第100話 プリポーズではありません
おはようございます。
投稿です。
「異世界の勇者さまは、どちらへ?」
カブトムシ村長がマシンダガン・ユウバに問う。
「この四月世界でやることがあるそうだ」
「女神グネさまのところですか?」
《ん?グネ?なんで女神グネ?》
「なぜそう思った?」
「いえ、一部の女神さま達は、地位向上になると手段を選びません。そこで何かトラブルかと?」
「勇者は質問がしたいということだ。内容は……そう、力ある者、その責任についてだ」
「責任ですか?謝罪だけではすまないでしょう?起ったことは取り返しがつきません、被害者にとっては、唯々迷惑なだけで苦しく悔しいだけです。ある意味、責任は取りようがありません」
「ほう、カブトムシ村長、思うところが色々とありそうだな?」
「壊された者、その思いは簡単には消えません。物が壊れる人物が壊れる関係が壊れる、一度壊れると元には戻りません、相当なことがあったのでしょうなぁ」
「世界を渡ってでも伝えたいことだ、村長の立場上色々とご苦労がありそうだな?」
「ふふっ、そうですな、村長は責任ある立場でしてなぁ……なぁカラビン?」
カラビン村長はレイトルの変形構造を大地に描いていた。
「カブト!うるさい!今ワシはい忙しいっ!……あの動きは……この装甲はそのまま骨格にもなっているのか?……」
……村長、一部油圧のようでしたが……
……背中のジョイントが球状でした、あれは磁力では……
ドラゴナイトと納品はもう過去のことらしい。
今はレイトルの構造に夢中のようである。
「ドワーフ一族は研究熱心だな」
「呆れますかな?ユウバさま?」
「いや、感心するよ、カブトムシ村長、では当初の目的通り女神の祠を目指そうか」
「ご案内いたしましょう、カラビン!どうする?我々は立つぞ!」
「おお、これは失礼致しましたユウバさま、雷蛇さま」
そう言ってコジリンを見るカラビン村長。
いつの間にか雷蛇に、お姫様抱っこされているコジリン。
「コジリンが迷惑を……」
《でも、返品は受け付けないんだね》
(ノーマル、口が悪いぞ)
「村長……いえ……はい……」
言葉が詰まるコジリン。
だが、穏やかな雰囲気は隠せそうもない。
「迷惑を掛けているようだが、幸せそうだな」
「……はい」
「迷惑なんかじゃない!コジねぇは頑張っている!」
「おお、そうですか雷蛇どの」
《いや、今回は逃げ回ってね?》
(ノーマル、それでも献身的にベビィを助けたぞ)
《ちゅーしてラッキーとか思ってね?》
(それは邪推と言うモノだ)
「不幸続きだったが、コジリン、お前は居場所を見つけたのだな」
「……はい……」
「コジねぇはもう不幸じゃない!」
堂々と言い張る雷蛇。
獣人族の力は、大きく上回るコジリンを抱き上げてもびくともしない。
「そうですか」
嬉しく思うカラビン村長。
「そうだよ!コジねぇは、俺が幸せにしてみせるっ!」←素直な気持ち、他意はない。
「……」←バトルモード・ユウバ。
《……》←ノーマルモード・ユウバ。
〔……〕←魔女回路。
「「「……」」」←カラビン村長、他二名。
「「……」」←衛星中継で聞いていた、勇者とレイトル。
「《〔「「「「「う!?うええええええええええっ!?」」」」」〕》」←計八名。
「……そ、そうなのですか……」←コジリン。
「え?俺じゃコジねぇえを、幸せにできないの!?」
「え?あの……いや……その……」
真紅に染まるコジリン。
はい、ここでタイトル回収です。
今回はここまでです。
次回投稿は未定です。
間に合えば定時投稿です。
毎回ご愛読ありがとうございます。




