第77話 レクチャーとは?
おはようございます。
投稿です。
(ステータス移動は危険だが、すんげー便利なんだ!)
(ふんふん)
(速さに全振りすると、力や防御がゼロになる)
(ふんふん)
(本当はゼロじゃないんだけど、ゼロに近くなるんだ)
(ふんふん)
(だから、力や防御を残しつつ、えーっと何だっけ?そうそう適度に割り振るんだ!)
(ふーん)
余談ではあるが、このレクチャーを見て、イッカイさんは大爆笑したらしい。
オレ様のまねをしているようだが、上手くいくか?と。
(自分が動ける状態、周囲の状況によって……えっと……ゴンザ、なんだっけ?あ、ゴンザは四月世界か!)
……異世界でも、このゴンザに頼るとは、パーフェクトではありませんな……
(幻聴か?とにかくステータスの選択は慎重に!そして魔力の扱いは子ネコを扱うように、優しく……)
(焦らずだね!)
(そう!)
ドンッ!
半分焦げた食虫樹の根元に現われる雷蛇。
(次は力に移動!)
一番デカい脚を掴むと、軽々と巨体を持ち上げる!
物理の法則、完全無視である!
(あとは、魔力補正を使ってぶん投げるっ!)
ブンッ!大空へ向って飛んでいく食虫樹。
「かあちゃん!」
ピッ、とロックオンするマシンダガン・ユウバ!
右の手のひらが光ると同時に、空中の食虫樹が爆発した!
燃えながら落下する食虫樹。
「仕上がりは悪くないな」
食虫樹は大地に叩きつけられると、バラバラになった。
湧き上がる歓声!
「ん?あれは?」
マシンダガン・ユウバは望遠機能で落下地点を確認する。
《なんか動いてね?》
食虫樹の背中に生えていた大木が1本、走り出したのだ!
「射程外だな、雷蛇、追えるか?」
ユウバは、座ったまま動かないコジリンに眼を移す。
(どこか痛めたか?それともカミナリが苦手か?)
「かあちゃん、もしかして、あれが本体?」
大声で問う雷蛇。
(雷蛇、ステータス移動であれを追ってみろ!実戦だ!)
「え?あの速さだった、普通に走って追いつくよ?」
(それはそうだけど、それじゃ練習にならないだろ?)
「え?わ、分かった!……えっと、速さに特化?」
(ああ、やり方はそれぞれなんだが……)
「ふんふん」
(オレの場合は丹田に意識を集中するんだ)
「ふんふん」
(そして体内の魔力を速さに向けて動かす、いや移動させる、かな)
「ふんふん」
(すると、身体が自然に動き出すんだ)
「ふーん」
(やってみろ、雷蛇!)
「?」
どこからか、笑い声が?きのせいか?
きっといつもの幻聴だろうと思う雷帝。
(手伝うぞ、いいか子ネコを扱うように、体内魔力を扱う、意識は丹田に集中)
「雷帝くん、たんでんて、どこ?」
(へその下だ)
「……」
(どうした?)
「は、はずかしいよ、おへその下なんて!」
(下すぎだ!バカ者!そいつとへそ中間くらいが丹田だ!)
「ふんふん」
子ネコの頭を優しく撫でるイメージが湧いている。
ああ、これは雷帝くんのイメージだ。
僕のイメージは……!?
ナゼか分からないが、それはコジリンのお尻を撫でる小さな手。
そして丹田に意識を集中すると……一気に体内の魔力が動いた!
どこに動いたかは説明が難しいが、風になったような感覚が全身を包む!
(な!?なんだよ!その魔力発動イメージ!雷蛇!お前スケベだな!コジねぇのケツなんて!)
「そ、そんなこと言わないでよ!元は同じ人格じゃん!これで覚えちゃんたんだから、もう!しょうがないじゃん!」
雷蛇は風のように走り、一気に距離を詰める!
今回はここまでです。
次回投稿は未定です。
年末はバイトが忙しく、ちょっと逼迫中です。




