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赤い目の少年冒険譚 (2025.05)  作者: MAYAKO
第一章 四月世界

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第66話 対マシンダガン     

こんばんは。

木曜日の夜です。

本来ならば23時20分なのですが、速くできましたので、

この時間の投稿になりました。

眠いから早くなったのではありません。



「おい、ごら!ダメだろう、戦っている仲間に対してその言葉は!」


《はぁ?》


「こいつは最初の一撃は見事にい(・)な(・)し(・)た(・)、このワシのコブシを、だ!」


《それはお前がポンコツだからだ!》


「いや、膝は完治した」


《戯言だ!戦士は勝っても負けてもダメージを受ける、お前はダメージの塊だ!》


「ふん、他の傷も、首も肩も肘も痛みがないし、思うように動いてくれる、あいつは大破したが、一度はわしの攻撃を回避した、誉めてやれや!」


 好戦的な雷神王、実は畏敬の念を忘れない。

 上空2機の球体に、無数の光りが生じる。


《戦いは、結果が全てだ!》


 降り注ぐ光り魔法、レーザー攻撃!


《壊れた身体で回避できるか!?雷神王!》


「まぁそれが、癒やされたんだよなぁ、雷帝殿は一体、何者なのだ?」


 雨のようなレーザー攻撃は、雷神王に擦りもしない。


《バカなっ!?ロックオンしているのだぞ!》


 そこに半壊したマシンダガンが、雷神王に挑んできた。


《くっ、この程度!》


「挑むか?」


 ならばと容赦無く本気で相手をする雷神王!

 マシンダガンにハイキックを叩き込む!


 バキイイインッ!


 装甲が飛び散り、上半身が千切れ、吹飛ぶ!

 ブチブチと生命維持コードが分断され、メイン・フレーム(骨格)が破壊される!

 流れ出る色とりどりの液体、黒や青、緑、潤滑油もぶちまけ半ば機械と化した戦士は大地に叩きつけられた。


《ぐはっ!!》


 ケンタウロス型マシンダガンはバラバラになり動かなくなった。


 いや、小さな駆動音は聞こえるが、それだけである。


(これは、ゴーレムと言うよりは半機械人だな、ああ、こいつがマシンダガンと言うヤツか……しかし……)


「酷い臭いだな、油か?」


 ジュウジュウと白煙を吹き出すマシンダガン。

 突進してきたもう一機は皇帝騎士団が相手をしていた。


「よくもまぁこれに攻撃を当てたなぁ、わが陛下はっ!」


「擦りはしても、クリーンヒットしないっ!こんなにデカブツなのに!」


 次第に追い込まれる皇帝騎士団のメンバー。

 剣も弓も槍も全て回避される!


「おい、お前ら、修行が足りんぞ!見ておけ!こうするのだ!」


 ピピッ、と響く電子音。


《右足の移動、肩の力、右と見せかけて、左のストレート!見えるのだよ!愚かな王!》


 嬉々として球体をぶっ飛ばす雷神王!


 ドゲシイイイッ!


《なっ!?》


 読みが、全てハズレる。


「おいおい、最弱四天王とやらは、一度目だけは避けたぞ?」


 そこに群がる皇帝騎士団!


 球体は異常音を響かせながらも変形し、ケンタウロスの形をとった。

 盾と槍を装備したケンタウロス型マシンダガンは、雷神王に優るとも劣らない動きで皇帝騎士団を圧倒する!

 次々に倒されていく皇帝騎士団。


「おいおい、オレ様の前で無様だな?気合い入れんかいっ!」


 そこにどさっ、と落ちてくるグリフォン2匹と二人のグリフォンライダー!


「ちっ、まともに戦えるのはオレとメグだけか?」


 ドオオオオオオオオンッ!


 夜空に火球が広がる!


「どうした?スチールの新型!私の矢は通らないのではなかったの?」


《こやつ!》


 完全に破壊される2機目の球体マシンダガン。

 バラバラと地上にバラ撒かれ、その活動を止めた。


 四天王はコンビになる。


《なぜだ!?なぜ回避できない?データーは揃っているのに!たかが矢だぞ!》


「陽炎という技だ」


《!?》


「これを使うと、オレさま本人にもどう動くのか分からん。だからお前達に予測できるわけがない!」


《何を言っている!?》


「この技、極めるのが難しくてなぁ、要は一瞬にして全ての技を忘れるのだ」


 雷神王は、虫の息の皇帝騎士団達に聞かせているようである。


「今まで修行をして積み上げてきた技を忘れる、そして忘れた技を意識せずに使う」


《不可能だ!》


「可能だ!」


《戦場で技を手放すなど、それは死に繋がる!》


「メグ、もう一度証明して見せろ!」


「はい!おとうさん!よくも部下を落としてくれたわね?あと2機!そっちはお願いね!」


「おお、任せとけ!」


 今回はここまでです。

次回投稿は明日の朝を予定しています。

では、皆様、おやすみなさい。

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