第70話 居酒屋四天王1
おはようございます。
投稿、ちょっと遅れました。
寝坊ではありません、ちゃんと5時に起きて文章作っていました。
二話分できましたので、本日、もう一回投稿します。
明日に回せば楽なんですけど、投稿したいんで投稿しますね。
画面は若葉街の復興を手伝う第六国境警備隊。
……隊長だ……
……隊長だ……
……たいちょうしゃんだ……
更に歓声が上がる!
手を叩き喜び走り回る子供達!
(参謀、第六の隊長は人気があるのか?)
(表立っては……)
(裏じゃどうなんだ?)
(信頼厚いように思われます、特に子供達から)
(ガキ?なんだそりゃ?)
ガチャン!
グラスが落ちる音。
「隊長?」
「あ、す、すまん、副長、酒が……」
居酒屋のいっちゃんすみっこで、画面を眺めていた第六国境警備隊のメンバー。
……顔のアップはやめてほしい……
「ん?隊長?何か言いましたか?」
「いや、これで何をする気なのだ?一の賢者さまは?」
「プロパガンダでしょうな」
考え込む副長。
それよりも肌荒れを気にするエリ・ナリ隊長。
照りつける太陽、雪に反射する光、お肌は痛めつけられ、心身疲労困憊である。
戦闘に、警備に、若葉街の復興。
長時間労働は当り前、命の危険も当り前。
大地を走り、報告書を書き、お風呂に入る時間は夜明け前。
ブラック企業?
挙げ句、巨大モニターで疲れた姿をさらされる。
不条理だ!内心思うエリ・ナリ隊長。
そして流れ出す異界の風景。
……なんだこの風景は?……
……どこだ?……
……マシンダガン?……
……おい、あの子供は?あの仮面!?……
……雷帝さまか?……
ここで画面が止まる。
一時停止だ。
画面の前に立つ一の賢者。
「ここから流れる記録は異界の記録、五月世界の記録じゃ」
……ホントか……
……おいおい、そんな記録、よく記録できたな?……
「これは五月世界の女神グネの恩恵、信じるも、信じぬも見る者次第じゃ」
……あの仮面……
……赤い眼、雷帝さまではないのか……
……なぜ異界に?……
「雷帝は呪われた母親を助けるため、異界に渡った」
……!?……
ザワザワとざわめき出す周囲。
……異界などあるのか?……
……あれは噂ではないのか……
「異界では雷蛇と名乗っておる、今からその記録の一部を見せる」
説明を聞き、軽いショックを受けるエリ・ナリ隊長。
(最近、見ないと思っていたが、異界に渡っただと?確か異界に渡ると命を削られると聞いたが……何をしているのだ、雷帝!)
「じじぃ、能書きはいい、次を早く見せろ!」
そう叫んだのはイッカイである。
青ざめる周囲。
いくら気のいいお爺さんでも、かの人は一の賢者、王族である。
「じじぃだと?誰だ?」
一の賢者がイッカイを睨む。
……イッカイさん、マズいよ……
……おい、誰か知らせてやれよ……
エリ・ナリ隊長が動こうとすると、副長が止めた。
「ナゼ止める?」
「まずは様子見ましょう、我々が動いたらことが大きくなります」
「しかし、一の賢者と……」
雷神王は噂では仲良くない。
出てきたのは村長のピノ・ミントである。
「イッカイさん、あの方は王族で一の賢者さまと呼ばれておる」
「ああん?」
傲岸不遜なイッカイ。
「現国王、雷神王の祖父にあたられる、お方」
「だからなんだ?オレ様に意見するのか?」
ざわめきが静まり始める。
次回投稿はお昼ころでしょうか。
毎回ご愛読ありがとうございます。




