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赤い目の少年冒険譚 (2025.05)  作者: MAYAKO
第二章 五月世界

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第100話 プリポーズではありません     

おはようございます。

投稿です。


「異世界の勇者さまは、どちらへ?」


 カブトムシ村長がマシンダガン・ユウバに問う。

「この四月世界でやることがあるそうだ」


「女神グネさまのところですか?」


《ん?グネ?なんで女神グネ?》


「なぜそう思った?」


「いえ、一部の女神さま達は、地位向上になると手段を選びません。そこで何かトラブルかと?」


「勇者は質問がしたいということだ。内容は……そう、力ある者、その責任についてだ」


「責任ですか?謝罪だけではすまないでしょう?起ったことは取り返しがつきません、被害者にとっては、唯々迷惑なだけで苦しく悔しいだけです。ある意味、責任は取りようがありません」


「ほう、カブトムシ村長、思うところが色々とありそうだな?」


「壊された者、その思いは簡単には消えません。物が壊れる人物が壊れる関係が壊れる、一度壊れると元には戻りません、相当なことがあったのでしょうなぁ」


「世界を渡ってでも伝えたいことだ、村長の立場上色々とご苦労がありそうだな?」


「ふふっ、そうですな、村長は責任ある立場でしてなぁ……なぁカラビン?」


 カラビン村長はレイトルの変形構造を大地に描いていた。


「カブト!うるさい!今ワシはい忙しいっ!……あの動きは……この装甲はそのまま骨格にもなっているのか?……」


 ……村長、一部油圧のようでしたが……

 ……背中のジョイントが球状でした、あれは磁力では……


 ドラゴナイトと納品はもう過去のことらしい。

 今はレイトルの構造に夢中のようである。


「ドワーフ一族は研究熱心だな」


「呆れますかな?ユウバさま?」


「いや、感心するよ、カブトムシ村長、では当初の目的通り女神の祠を目指そうか」


「ご案内いたしましょう、カラビン!どうする?我々は立つぞ!」


「おお、これは失礼致しましたユウバさま、雷蛇さま」


 そう言ってコジリンを見るカラビン村長。

 いつの間にか雷蛇に、お姫様抱っこされているコジリン。


「コジリンが迷惑を……」


《でも、返品は受け付けないんだね》


(ノーマル、口が悪いぞ)


「村長……いえ……はい……」


 言葉が詰まるコジリン。

 だが、穏やかな雰囲気は隠せそうもない。


「迷惑を掛けているようだが、幸せそうだな」


「……はい」


「迷惑なんかじゃない!コジねぇは頑張っている!」


「おお、そうですか雷蛇どの」


《いや、今回は逃げ回ってね?》


(ノーマル、それでも献身的にベビィを助けたぞ)


《ちゅーしてラッキーとか思ってね?》


(それは邪推と言うモノだ)


「不幸続きだったが、コジリン、お前は居場所を見つけたのだな」


「……はい……」


「コジねぇはもう不幸じゃない!」


 堂々と言い張る雷蛇。

 獣人族の力は、大きく上回るコジリンを抱き上げてもびくともしない。


「そうですか」


 嬉しく思うカラビン村長。


「そうだよ!コジねぇは、俺が幸せにしてみせるっ!」←素直な気持ち、他意はない。


「……」←バトルモード・ユウバ。

《……》←ノーマルモード・ユウバ。

〔……〕←魔女回路。

「「「……」」」←カラビン村長、他二名。

「「……」」←衛星中継で聞いていた、勇者とレイトル。


「《〔「「「「「う!?うええええええええええっ!?」」」」」〕》」←計八名。


「……そ、そうなのですか……」←コジリン。


「え?俺じゃコジねぇえを、幸せにできないの!?」


「え?あの……いや……その……」


 真紅に染まるコジリン。


 はい、ここでタイトル回収です。

 今回はここまでです。


次回投稿は未定です。

間に合えば定時投稿です。

毎回ご愛読ありがとうございます。

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