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赤い目の少年冒険譚 (2025.05)  作者: MAYAKO
第一章 四月世界

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第67話 決着         

おはようございます。

投稿です。


 任せておけ!とは言ったものの、雷神王は上空のヤツがリーダーと見ている。


(メグにはちと、荷が重いか?右近と左近が魔法でバックアップしているようだが、メグの陽炎では……)


 ヒュン!


《俺を前によそ見か?》


 槍が雷神王を掠める。


「どうした?当たらねーぞ?四天王!」


《チッ!》


「お前達はデーターだけを使っている、視野が狭いのだ。それだけでは勝てぬ相手がいる」


《自分だと言いたいのか!》


 計算された槍の連続攻撃!だが擦りもしない。


「いや、ワシよりも強ぇヤツがいる、上には上がいるのさ……さて!」


 その槍に巻き付くように雷神王が間合いを詰める!

 実際、腕が伸び、槍に巻き付くように見えるのだ!


《なっ!?》


「この技、データーも名前も(そろ)っているだろう?なぜお前は回避できない?」


《ま、巻き撲ち!》


「そうだ、これが奥義、紅蛇巻(こうだまき)()ちだ!」


 バキインッ!


 槍が巻き上げられ、渦のような拳が重くヒットする。

 衝撃は全身におよび、盾は割れ3機目のマシンダガンが粉砕される。


 雷神王は粉砕されたマシンダガンを足蹴にし、上空の球体に迫る!


(やはり、あの最弱と呼ばれた四天王が一番強い。あいつは下半身を犠牲にして上半身を逃がした。爆発しなかったのは、生き残るためか?それにしてもこいつら、周囲を探っているようだが?)


 ドオオオンッ!


 足下で燃え上がる3機目。


《生身で空中戦だと!?》


 跳躍で、メイグ姫のグリフォンに列ぶ雷神王。


「あまり見せない技だが、スチームのデーターにあるか?メグ、右近、左近、足場を作れ!」


《!?》


「はいっ!」


 空中に発生する無数の魔法陣。


《な、なんだこれは!?》


「初見か?動く足場だ!」


 魔法陣を蹴る度に、雷神王は速さを増し、ついには音だけになる。


《!?》


「ステータス移動じゃねぇぜ!」


 その攻撃は、同時に八方向から行なわれたように見えた。

 ベコベコと凹み割れていく球体のマシンダガンの表面。


《こ、この程度の打撃!》


 口ではそう言うが、全て想定以上の攻撃である。


 ピピッ。


 球体内に電子音が響く。


《重力波と空間の歪み、測定完了したか。本国へ帰還だ!座標は表示しているここだ!早く回収しやがれ!》


 激しく雷神王と攻防しながら、本国と繋がる球体のマシンダガン。


「本国とお喋りか?余裕だな?」


《お前程度!》


「陛下、本国と繋がったようです」


 落とされたドラゴンライダーの一人が陛下に告げる。

 よく見ると右近である。

 もう一人は左近で、重傷のようだ。


《光点が2つしかないが?残りの2つはどうした?》


《オレとユウバしか残っていねぇ、ユウバは上半身だけでもうダメだろう》


《ならばユウバを破壊し、共振装置をフル活動させろ!回収してやる》


「おい、なにをコソコソ話してやがる?」


《俺のパーツは他機と比べて、スペシャル仕様だからなぁ雷神王、あんたの馬鹿力でも簡単には壊せねぇぜ!》


 バシュ!と球体マシンダガンから槍が放たれる。


「!?」


 槍は下方へ向い、あっさりと最弱四天王を貫き、串刺しにする。


《あぐっ!》


 最弱四天王と呼ばれていたユウバは、身体をビクンと震わせると、動かなくなった。


「口封じか?気に入らねぇなぁっ!」


《貴重なデーター感謝するぜぇ!この重力波と歪みを解析すれば異界ゲートに近づける!再現できればゲートの製作も!》


「できるか?」


 そう言って、軽く一撃をヒットさせる雷神王。


 ドゴオオンッ!


 《!?》


 同時に共振が起り、空間に吸い込まれるように消えていく球体のマシンダガン。


「おとうさん!逃がしたの!?」


「いや、手応えはあった、おそらく生きてはいまい」


 結果は雷神王の言うとおりであった。


 共振装置と膨大な魔力を使う呪符、この2つの組み合わせで空間を繋ぎ移動させる、パンクザスチーム共和国。


 その離発着ポートに現れた隊長機の球体マシンダガン。


 現れた瞬間、打撃によって送り込まれた雷属性の魔力が発動する!


 魔力解放され、周囲を呑み込んでいく雷属性の魔力。

 その魔力は離発着ポートを半壊させ、球体マシンダガンをバラバラにした。


 今回はここまでです。

次回投稿は未定です。

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