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赤い目の少年冒険譚  作者: MAYAKO
第一章 四月世界

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第70話 対面     

おはようございます。

投稿です。


「ナァーオゥ」


 琥珀色のネコの目が、一の賢者と副長を捉え、鏡の中の女神を睨む。

 どうもこの3名を快く思っていないようだ。


 白黒ネコは大きな伸びをすると、全身が赤い光に包まれる。

 いや、包まれると言うより、赤い光りが吹き出した感じだろうか。


 そして、その姿が輪ゴムのように引き延ばされる!それは鞭のようであり、まるで凶器だ。

 引き延ばされたネコは、徐々に人の形をとり始める!

 髪はグレーで切れ長の眼、そしてその目は宝石のルビーのように紅い。

 顔が見えたのはその時の一瞬であり、白黒の模様は赤い眼の仮面に成り、少年の顔に覆い被さる。


 白黒ネコは、小柄な少年になった。


 それと同時に、鏡の中の少年は白黒ネコに変わった。


「おっと、マッパはダメだったな、えっと子ネコをイメージ、っと」


 白い衣がふわりと現われ、少年の身を包む。


「へへっ、できるじゃん!ドリに見せてやりたいな!」


 その姿を、目を見開き見つめる一の賢者と副長。

 雷帝は斜に構え一言、言い放つ!


「雷帝退場!」


「「「?」」」


(……若『登場!』もしくは『推参!』です……パーフェクトではありませんな……)


「……ゴンザ、俺もう帰る」


「ま、待たれよ!雷帝殿!」


 そう引止めたのは一の賢者。

 どこから聞いていたのだ!?どの時点から?

 一の賢者は焦った。


「ふふっ、ねぇ?一の賢者、私の言った通りでしょう?雷帝君、引き寄せられたでしょう?」


 ふふん、と胸を張る女神グネ。


「ゴンザ、ここに女神と天使?それにあまり偉くないような賢者がいるけど?どうもこの鏡がゲートみてぇだ、割っていいか?ゲートは危険過ぎるよな?」


 一気に魔力が膨れ上がり、両の腕が放電し始める!


「ま、待って!雷帝君!君、お母さんを助けたいのでしょう!」


 慌てる女神グネ。

 ゆっくりと一歩踏み出す雷帝。


「ゲートを閉じるのが最優先だ!話しはその後聞いてやる!」


 副長は戸惑った。

 止めることはできるか?このまま見逃していいのか?

 ナリ家の守護者は、エリ・ナリの守護を第一としている、他は判断が鈍るのだ。


 瞬時に鏡の前に移動し、正拳突きを叩き込む!

 雷帝は女神グネの話しなど聞いてはいない。

 この世界にあってはいけないモノを、ただ破壊するだけだ!


 バキイイインッ!


 一の賢者と鏡が吹飛ぶ!


「なんでじいさん!邪魔するんだ?」


 咄嗟に一の賢者は最大出力で鏡の前に魔法障壁を作ったのだ。


「こ、この鏡は帝国民や聖女、呪われた人々を助けることができる!」


「ああ、あの帝国の呪いかぁ?でもそれって、ハッタリじゃねぇのか?」


 鏡が震え、女神グネが豹変する。

 顔付きが変わり、傲慢さが漂い始める!


「我をハッタリと申したか!?母を助けたくば、我、女神グネに従え!」


 声色も変わり、最早従うと確信しての言葉である。

 女神グネは、凄みのある笑みを深々とその顔に刻む。


「イヤだね」


「なんと!断るだとおっ!?お前は母に会いにここまで来たのであろうが!」


「その通り」


「なぜ断る?」


「バカかてめぇ?会わせろや、まずはそれからだ。そいつが本当の俺のかーちゃんかどうか見極めてからの話しだ!」


「今までの話しを聞いていたであろう?お前は雷神王と聖女の子供だ!そこにいる一の賢者はお前の曾祖父だ!」


(ゴンザ)


(何でしょう?若?)


(ひいそふ、ってなんだ?じいんさんのことか?)


(……時期到着します、暫しお待ちを)


次回投稿は未定です。


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