第4話 放浪する二人2
おはようございます。
投稿です。
マシンダガン四天王仕様は特殊機体である。
四天王を名乗るだけあって、その性能は他機を軽く凌駕する。
それもそのはず、この機体は異界侵略用の機体なのだ。
異界ゲート出現と同時に、パンクザスチーム共和国から送られてきた機体。
目的は異界ゲートの調査とされているが、本音は異界ゲートに飛び込み、他月世界を探査、侵略せよ、である。
そのため、あらゆることを想定し、装備条件を満たすモノは全て積み込まれた。
ユウバが雷神王に破壊されたとき、同僚から攻撃されたのは、これが理由である。
一の賢者に解析でもされたら、極秘技術全てがコピーされてしまう。
パンクザスチーム共和国の権力者、技術者にとって一の賢者は恐ろしい存在なのだ。
事実、生き残ったユウバは、一の賢者の医療ポットでその機能の殆どを再生回復している。
きっと今頃、四月世界の一の賢者は、嬉々として医療ポットの解析をしているに違いない。
今のユウバは、パンクザスチーム共和国の最高技術で作られ、スノーホワイト国の一の賢者によって改良された機体なのだ。
そして、誰からの制御も受けない、自由な戦士。
彼女を呪縛するものは何も無いのだ。
腰の両側から、推進器が現われ、背中にはエネルギー収集パネルが展開する。
推進器は轟音と共に起動し、ユウバをドラゴンの元に導く!
一気にドラゴンとの間合いを詰めたユウバは、その拳で一撃!
ばちこーん!と巨大なドラゴンの顔面をぶん殴る!
首、とれるんじゃね?と思うくらい急角度に曲がるドラゴンの首!
ああ、ここは急角度にひん曲がるドラゴンの首、と表現した方がいいのか?
そしてその口から吐き出される大量の土砂と赤子。
ピッ、とセンサーが反応し、右手から小型の針が発射される。
針は周囲のエレクトロン、プロトン、エーテル等を吸収し、生体ジェルを発生させ、赤子を包み込む!
ドラゴンは回転し、倒れ込むように見えたが、その巨大な尾で反撃してきた。
《勝てないようっ!勝率さんぱちだよ!?》
《うるさい、黙れ!》
逃げようよ、と提案し続けているノーマルモード・ユウバ。
ざけんな!赤ちゃん見捨てられっか!と怒り狂うバトルモード・ユウバ。
《勝率?んなもん関係ねぇ!確率は全て二分の一だっ!》
《は?》
《勝つか負けるかだっ!》
《引き分けは?》
《負けだ!》
《んじゃ、このバトルはどうなのよ!》
《知るかっ!バトルは確率じゃねぇ!根性と勇気だっ!》
《はああああっ!?》
おわた。
ノーマルモード・ユウバは、そう思った。
バトルモード・ユウバは、冷静沈着だったはず。
少なくとも雷神王と戦ったあの時は、こんなんじゃなかった。
どうも電脳呪縛が解けてから、性格が変質した?
いや、もしかして、これが本来の彼女なのだろうか?
「ルェエエエザアアアアアーソォオオオオオドオオオッ!」
右腕に、光り魔法と収集パネルで集められたエネルギーが集う。
高エネルギーで右腕は溶け始めたが、見事にその光属性の剣はドラゴンの尻尾をぶった切った!
「グオオオオオオッ」
思わぬ攻撃に、距離を取り始めるドラゴン。
《今だ!》
バトルモード・ユウバは素早く判断し、赤子を包んだジェルと切られたドラゴンの尻尾を引っ掴む!
「ずらかるぞっ!」
かけ声一つ、全速力で後退し始めた!
ドラゴンが気が付いた時には、もう遙か彼方である。
《に、逃げたぁ!?》
《ばぁあか、逃げるが勝ちなんだよ!》
《言ってることと行動がメチャクチャよぉ!それに何?ドラゴンの尻尾!?どうするのよこんなモノ!》
《この尻尾は未知の金属を含んでいる!レーザーソードが刃こぼれした》
《レーザーソードが刃こぼれするわけないじゃん!》
《それがしたんだよ!だから持ってきた!それと食料だ!》
《……え?これ食べるの?》
《赤ちゃんがな》
《あ、赤ちゃんはお肉食べないよ!》
《じゃぁさ、何食べるンだ?》
《そりゃ、おっぱいでしょう?……!》
《そ、私がこの肉食べて、体内工場で血液作って、乳腺に通す!母乳の出来上がりだ!》
段々と高度が落ちてくるユウバ。
《あ、あと三秒で落下よ!》
《へへっ!逃げ切ったぜ!私の勝ちだっ!》
ちゅどおおおおおおん!
バトルモード・ユウバは、どこか知らない森に落下した。
今回はここまでです。
面白し!と思われる読者諸氏!
登録評価よろしく。
今日はバイト先の懇親会です。
なんと、幹事はバイトの私。
をい、社員!なにバイトに幹事させてんねん!
居酒屋の手配に人数集計、回覧板まで時間外に作らせるとは!ぷんぷん!
さらに明日から連勤!
すみません、投稿遅れると思います。
出来れば、毎日投稿したいのですが。




