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赤い目の少年冒険譚 (2025.05)  作者: MAYAKO
第二章 五月世界

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第83話 風土病     

こんばんわ。

投稿です。


「まずは血液を!雷蛇の血液を調べる!コジリンはカブトムシ村長にこのことを!」


「わ、私は大丈夫なのでしょうか?感染していませんか?村長とお話しして、村長に感染したりしませんか?私が電くんを看病したほうが……」


〔お?緊急時にこの判断?こやつ、普段の行動はどこへ行った?〕


 魔女回路はコジリンの評価を変え始めた。


「コジリン、ちょっとチクッとするぞ!」


「え?」


 そう言ってコジリンの手を掴み、血液検査をするユウバ。


《え!?こ、抗体がある!?》


「コジリン、感染したことがあるのか?」


〔これは……〕


「い、いいえ、は、初めて見る病気ですけど?」


〔これは……風土病では?……それもかなり特殊な?女神!どういうことだっ!聞こえているであろうっ!〕


 女神からの返事は一切ない。


〔沈黙?自分達で解決しろと? それともこれは、答えられない質問か?〕


 魔女回路はそこに、女神の存在を感知している。

 魔力的感知なので、場所は精神的な位置だ。

 あえて言うなら、上空から下を見ている感じか?


〔お前達が雷帝と契約し、この世界に呼んだのであろう!この世界に招きながら、この病はなんだっ!説明しろ!〕


(魔女かあちゃん!雷蛇が血で溺れ始めた!俺じゃ身体を動かせない!)


〔チッ!〕


「コジリン!とにかくカブトムシ村長に知らせろ!それからこの症状について知っている者がいたら……」


「分かりました!連れてきますっ!電くん!待っててね!」


「待て!連れてくるのはマズい!まずは感染拡大を防ぐのが先だ!会話は念話を使え!」


「は、はいっ!」


《どうするのぉ?》


「まずは肺に溜まった血を抜く」


《医療関係のデーターはぁ殆どがクラッシュしている、この世界の医療に頼るの?》


「抗体があるんだ、どうにか出来るはずなんだが……」


 雷蛇を抱き起こし、意識を確認する。


「喋るな、今から気管切開をする、マイクロチューブで肺の血を抜く」


「……」


 弱々しくサムアップをする雷蛇。


「ベビィ、獣人族やドラゴンの血が入っているのだ、そう簡単に死にはしない!気をしっかり持てよ……くっ、手が震える!」


《バトルゥ、代わって!私がやるぅ!》


(魔女かあちゃん)


〔なんだ雷帝?今、データー収集で忙しいっ!〕


(オレ、聖女の力が使えるのに、なんでこうなったんだ?聖女の癒やしがこの病気に全然効果ないんだ)


〔!……なんだと!?〕


 確かにそうだ、こいつは聖女の力が使える稀な存在、そいつが病?

 この病はなんだ!?

 魔女回路は更に混乱していく!


 そしてこちら側も、大混乱に陥っていた。


 そう、女神の鏡を通して見ていた四月世界の面々である。

 一の賢者のラボに怒号が響く!


「助けに行くぞ!じじぃ、異界ゲートを開け!」


「お前が行ってどうなる?落ち着けイッカイ!……いや今は雷神王か」


「うるせぇー参謀、医療チームを組めリーダーはオレだ!」


「待たれよ、イッカイさん」


「留めるなゴンさん!あの病はヤバイ、直感だ!」


「外れたことのない、王の直感ですかな?」


「そうだ!」


「しかし、異界を渡られますと、命が削られますし、この世界には二度と戻ってこられませんぞ!」


「目の前の命を助けるのが先だ!」


 今回はここまでです。

予約投稿なるものしてみました。

MAYAKOは今バイト中のはず。

うまくできたかな?

次回サブタイトルは 第84話 俺が行く です。

毎回ご愛読ありがとうございます。

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