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赤い目の少年冒険譚 (2025.05)  作者: MAYAKO
第二章 五月世界

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第76話 雷蛇走る!     

おはようございます。

投稿です。


(村長達、勇敢だな)


 あんなデカイ魔物に、躊躇うことなく立ち向かうなんて!

 2階建アパート並の大きさである。高さは最大で7mほどか。

 周囲を飛び交い、槍や弓で攻撃をする。


 しかし、どう見てもこの狩り、討伐は無理がある。

 大きさが違うし、向こうは虫を食べる捕食者だ。

 槍や矢は刺さるが、一向に相手は衰えない。

 食中樹の侵攻を止めようとするが、うまくいかない。


 雷蛇は雷帝に質問する。


(雷帝くん、女神さまは何をしているのだろう?応援しないの?)


(直接手は出さないだろうな)


(なんで?)


(あの食虫樹も、この五月世界の生き物だからさ、多分)


(?)


(女神は眷属を、怪我や死んだりしないように応援はするけど、相手を直接攻撃はしないと思う。昆虫族、本人達の力がやはりメインだろう)


(食虫樹も生きていかないと、いけないってこと?)


(そう、向こうだってお腹減るし、死にたくはないだろう?あいつもこの世界の一部ってことさ)


 巨大な脚が、昆虫族を薙払う!

 カブトムシ村長の言うとおり、その外骨格は強靱だった。


 たたき落とされ、踏まれても平然と飛び立つのだ!


「ん?援軍か?」


 村からゾロゾロと出てくる昆虫族。

 弓を持ち集まり、矢の先端に火が灯る。


「火矢か?ああ、あれで一斉に射るのか?だがそれでは花畑も燃えてしまわないか?」


 弾き飛ばされ、たたき落とされても挑むカブトムシ村長達。


「お互い決定打に欠けるな、弱点は火だけか?」


「そう聞いています、ご主人さま」


「村長、援護する!後方の火矢!消火して待機!まずは私が一撃を放つ!いいな!」


 その一言で、食虫樹から距離を取るカブトムシ村長達。

 数百の昆虫族は一斉に弓から矢を外す。


「迅速な動きだな」


《カードバトルのぉ恩恵?》


 マシンダガン・ユウバの背中のパネルが展開し、周囲のエネルギーを集め始める。

 それは漂う微量な魔力、太陽光、水分、あらゆる物に反応する。


「さて、改良したが使えるか?」


 右手を食虫樹に向け、パッ、と一撃を放つ。


 はずだった。


 ドオオオオオオオオオオンッ!


 雷鳴が轟く!


 大地が揺れ、大気が振動する!


「!!!!!!!!!!!?」


「きゃああああああああっ!?」


 その場に座り込むコジリン。

 後方の昆虫族全員ひっくり返る!

 飛んでいたカブトムシ村長達も、フラフラと落下する!


 ……おわああああ……

 ……カ、カミナリ!?……


 カミナリは食虫樹を直撃した!


 反動で吹っ飛んだ食虫樹を、驚きの目で見るどうにか着地したカブトムシ村長と、マシンダガン・ユウバ。

 大地が大きく抉れ、食虫樹は見事にひっくり返っている。

 後方の2本はもういない。

 全速力で来た方向へ逃げているのだ。


 ひっくり返った食虫樹に向かい、一人走り出す雷蛇!


 (雷蛇、今からステータス移動を教える!まずは速さに全振りし、魔力を纏(まと)うと、こうなる!)


 とんでもない速さでひっくり返り、もがいている食虫樹に向う雷蛇!


 (ら、雷帝くん!?ま、ま、周りが!足下が!)


 (ああ、衝撃波だ!)


 今回はここまでです。


次回投稿は未定です。

毎回ご愛読ありがとうございます。

さて雷帝が雷蛇にステータス移動を教えますが、上手くいくかな?

とか思って、文章を作っています。

お楽しみに。

投稿はできれば明日の朝ですが。

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