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赤い目の少年冒険譚 (2025.05)  作者: MAYAKO
第二章 五月世界

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第91話 本領発揮!     

おはようございます。

明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。


「四天王、僕には心に決めた人がいるんだ、その人だけだよ」


 ピピッ、と小さな電子音が響く。

 マシンダガン・ユウバとレイトルの間でデーター交換が行なわれ始めた。

 悲しい顔の勇者。

 勇者が心に決めた人、それは四月世界の聖女。

 助けることができなかった悲しみの象徴。


「だ、そうだ。コジリン、身だしなみはいいが、程々にな」


 ピタリ、と止まる身繕い。


「……そうなのですか」


「ああ、僕はその人だけだ」


「勇者さまは、そんなに雷帝くんが好きなのですね」


「……」←バトルモード・ユウバ。

《……》←ノーマルモード・ユウバ。

〔……〕←魔女回路。

(……)←雷帝。


「はぁ!?ち、ちょっと待ってください!ショジさん!なんで僕が雷帝を!?」


「え?だ、だって命を削ってまで助けに来たのでしょう?カッコよく現われて『よう!雷帝くん!助けに来たぜ!』(←声マネ、以外と上手い)って、あれって胸キュンどころかキュン死ですよ?」


 こじらせコジリン、本領発揮である。


(勇者、すまん、俺はお前の気持ちに応えられん、雷蛇も同じ気持ちだと思うが)


「勇者さま、それ程までに愛おしい存在でしたら、雷帝くんは譲ります。私は身を引きます。ですが電くんは、雷蛇くんはダメです、私の弟……いや、それ以上の存在ですから」


(ちょっと待てコジねぇ!俺も雷蛇も基本同じだぞ!同一人物っ!)


「……ほえ?そうなの?」


 こじらせコジリン、絶好調!


(だいたい同じ身体だろ!どうやって譲るとかするんだよ!いや、そもそも勝手に俺を譲るな!)


「……えっとぉ?」


 だんだんと、話しが見えなくなってくるコジリン。

 そして、自分が何を言っていたのか分からなくなり、どうしようもなくなると、ユウバに話しを振った。


「ご主人さま、どうしましょう?」


「……そのまま、何もするな、今は喋るな。レイトル、このデーターはなんだ?様式がパンクザスチームだ、それも私が失ったデーターを補完している」


「それは後程、いまは遺跡攻略が先です……目的は女王虫の捕獲ですね」


「違う、羽の一部だけでいい、女王虫を捕獲すると残りの虫どもが、どう騒ぎ出すか分からん、目的は羽の一部だけだ」


「……了解、では勇者、行きましょうか」


「そうだね、ショジさん、後で話がある」


 後で話がある→勇者くんはダンジョンへ→多分強くて有名人→女王虫の羽をゲット→この羽が欲しかったら……。


 以上こじらせコジリン思考。


「わ、私は身も心もご主人さまに捧げていますっ!」


「「なんでそうなる!?」」


 覆わず叫ぶ勇者とユウバ。

 最早理解の外の存在コジリン。


「勇者よダンジョンは頼んだ、我々では何もできない」


「ああ、わかったよ四天王」


「それから、コジリンはいいヤツだ、誤解するなよ?」


「……ふふっ、だんだん分かってきたよ、では……行くぞ!レイトルッ!」


「YES MASTER」


 綺麗な発音とともにレイトルは銀の二等辺三角形に変形し、ダンジョンへ向う!


「冷気散布、魔力は僕のを使え!子機、先行!侵入させる!」


「MASTER、メインウエポンの選択を」


「この程度、必要ない」


 壊された虫食い虫の巣に、音も無く飛び込むレイトル!

次回投稿は未定です。

今日からバイトです。

時間がっ!

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