第76話 雷蛇走る!
おはようございます。
投稿です。
(村長達、勇敢だな)
あんなデカイ魔物に、躊躇うことなく立ち向かうなんて!
2階建アパート並の大きさである。高さは最大で7mほどか。
周囲を飛び交い、槍や弓で攻撃をする。
しかし、どう見てもこの狩り、討伐は無理がある。
大きさが違うし、向こうは虫を食べる捕食者だ。
槍や矢は刺さるが、一向に相手は衰えない。
食中樹の侵攻を止めようとするが、うまくいかない。
雷蛇は雷帝に質問する。
(雷帝くん、女神さまは何をしているのだろう?応援しないの?)
(直接手は出さないだろうな)
(なんで?)
(あの食虫樹も、この五月世界の生き物だからさ、多分)
(?)
(女神は眷属を、怪我や死んだりしないように応援はするけど、相手を直接攻撃はしないと思う。昆虫族、本人達の力がやはりメインだろう)
(食虫樹も生きていかないと、いけないってこと?)
(そう、向こうだってお腹減るし、死にたくはないだろう?あいつもこの世界の一部ってことさ)
巨大な脚が、昆虫族を薙払う!
カブトムシ村長の言うとおり、その外骨格は強靱だった。
たたき落とされ、踏まれても平然と飛び立つのだ!
「ん?援軍か?」
村からゾロゾロと出てくる昆虫族。
弓を持ち集まり、矢の先端に火が灯る。
「火矢か?ああ、あれで一斉に射るのか?だがそれでは花畑も燃えてしまわないか?」
弾き飛ばされ、たたき落とされても挑むカブトムシ村長達。
「お互い決定打に欠けるな、弱点は火だけか?」
「そう聞いています、ご主人さま」
「村長、援護する!後方の火矢!消火して待機!まずは私が一撃を放つ!いいな!」
その一言で、食虫樹から距離を取るカブトムシ村長達。
数百の昆虫族は一斉に弓から矢を外す。
「迅速な動きだな」
《カードバトルのぉ恩恵?》
マシンダガン・ユウバの背中のパネルが展開し、周囲のエネルギーを集め始める。
それは漂う微量な魔力、太陽光、水分、あらゆる物に反応する。
「さて、改良したが使えるか?」
右手を食虫樹に向け、パッ、と一撃を放つ。
はずだった。
ドオオオオオオオオオオンッ!
雷鳴が轟く!
大地が揺れ、大気が振動する!
「!!!!!!!!!!!?」
「きゃああああああああっ!?」
その場に座り込むコジリン。
後方の昆虫族全員ひっくり返る!
飛んでいたカブトムシ村長達も、フラフラと落下する!
……おわああああ……
……カ、カミナリ!?……
カミナリは食虫樹を直撃した!
反動で吹っ飛んだ食虫樹を、驚きの目で見るどうにか着地したカブトムシ村長と、マシンダガン・ユウバ。
大地が大きく抉れ、食虫樹は見事にひっくり返っている。
後方の2本はもういない。
全速力で来た方向へ逃げているのだ。
ひっくり返った食虫樹に向かい、一人走り出す雷蛇!
(雷蛇、今からステータス移動を教える!まずは速さに全振りし、魔力を纏うと、こうなる!)
とんでもない速さでひっくり返り、もがいている食虫樹に向う雷蛇!
(ら、雷帝くん!?ま、ま、周りが!足下が!)
(ああ、衝撃波だ!)
今回はここまでです。
次回投稿は未定です。
毎回ご愛読ありがとうございます。
さて雷帝が雷蛇にステータス移動を教えますが、上手くいくかな?
とか思って、文章を作っています。
お楽しみに。
投稿はできれば明日の朝ですが。




