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赤い目の少年冒険譚 (2025.05)  作者: MAYAKO
第二章 五月世界

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第82話 発病     

おはようございます。

投稿です。

イブです、プレゼントは買いましたか?

MAYAKOは靴下とキャンパスを買いました。


「コジねぇ、滑らないようにね?この温泉、泥がいっぱいだし」


「オッパイ出し!?」


「……泥の温泉だから気をつけて!」


「……あ、あははあっ……あうあう」


 気まずくなったのか、何か話し掛けようとするコジリン。

 しかし、何一つ言葉が浮かび上がらない。


(私、皆に迷惑ばかり……どうしよう……今度こそ捨てられるのかな……)


 ぎゅっ、と手を握る雷蛇。


「きゃ!?」


「コジねぇ、オレ達はもう運命……ええっと、何だっけ?創業……祭?」


「?」


「作業体?だっけ?」


「もしかして、運命共同体?」


「あ!それそれ!運命創業祭!あ、じゃねぇよ!運命共同体だよ!」


「共に生きていくってこと?」


「そう!失敗や、成功を分かちあう仲!」


「え!?……オッパイやセイ……」


「勝ったり負けたり、いいことも悪いことも、分かち合う!ってこと!」


 慌てて言葉を変える雷蛇。


「もー!コジねぇ!」


「……あ、あはははっ……私の耳、都合よく聞こえるのかしら?」


「なんの都合だよ!ふふっ」


《やっぱ新婚じゃね?》


「断じて違う!」


 コジリンのワンピースを洗いながら呟く、マシンダガン・ユウバ。


《いや初夜前の戯(たわむ)れ、そのものだよぉ!》


 一応警戒のため、各センサー感度を上げているのだが。

 聞こえてくるのは周囲の虫の音と鳥の歌声、そして二人の会話である。


「コジねぇ、これ知ってる?」


「?」


「こうやって、両手を合せて……ほい!」


 両手の隙間から、勢いよく飛び出す泥温泉!

 雷蛇は器用に両手で水鉄砲を作り飛ばし始める。


「え?なにそれ!?」


(お?食い付いた!これで少しは気が紛れるかな?)


 お互い、裸であることも忘れて遊び出す雷蛇とコジリン。

 まぁ泥温泉なので、裸の感じではない。

 全身、泥パックのような状態なのだ。


「二人とも、そろそろ小川に来い!泥を流せ!コジリン!洗濯は終ったし、乾燥も済んだぞ!」


 痺れを切らしたユウバが、声を荒げるまで二人は温泉で遊んだ。


「は、はい!ご主人さま!」

「分かった!かあちゃん!」


 小川に移り、泥を流し始める二人。


「うわぁ!コジねぇ!見て見て!肌、ツルツルだよ!……!?」


 そこには、殻を剥いたぷるぷるでツルツルの卵のようなコジリンがいた。


「ホント!スゴい!傷跡も薄くなってる!ここ、また来たい!」


 嬉しさのあまり、小躍りするコジリン。


「……ポッ」


 今になって意識し始める雷蛇。


(子供か?)


(子供だよ!少なくとも雷帝くんより年下だよ!)


(しっかしデッカい胸だなぁ、あんなに揺れるんだ……)


(ら、雷帝くん!見るなよ!コ、コジねぇが可哀想だろっ!)


(あ、わりいっ!雷蛇、お前真面目だなぁ……ん?雷蛇?……うっ……ま、魔女かあちゃん!?……身体が!?)


「コジリン、雷蛇から離れろ!」


「え?」


 マシンダガン・ユウバはコジリンの腕を掴み、小川から引き出す!

 雷蛇は口元を抑え、動かない。


「チッ!」


 舌打ちをすると、マシンダガン・ユウバは槍で雷蛇を突き飛ばした!


「え!?ご、ご主人さま!?な、なんてことを!?」


「突き飛ばしただけだ!」


「え!?そ、そんな!」


 雷蛇は向こう岸に倒れると、激しく吐血した。


「がはっ!ごほっ!」


「電くんっ!?」


「コジリン!近づくな!」


 激しくコジリンを制するバトルモード・ユウバ。


「疫病かもしれん!あの血を小川に流すわけにはいかなかったのだ!」


〔聞こえるか雷帝!?お前の肺に異常がある!我々の知らない未知のウイルスだ!〕


「ノーマル!解析!」


(インジケーターはウイルス!未知のウイルスよ!)


 今回はここまでです。

次回投稿は未定ですが、サブタイトルは決まっています。

第83話 風土病 です。

毎回ご愛読ありがとうございます。

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