↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
赤い目の少年冒険譚 (2025.05)  作者: MAYAKO
第二章 五月世界

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

156/246

第81話 二人で温泉 

おはようございます。

投稿です。



「ベビィ、このタオル使え、村長から山のようにもらった」


「わかった」


 マシンダガン・ユウバは雷蛇にこっそりと話し掛ける。


(なに?かあちゃん?)


(コジリンはどうも、幼児後退を起こしているようだ)


(なにそれ?)


(現実逃避、防衛機能だ)


(ふんふん)


(受け入れがたいことが起きたので、幼児化している)


(ふんふん)


(時期に戻ると思うが、コジリンは今まで酷い目に遭ってきている。その影響も大きいだろうな)


(……優しく接する)


(いい子だベビィ、あまりジロジロ見るなよ?)


(わ、分かっているよ!もともとオレのカミナリが原因だし、怖い思いさせたし!)


「ここは疲労回復にもいいらしい、古傷にも効果があるそうだ。私は機械で効果無しだが、ベビィ達はついでだ、ゆっくり身体を休めろ」


「……はい、ご主人さま」


 コジリンは機械的に服を脱ぎ始める。

 足下に積まれるコジリンの装備と服。

 その服をユウバに渡し、桶で泥のような湯を汲む雷蛇。


「コジねぇ、そこの岩場に座って、背中に湯を流すよ?」


 無言で頷くコジリン。

 コジリンの長い髪は器用に巻かれ、頭上に留められている。


「コジねぇ、器用だね」


「そうかな?ドワーフだから?」


「カミナリ、ごめんよ」


「……」


(しかし雷蛇、お前は優しいなぁ)


(え?なに?雷帝くん?)


(オレなら、コジねぇ抱っこしたまま、泥温泉に飛び込むけどな!)


(えええっ!?ら、乱暴過ぎない!?)


(ほれ!コジねぇが固まっている!湯船に入って、安全確認!)


 泥のようなお湯を身体に掛け流し、湯に浸かる雷蛇。


「お、あったけー!見た目ほど泥っぽくないや」


 そしてコジリンをチラ見し、愕然とする。

 身体が暖まったのか、コジリンの皮膚には、無数の傷が浮かび上がっていた。

 虫に囓られた痕、それは癒えることのない傷だ。

 よく見ると、それだけではないようだ。


(切傷!?剣!?)


「あまり見ないでね、悲しくなるから」


「わ、分かったよ!」


 そう言って視線を逸らす雷蛇。


「!?」


 勢い余って、足を滑らせ、ドボン!と湯船に沈む!


「おわっ!?」


「きゃ!?だ、大丈夫!?」


 湯気が舞い、辺りが幻想的になる。


「あ?うん、大丈夫だよ!岩場、調べてる間に……その……」


「……身体、綺麗にするね……」


 ここで雷帝は、異常を感じていた。


(……獣人族の血を引くオレが足を滑らせた?そういえばさっきの躓いたな?ねぇ、魔女かあちゃん、ちょっとスキャンしてくれないか?)


〔気軽に声、掛けおって……ここの温泉は力が強い、スキャンは無理だ〕


(強い?)


〔ここは、この星の力が吹き出ている力の場だ。星の力が強く個人の魔力は使わぬ方がよい〕


(なんか、影響あるの?)


〔魔力の制御が難しい、乱れるのじゃ〕


「コジねぇ、湯船は安全だよ!ちょっと流れが速いけど!」


 そう言って、手を差し伸べる雷蛇。

 その手をゆっくりと掴み、湯船に足を沈ませるコジリン。


「あ、なんか滑る!」


「うん、手、放しちゃダメだよ」


《……》


(どうした?ノーマル?)


《いやぁ、なんかさぁ、新婚さんみたい》


(はぁ!?な、なに寝ぼけたこと言っている!そもそも新婚がどんなモノか知っているのか!?)


《いや、知らないけどさぁ》


(ベビィを婿に欲しかったら、まずは私を倒してからにしてもらおうか!例え従者でもこれは譲らんっ!)


《なに熱くなっているのよぉ!だいだい、この世界で私を倒せる存在って、いるの?》


(それはいるだろ?)


《少ないと思いますけどぉ?》


(……まぁな)


 今回はここまでです。

次回投稿は未定です。

毎回ご愛読ありがとうございます。

クリスマスはバイトです。

24日、25日、23時まで!

しくしく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。