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赤い目の少年冒険譚 (2025.05)  作者: MAYAKO
第二章 五月世界

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第97話 気まずっ!?      

おはようございます。

投稿です。


「コジねぇ、まずは俺が魔力で包むね、聖女級の魔力だから早く良くなると思う」


 雷蛇が封印している魔力の一部を開放する。


「ちょっと待て、ベビィ!」


 止めようとしたが遅かった。


《なんで止めるのぉ?》


(魔力は直接干渉、接触と同じなのだ)


《あ!そうだったねぇ》


(火の魔力攻撃だったら、火の拳で殴ると同じ感覚、痛感こそ術者にはないが、対象者は確実に相手に殴られたと感じる、だからこの場合は……)


 身悶え始めるコジリン!


「ま、待って……電くぅん……ぜ、全身を!?……そ、そんなぁ……」


(聖女だから許される技なのだろうが、ベビィが使うとなると、これは色々と問題だな)


 全身、超マッサージである。

 コジリンは全身に力が漲り始め、途轍もない安心感と気持ちよさに包まれ……。


「すぴー」


 寝落ちした。


「かあちゃん、コジねぇ寝ちゃったよ?」


「ああ、寝かせとけ、ん?どうしたベビィ?」


「……なんで俺はすぐに元気になったのだろう?」


「それはベビィには獣人族と竜の血が流れているからだろう、一度回復が始まるとあっという間に元の状態だ」


「……バトル向きだね」


 そう言って振り向く雷蛇。

 そこにはドワーフのリリーカラビン村長の姿が。

 綺麗に列ぶ三名のドワーフ。

 先頭は村長だ。


「雷蛇さま、ユウバさま、お約束の品、お持ちしましたぞ」


「お?カラビンか?久しいのう」


「おお、カブトか、久しい?ああ、お前の時間ではそうなるのか」


「ワシはもうこの冬は越せない、お前に会えて嬉しいぞ」


「!……そうか、よい一生であったか?」


「ふふっ、面白き一生であった。今日は納品か?」


「ああ、見るか?ドラゴナイトの弓とナックル、そして剣じゃ!」


「ドラゴナイトじゃと!?」


 お付きの者がカラビン村長に弓を渡す。

 すると、その弓の大きさが、カラビン村長に合わせて変わる!


「な!?か、かあちゃん!形が!」


「ふふっ、これは持つ者に合わせて形を変える武具ですぞ」


「すげー」


 キラキラ目になる雷蛇。


「ユウバさま、どうぞお確かめを」


 と、口では言いながら、もうこの村長さん、レイトルが気になって気になって仕方がないのだ!

 チラ見がガン見に変わる。


「まぁ気になるか」


 ユウバが話し掛ける。


「こ、こちらのお(・)方(・)は?」


 この言葉、レイトルは気に入ったようである。

 そう、ゴーレムを人扱いしているのだ。

 こちらの方、と。


「私は四月世界から参りました、ゴーレム、グレイトール」


「おお、会話ができるとはなんと素晴らしい!」


 ……かあちゃんも喋っているけど?……

 ……まぁ私はカードの時はゴーレム判定だったが、ベースは人だ。そこはドワーフとしてはすぐに分かるのだろう……


「あ!かあちゃん!」


「どうした?ベビィ?」


 突然の声に眉を潜めるユウバ。


「こ、この剣!柄の装飾が!これって!」


 剣の柄には、七色に輝く羽が使われていた。


「おお、雷蛇殿、お気づきか?これは虫食い虫の女王虫の羽でしてな、万病気効くと言われておりますじゃ、我がドワーフ一族の宝、惜しみもなく使わせたもらいましたぞ!」


 ……これって……


 だんだんと困り顔になる雷蛇。


《ちょっと!あっさり手に入ったんですけどぉ!》


 バトルモード・ユウバは思った。

 勇者とレイトルを直視できない!


(気まずっ!)


 今回はここまでです。

次回投稿は未定です。

一行もできていません。

今から頑張ります。

毎回ご愛読ありがとうございます。

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