁ」
「なんだ?」
「おれ、制御出来るのRまでなんだ」
「……は?」
次回投稿は明日の朝を予定しております。




