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赤い目の少年冒険譚 (2025.05)  作者: MAYAKO
第二章 五月世界

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第107話 私の理想     

おはようございます。

投稿です。


 どんな私になりたい?

 私はどうなりたい?私の理想は?


 そう、強くなりたいっ!

 心も!身体も!


 無理だって言われても、諦めたくない!


 コジリンは振り返る。


 散々無理だ、お前にはできない、と否定だけされ続けた日々。

 愚か者、拗らせ、忌み子、それが当り前の世界。

 いつしか自分は役に立たない、何も出来ないのだと自分に言い聞かせた。


 いつもコジラセばかり。


 周りも私も、コジリンは拗らせと言い続けた。

 自分に自信なく、動いても結果は思うようにならない。

 努力しても笑われる。

 世界が私を否定している。

 そう思った。


 事実、私の活躍の場所はカードだけだった。

 そのカードでさえ……。


 今はどうだろう?

 あの頃より変わったか?

 大きくなったであろうか?

 その、色々と。

 胸やお尻は大きくなったけど、心は固まったままだ。


 強くなりたい。

 ああ、まずは思うことだ!

 そして思うことを、行動することに移さなければ!

 どうしたら強くなれる?


 ご主人さまは?電くんは?

 始めから強かったのか?才能か?努力ってなんだ?

 私ではダメなのか?


 ん?おかしいぞ?


 なんで私は自分に言い聞かせてきたのだろう?

 自分は駄目なヤツ、忌み子だと。

 ああ、そうだ、まずは自分に言い聞かせることをヤメにしよう!

 他のいいことを、言い聞かせるのだ!

 頑張れる、進める、強くなれる!

 なれなくても、この世界で生きていく限り、止まるわけにはいかない!


 それは怒りであろうか、コジリンに力が漲り始める。


 どんな私になりたい?

 ご主人さまのように、電くんのように!出会った勇者さまのように!

 皆を助けられる存在になりたい!


 コジリンの想像力は拡大する!


 ああ、昔話の騎士団の団長みたいになりたい!

 助けを求められれば、必ず助けに向う勇敢な騎士になりたい!

 部下に信頼される揺るぎない力と人柄!

 あるいは旅をして、皆を助ける剣豪になりたい!


 無い物ねだりを皆笑うだろうか?


 笑いたいヤツには笑わせておけ!

 ああ、沢山の仲間がほしい!


 一人はイヤだ!


 宣言する!ここに誓う、私は一隊の隊長になり、皆を救う存在になってみせる!

 その考えは留まることを知らず、膨れ続けた。


 大地を駆ける聖獣に跨がり、大空を舞う神獣を駆る!


「コジねぇ、いっぱい食べたね」


 ん?

 と、コジリンは現実に引き戻される。

 いつの間にか、雷蛇に代わっているお世話役。


「あ、かあちゃん?かあちゃんだったら向こうでカラビン村長やガンジョさんと、お酒呑んでいるよ」


 現実は冷たい。

 今のコジリンは、一人でご飯も食べれない。

 そう、トイレもだ。


 そっとコジリンを抱きしめる雷蛇。


 ……!?……え!?……


 雷蛇との間で押し潰されるコジリンの乳房。


 ……え!?……


 とんとんとん、と背中を優しく叩き始める雷蛇。


(えええ!?も、もしかして、私、赤ちゃん扱い!?)


 今更ながら気が付くコジリン。

 女性として見られていない?

 それはそれとして傷つくんですけど?

 魅力ない?ひどくない?


 とんとんとん。


 優しく叩かれる背中。


「ぐええええええええっぷ」


「おお、コジねぇ、いいゲップでたね!」


 コジリンは思った。

 これはもう、電くんと添い遂げるしかあるまいと。


 どんなに理想が高くても、志よと勇んでも、私の現実はこれだ。


 今回はここまでです。

次回サブタイトル、投稿、未定です。

なーんも出来ていません。

さて、今から文章作って間に合うかな?

毎回ご愛読ありがとうございます。

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