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赤い目の少年冒険譚 (2025.05)  作者: MAYAKO
第二章 五月世界

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第96話 勇者と雷帝     

おはようございます。

投稿です。


(俺の過去、知っているか?異界に捨てられたんだ)


(……おい、僕にその話、してもいいのか?)


 勇者の言葉を無視し、話しを続ける雷帝。


(んで、その時、俺を助けに異界に飛び込んだ者がいる)


(無謀な……)


(一人は新人のメイドさん、もう一人は……当時、一の賢者の最高傑作ゴーレム)


(グレイトールの一番機)


(そう、形は違うけど動きがそっくりなんだ、まるであいつだ。あ、あつは喋らなかったけどさ……壊れてほしくないんだ)


(ずるいぞ、雷帝!君からそんなこと聞かされたら、カチコミし難いではないか!)


(わははは、勇者がカチコミとか言っちゃダメだろ?それでも行くんだろ?)


(ああ、俺の目的は一言物申すことだからな、そのためにここへ来た。四月世界レッドブーツ帝国の皆の代表さ)


(武器はある?もう暫くするとこの世界のドワーフが、届けてくれるけど?)


(なに?僕に貸してくれるの?)


(やるよ)


(おいおい、いいのか?僕は呪われているんだぜ、それもかなり強力だ、レイトルが抑えているけど、一度解放されたら止められるのは君くらいだぞ!)


(なら、それで行こうぜ)


(簡単に言ってくれるなぁ)


(かあちゃんが弓とか籠手とか頼んでいたけど、あいつらのことだ、剣やら他にも作ってきそうだ、ん?どうした勇者?)


(ショジさん、弱っているようだけど?)


(え?……コジねぇ!?)


 慌てて雷帝は意識を雷蛇に向ける。

 雷蛇は不安の塊になっていた!

 コジリンが動かないのだ!

 介抱しているのはバトルモード・ユウバである。


「従者コジリン、どうした!?」


「す、すみません、ご主人さま、ち、力が、は、入りません……」


 走り寄る雷蛇!


「こ、コジねぇ!?どうしたの!あの薬!?俺に飲ませたりするから!」


「これ、ベビィ、慌てるな!」


「でも、だって!コジねぇが!」


 慌てて抱き起こす雷蛇!


「コジねぇ!しっかりしてよぉ!」


 ガクン、ガクン、と激しくヘッドバンキングするコジリンヘッド!


「電、く、ん、ス、ス、ト、ップ、ス、トッ、プ、ゥ」


(おい雷蛇!止まれ!それ以上揺さぶるなっ!コジねぇが舌を噛むぞ!ごらっ!止まれってばっ!)


「ベビィ!」


 ぴたり、と止まる雷蛇。


「だ、だってかあちゃん、コジねぇがぁ……」


 ぶーん。

 雷蛇の周りを飛ぶカブトムシ村長。


「雷蛇殿、大丈夫ですじゃ、1日もすれば力は戻りますじゃ」


「ほんと?」


「ええ、心配なきよう」


「……お世話する」


「え?ベビィが?」


「コジねぇが、こんなになったのは俺が原因だ!ちゃんとお世話する!」


〔この者は優しすぎる、コジリン、ユウバは雷蛇の弱点だな、さてこれは記録すべきかどうか〕


 魔女回路は気づいていない。

 本来であれば、誰であろうと相手の弱点を嬉々として記録していくのだ。

 彼女もまた、雷蛇の影響を受けている一人。


〔人の弱みばかり記録してどうするのだろう、ワシは……〕


(では雷帝くん、女神の位置はだいたい分かっているんだレイトルが探し当てた)


(行くのか?)


(ああ……ん?)


(お、ドワーフ達が来たようだな、出発はちょっと待て)


 今回はここまでです。

 次回投稿は遅れるかも知れません。

次回投稿は未定です。

ちょっと遅れるかも知れません。

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