第73話 畑にて
おはようございます。
すみません、投稿おくれました。
自分達の行動が、逐一四月世界に流れているとは知らない雷蛇御一行。
女神シュウの村、草原に花に到着し歓迎を受けているが、雷蛇はカブトムシ村長にべったりであった。
さらにその後ろをついて回るコジリン。
「ご主人さま」
「なんだ?コジリン?」
「デンくんとライくん、呼び方、どちらがいいでしょうか?」
「……はい?」
《どちらでもいいんじゃね?》
〔また、こじらせにきたか?〕
「呼びたいように呼べ、ベビィは気にしないと思う」
「今は、デンくんなんです」
「《〔?〕》」
「デンくん、雰囲気が変わるときがあって……時々、ライくんになるんです」
コジリンの横顔を見つめる
〔ああ、雷帝の気が強く出る時があるな、ほう、コジリンはそれが無意識に分かるのか〕
「そうか?」
〔いがいと鋭くね?〕
「はい……デンくんって……」
「ベビィは急成長する、精神的にではなく物理的にだ、あと少しで雷帝が復活する」
〔まぁ本体は自称19才の雷帝だ、赤子から育てて今16、7くらいか?精神年齢は10才くらいかも知れんが、このまま行くと2、3日中には雷帝完全復活であろうなぁ〕
「?……!!!!!!!!!!!!」
「どうした従者コジリン?」
コジリン思考加速中。
急成長→物理的→雷帝の復活。
「ひっ!?」
結果が出たようである。
「っっっご、ご主人さまっ!エッチですううう!!!!!」
「何でそうなる!?何がどうエッチなのだ!?」
「わ、私の口からは言えませんっ!ああ、どうしましょう!ご、ご主人さまは私に説明しろと……で、でも乙女の口からは……と、とても言える言葉では……そ、それでもご主人さまが望むならば……」
ここでピンとくる魔女回路。
〔ああ、急成長、物理的、のキーワードで男性特有の現象だと捉えたのだな、この者は〕
「落ち着け、コジリン」
「あうあう」
「ベビィの本体は雷帝といわれる、年齢は19の青年だ、時期にその雷帝が復活する、そういう意味での急成長だ」
「……デンくん、消えたりしませんよね?」
「消えないし、変わらんよ、ベビィはベビィだ、まぁ少しだけ、ほんの少しだけ大人びるかもしれんな」
「……い、いなくなったりしませんよね?」
ぎゅっ。
「っきゃあっ!?」
悲鳴をあげるコジリン。
「だからどこにも行かないし、コジねぇを忘れたりもしないって!」
「……デ、デンくん、今ぁ足踏んだ!」
「軽くだろ?愛情表現だ!」
騒ぎ出す二人を余所に、カブトムシ村長に話し掛けるバトルモード・ユウバ。
「祭りから離れてきたが?」
「祭りをまだ楽しまれますか?祠へ向っておりますが」
「!……いや、祠でいい」
「ふふっ、ユウバさま、まだ蜂蜜酒足りませんでしたか?」
「ははっ、あれは美味し!絶品とはあのことであろう!」
歩き出すが、どうも周囲が気になる。
「周りが気になりますかな?ユウバさま」
「ああ、綺麗な花が咲き乱れているが、荒れた場所もある」
見渡す限りの花畑である。
様々な花が咲き乱れ、無数の虫達が飛び交っていた。
その虫や花の手入れをする昆虫族。
「武装しているな、なにかいるのか?」
「この花畑で、沢山の虫達を育成しております、ですが虫を食べる魔物やその魔物を食べる魔物が集まってきまして」
「駆除はしているようだが?」
「追いつかないのです」
《祭りヤッてる場合ぃ?》
今回はここまでです。
次回投稿は明日の朝を予定しています。
サブタイトルは、第74話 昆虫族の生態 です。
毎回ご愛読ありがとうございます。




