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赤い目の少年冒険譚 (2025.05)  作者: MAYAKO
第二章 五月世界

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第68話 居酒屋設置準備     

おはようございます。

サブタイトル少し変わりました。


 この案に一番に食い付いたのが、イッカイであった。


「面白し!じじぃ、早速設置だ!」


「まだ機材が揃っていない」


「ならばトッチ、企画も同時進行だ」


 キラリと光るトッチの眼。

 国王公認である!失敗などは考えない、なんせスタッフは一の賢者に炎帝、国王に俺だ!


 元四天王リーダーは自由な意思を満喫していた。

 行動には責任が伴う。

 トッチは責任ある行動が今まで無かった。全てが命令のままだったのだ。


 今は違う、いいことも、悪いことも、全て自分に返ってくる。

 俺は機械の身体になっちまったが、人として自分の意思で行動出来る、それが嬉しかった。

 責任ある行動が、その重さが嬉しかった。


「そっすね、流す記録は雷帝のカードバトルのシーンとか?あと、新しく作ってもいいっすね!」


「女だ、女をだせ!」


「それは後っす!最初からドスケベ路線は反感を喰らうっす!イッカイさん、娘さんや息子さんのことを考えてくださいっす!」


「!」


 ガクンと止まるイッカイ。

 ここで子供のことを出されると、言葉に詰まる!

 その様子を見てニヤけるケンさん。


(ほう、なかなかやるのう、トッチ、こいつは使える。メグやガロを出すか!まぁ四天王のリーダーを名乗っていただけのことはあるか?)


「待て、まずは記録した魔石の編集、機材の開発が先だからな、それに雷帝の記録、公表してもいいのか?ゴンさん?」


「かまわんよ、若はこの世界の母親を助けに来た、その手助けになることだったら拒まん。母親の呪いが解けても、天使による攻撃で、この世界が滅びれば意味が無くなる」


「ゴンさん、ネコもバレるぞ」


「それはマズいな、獣人族の件は伏せておきたい、ネコとドラゴンキャットの映像はカットですな」


「……一ついいか?ゴンじいさん」


「なんだデカブツイッカイ?」


「おめぇ、なんでじじいの格好なんだ?」


「分からぬか?」


「ああ、分からん」


「この姿の方が、魔力消費が少ないのじゃ、異界を渡った者は魔力消費が多い、肉体も魔力も消費が激しいのじゃ」


「なら雷帝もか?」


「若はちょっと違う、基本獣人族の血が強く出ているからの。満月期に不死になる獣人族の血がな」


「……それだけではあるまい?」


「ふふっ、話せるのはここまでじゃ」


「なら、今ならお前に勝てるということか?」


 雷神王に殺気が漲り始める!


「試してみるか?デカブツイッカイ!」


 炎帝が不適に笑う! 


 ふっ、と消えるイッカイ。


 ドオオンッ!


 研究が重く揺れる。


「イッカイさん、ここはバトル禁止っす」


 止めたのはケンさんでもゴンさんでも無く、トッチだ。


「お前如きが、俺を止めるだと!?」


「このボディ、異界に赴いたゴーレム、グレイトール直系のボディっす」


「!」


「そういうことだ、イッカイ、ここで暴れるのはナシだ」


 一の賢者が凄む。


「チッ、こいつはグレイトールを動かせる器ということか?」


「ああ、現に動かして、お前を止めたであろう?ひひっ」


「どういうことっすか?」


「グレイトールのモデルは雷神王、俺だ!そして俺の暴走を止めるために作られたゴーレムだ」


「!」


「おい、トッチ、無様な戦いはするなよ?俺がモデルなんだからな?」


「ケ、ケンさん!?このボディ!そんなボディだったんすか!?俺が裏切るとか考えなかったんすか?」


「裏切りも一興だ、まぁ、ワシの意思一つで、お前は止まるがな」


「止まる?」


「自爆じゃ」


「え゛!?か、勘弁して欲しいっすっ!」


 それからの開発は早かった。

 元々魔石に事象を記録する魔法はあった。記録装置と再生装置、それの機械化である。

 引っ張り出されたのは騎士団と国境警備隊。


「ガロ、活躍しろ!ヤラセでもいい、それを記録して居酒屋で実験視聴する!」


「……父上?なんのことです?」


「メグ!ドレスアップだ!それが終ったらフル装備で式典用グリフォで舞え!」


「え?お父さま?」


 困惑する周囲。


 今回はここまでです。

次回投稿は未定です。

サブタイトルは 第69話 居酒屋設置 です。

毎回ご愛読ありがとうございます。

誤字脱字、結構ありますが、ご容赦のほどを。

読み返し、訂正していますがなかなか間に合いません。

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