↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
赤い目の少年冒険譚 (2025.05)  作者: MAYAKO
第二章 五月世界

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

160/246

第85話 私が行きましょう     

おはようございます。

投稿です。


 口論にスッ、と入るゴンさん。


「イッカイさん、これは五月世界の住人に任せるのが妥当かと」


「ホントにそれでいいのか?ゴンさんよ?オレはそれでも行くぜ!参謀、用意は?」


「連絡は済みました、医療団、到着次第出発できます」


 フル装備の参謀登場である。


「参謀、お前は残れ」


「は?」


「お前は残って後継者育成、次の王に仕えよ、今までご苦労であった」


「は?……いやですよ、私もお供します」


「ゆるさん、勅命だ、今までオレの我儘に付き合ったんだ、もうオレから自由になれ!」


「では、お手討ちを」


 そう言って、腰の剣を差し出す参謀。


「待たれよ、イッカイさん!」


 ゴンザが止めに入るがイッカイは聞かない。


「緊急ゲートのスイッチはこれか?」


「待っす!イッカイさん!ここはオレが行くっす」


 今まで沈黙していたトッチが動く。


「オレはマシンダガンっす、あっこにいるユウバと同じ。いや性能的にはオレが遙か上位機種っす」


「お前がか?敵将であったお前を信用しろと?」


「できないっすか?」


「できん」


「即答っすか、まぁ仕方ないっすね、ならば暫く待つっす!五月世界の病気、治療方があの世界にあるはずっす、カブトムシ村長や周りの話しを聞いてから判断するっす!」


「イッカイさん、トッチの言うとおりだ、焦ってはいかん!」


 ようやく止まり始めるイッカイの暴走。

 トッチはその様子を見て、思う。

 雷帝は愛されているなぁ、と。


「しかし、どこで感染したっすかねぇ?」


「……」


 ゴンザが最初に気がつく。

 次はイッカイだ。


「あん?誰だ?」


「私が行きましょう、私が適任かと」


 そこにはピカピカの医療ポットが一台、佇んでいた。

 大量生産機の一台のように見えるが、この機体はちょっと違っていた。

 外装は量産機だが、内部は別物であった。


「……やはり、お前、喋るんだな?」


 機械とは思えない流暢な喋り。

 自然すぎる綺麗な発音である。


「はい、イッカイさま、私だけですが」


 グレイトール型2番機、初期ゴーレムの直系機であり、唯一ローアウトした戦闘用医療ポッド。


「現在、私はマスターの最高傑作機。機械である私は病に冒されません、私が適任です」


「しかし、お前、使用中だろ?そのポッドの中には……」


「はい、勇者さまを現在治療中というか、封印中です」


「そのまま異界に渡る?勇者の命、削られるぜ?」


「許可は貰っています、この呪い、元は異界の女神が発祥と聞きました。是非現状を見てもらいましょう、マスター、どうか許可を」


「五月世界の対応待ちだ、対応しきれない場合、行ってくれ」


「はい、了解しました」


「勇者よ、それでいいのか?」


「……かまわないよ、この世界にいるより、異界に渡り僕の使命を果たしたい」


「使命?」


「さっきポッドが言っただろ?この迷惑な呪いの現状を見てもらうのさ」


「相手は女神だぜ、オレ達とは考えや視線が違う。あいつらは虫や鳥、犬、猫、エルフ、ドワーフ、人族すべて同じ一つの命、としてみている。無視されたらどうする勇者よ?」


 そう聞いたのはイッカイである。


「力ある者は、些細なこと、と言って相手にしないかも知れませんぞ?」


「その時は、ポッドから解放してもらい、思う存分暴れるさ、魔力も倍なら大抵のことはできるだろ、なんせ僕は勇者だし、その時は鏡でしっかり記録してくれよ」


 誰がて適任であろうか?

 一の賢者は考える。


 そして鏡の中に、カブトムシ村長が映し出される。


 今回はここまでです。

次回投稿は未定です。

遅れるかも知れません。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。