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赤い目の少年冒険譚 (2025.05)  作者: MAYAKO
第二章 五月世界

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第95話 雷帝と勇者     

おはようございます。

投稿です。

もう1月5日、早いなぁ。


(聞こえるか?勇者、ありがとう助かったよ)


(ん?雷帝か?気にするな、切っ掛けが欲しかっただけさ)


(切っ掛け?なぜこの世界に来た?もう元の世界には帰れないぞ)


(そうだね)


(簡単に言うなよ、命を粗末にして!)


(この世界に、レッドブーツ帝国の呪縛の元があるのだろう?)


(ああ、そうだ。元は苦しみや悲しみを封印する術だ、コジねぇが同じ術で生き存えている)


(抗議しに来た)


(抗議?……そうか)


 一言漏らす雷帝。

 相手は女神、どこまでその抗議が通じるか分からないが、勇者としては一言、言いたいのだろう。


(相手は女神だぜ、俺達とは考えも行動原理も違う。お前の思った結果には、ならないかも知れないぜ?)


(それでも構わんよ、その時はレイトルの封印を解き、この世界で全力で暴れるさ)


 おいおい、それじゃお前が魔王みたいじゃねぇか!という言葉を呑み込む雷帝。


(おいおい、魔力倍増の勇者を止める存在なんてこの世界にいるか?)


(雷帝、お前がいる、僕が暴れ出したら頃合いをみて倒せ)


(やだね、お前とは戦いたくない。それにお前は暴れたりしないよ)


(何故そう言い切れる?)


(だってお前、勇者だろ?魔王を倒す存在、相手は女神じゃなくて魔王だろ、お前は暴れない、世界で生きている者達を守る存在だからな)


(……僕を高評価しすぎだよ、この呪縛がどれだけの者達を不幸にしてきたか……それは今でも続いているんだぜ、あの四月世界で)


(俺の黒キノコはついでで、抗議がメインということか)


(ふふっ、いい口実をありがとう、雷帝)


(このまま女神のところへ行くのか?)


(ああ、僕なりのやり方でやらせてもらう、君達は女神グネの眷属だろう?彼女との約束を果たすといい)


(同行しろ、勇者、それが確実だ)


 相手は女神、それも月世界を超え、他の世界にまで影響力のある女神だ。

 不敬、不遜、消し去られるかもしれないのだ。


(黒キノコの記録、僕に転送できる?)


(ああ、できるぜ、これだ。これでお前も感染しない、他にもこの世界の記録を送るぜ、参考にしてくれ)


(まさか僕や聖女、ゴーレムの他に、記憶転送ができるヤツがいるなんて)


(まぁ、俺は聖女の子供だしな。聖女の子、と自覚した瞬間いくつもの能力が目覚めた)


(他にも聖女の力が使えると?)


(まぁな、一緒に旅をしようぜ、勇者。女神グネを通して抗議だ、それが一番安全だと思うが?)


(女神グネを信用しているのか?)


(どうだろう?契約の要は聖女の解放だ、俺が望むのはそれだけだ)


(ふふっ、一度解放を覚えれば、聖女はその技を使える、女神級の術を解く力を手に入れる、それを女神はどう思うかな?)


(何とも思わないんじゃねぇか?また新しい術を作れば済むことだ、なぁ勇者、直接抗議はマズい、消されるかもしれん)


(それでも僕は……やけに拘(こだわ)るな?なぜ僕をそう引止める?)


(……いや実はお前よりもレイトルが心配なんだ)


(はい?)


 今回はここまでです。

次回投稿は未定です。

頑張ればどうにか朝投稿できそうです。

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