第67話 決着
おはようございます。
投稿です。
任せておけ!とは言ったものの、雷神王は上空のヤツがリーダーと見ている。
(メグにはちと、荷が重いか?右近と左近が魔法でバックアップしているようだが、メグの陽炎では……)
ヒュン!
《俺を前によそ見か?》
槍が雷神王を掠める。
「どうした?当たらねーぞ?四天王!」
《チッ!》
「お前達はデーターだけを使っている、視野が狭いのだ。それだけでは勝てぬ相手がいる」
《自分だと言いたいのか!》
計算された槍の連続攻撃!だが擦りもしない。
「いや、ワシよりも強ぇヤツがいる、上には上がいるのさ……さて!」
その槍に巻き付くように雷神王が間合いを詰める!
実際、腕が伸び、槍に巻き付くように見えるのだ!
《なっ!?》
「この技、データーも名前も揃っているだろう?なぜお前は回避できない?」
《ま、巻き撲ち!》
「そうだ、これが奥義、紅蛇巻き撲ちだ!」
バキインッ!
槍が巻き上げられ、渦のような拳が重くヒットする。
衝撃は全身におよび、盾は割れ3機目のマシンダガンが粉砕される。
雷神王は粉砕されたマシンダガンを足蹴にし、上空の球体に迫る!
(やはり、あの最弱と呼ばれた四天王が一番強い。あいつは下半身を犠牲にして上半身を逃がした。爆発しなかったのは、生き残るためか?それにしてもこいつら、周囲を探っているようだが?)
ドオオオンッ!
足下で燃え上がる3機目。
《生身で空中戦だと!?》
跳躍で、メイグ姫のグリフォンに列ぶ雷神王。
「あまり見せない技だが、スチームのデーターにあるか?メグ、右近、左近、足場を作れ!」
《!?》
「はいっ!」
空中に発生する無数の魔法陣。
《な、なんだこれは!?》
「初見か?動く足場だ!」
魔法陣を蹴る度に、雷神王は速さを増し、ついには音だけになる。
《!?》
「ステータス移動じゃねぇぜ!」
その攻撃は、同時に八方向から行なわれたように見えた。
ベコベコと凹み割れていく球体のマシンダガンの表面。
《こ、この程度の打撃!》
口ではそう言うが、全て想定以上の攻撃である。
ピピッ。
球体内に電子音が響く。
《重力波と空間の歪み、測定完了したか。本国へ帰還だ!座標は表示しているここだ!早く回収しやがれ!》
激しく雷神王と攻防しながら、本国と繋がる球体のマシンダガン。
「本国とお喋りか?余裕だな?」
《お前程度!》
「陛下、本国と繋がったようです」
落とされたドラゴンライダーの一人が陛下に告げる。
よく見ると右近である。
もう一人は左近で、重傷のようだ。
《光点が2つしかないが?残りの2つはどうした?》
《オレとユウバしか残っていねぇ、ユウバは上半身だけでもうダメだろう》
《ならばユウバを破壊し、共振装置をフル活動させろ!回収してやる》
「おい、なにをコソコソ話してやがる?」
《俺のパーツは他機と比べて、スペシャル仕様だからなぁ雷神王、あんたの馬鹿力でも簡単には壊せねぇぜ!》
バシュ!と球体マシンダガンから槍が放たれる。
「!?」
槍は下方へ向い、あっさりと最弱四天王を貫き、串刺しにする。
《あぐっ!》
最弱四天王と呼ばれていたユウバは、身体をビクンと震わせると、動かなくなった。
「口封じか?気に入らねぇなぁっ!」
《貴重なデーター感謝するぜぇ!この重力波と歪みを解析すれば異界ゲートに近づける!再現できればゲートの製作も!》
「できるか?」
そう言って、軽く一撃をヒットさせる雷神王。
ドゴオオンッ!
《!?》
同時に共振が起り、空間に吸い込まれるように消えていく球体のマシンダガン。
「おとうさん!逃がしたの!?」
「いや、手応えはあった、おそらく生きてはいまい」
結果は雷神王の言うとおりであった。
共振装置と膨大な魔力を使う呪符、この2つの組み合わせで空間を繋ぎ移動させる、パンクザスチーム共和国。
その離発着ポートに現れた隊長機の球体マシンダガン。
現れた瞬間、打撃によって送り込まれた雷属性の魔力が発動する!
魔力解放され、周囲を呑み込んでいく雷属性の魔力。
その魔力は離発着ポートを半壊させ、球体マシンダガンをバラバラにした。
今回はここまでです。
次回投稿は未定です。




