第54話 血縁者
こんばんは。
今回は文章少ないです。
残り半分は明日の朝投稿予定です。
「ふ、副長!こ、これは何だ!?気力の充実?洗脳か?有り得ないことだぞ!」
「これは聖女の祝福です!なぜ雷帝が!?」
「な、なぜ聖女の術が使えるのだ!?あいつは立派な男の子だろ!?」
ここで周囲の目が雷帝ではなく、エリ・ナリ隊長に集まる。
(ん?なんで視線が私に集まるのだ?ここは雷帝では……?)
(……レポートですよ、隊長)
察しのいい副長が耳打ちする。
(はぁ?)
レポートがどうした?とそれどころではないだろう?と思う副長。
「!」
高揚した気分は、一気に下がる。
(あ、あの報告書のことかっ!?な、なんで一般街民が知っているのだ!)
(そりゃ隊長、この街での出来事ですから、みんな知りたかったのでしょう、雷帝と炎帝は国民的アイドルですし)
(アイドルだと!?)
(言葉を変えるなら幻影ですかね)
(幻影だと?幻などではない、ならばあいつは……)
聖女の力が使える男の子、それは?
「雷帝は聖女の血縁者か!?」
このエリ・ナリ隊長の一言に、動きがピタリ、と止まる雷神王。
(赤い眼、ワシと同じ属性、こいつの性格…………まさか……あの時の子ではあるまいな?だがこの魔力、四月世界の住人とは思えん!メグは私の子ではないかと疑っていたが……)
静かに広まった癒やしの光りは、静かに消え去った。
残ったのは、元気100……じゃなくて、数十倍の住人達。
みんな活力に満ち、踊り出す者、歌い出す者が現れ始めた。
ゴンザはゆっくりと雑貨屋を出て、若を目指した。
(誰だ?若の力を解放した者は?イッカイ殿か?)
同じ頃、駐屯地で勇者御一行のカプセル調整していた一の君。
特別に誂えた一の賢者専用のラボ。
そのラボに突然、銀色の魔法の襲来である。
「雷精か!?しかも何だこの量は!」
周囲は高濃度の魔力に包まれ、更に上昇していく!
愕然とする一の君。
(何者だ!?聖女の祝福!?それも聖属性ではなく雷属性!?孫の仕業か?いや、あのガキにこれほどの力は無い!では帝国の者、聖女か!?いや、聖女は不在、その地位は空席だ!)
周囲の医療ポットは次々に解放され、中から魔力に満たされた者達が出てくる。
次回投稿は明日の朝を予定しています。
これも短いですが、ご勘弁のほどを。
まとめて投稿がよかったかしら?
明日のタイトルは 第54話 異世界からの声 です。




