第67話 ケンさん、ゴンさん、イッカイさんとトッチさん
おはようございます。
投稿です。
「どうした?イッカイ?」
「あれは……俺がぶっ壊したヤツ、俺の一撃を躱したマシンダガン?それに……あのガキは?幼いが雷帝では!?」
「5月世界じゃ」
「何で異界の風景が映っている!?」
「女神の恩恵じゃ」
「はぁ?まやかしではないのか!?」
「勝手に想像しろ、これはリアルぞ」
「あれは誰だ?雷帝か?俺がぶっ壊したヤツとナゼ旅をしている?」
「黙って見ておれ!ゴンさん、うるさくてすまんのう、今は有線だが無線も研究している」
「ケンさん、しかしこれは……危険では?」
ゴンザの鑑定士の眼が光る。
「悪用すれば、洗脳装置にならないかの?刷り込みであろう?」
「ふふ、お気づきか?これはパンクザスチーム共和国の洗脳装置なのだよ」
「じじぃ、どういうことだ?」
「開発途中で国が滅んだ。ワシが引き継いでやって、トッチと完成させたのさ、ひひっ、なぁトッチ」
「そうっす!これは双方向ではなく片方向の情報っす、都合がいい情報だけ一方的に流し、見るモノに選択権はないっす、これを上手く利用して国民を導く予定だったっす」
「じじぃ、まさかこれを大量生産し、各国にバラ撒くんじゃねぇだろうなぁ?」
「ふふっ、正解じゃ」
「ケンさん、何を考えておる?」
「虚実を混ぜ、情報を世界に向け流す、レッドブーツ帝国の呪符の恐ろしさ、スノーホワイト国の英雄の活躍、異界の生活、風俗、見る者は心を奪われるはず!」
「おいおい、じじぃ、俺らを娯楽に使うつもりか!?」
「最終目的は、この4月世界をまとめ、天使の侵攻に備える!それの一翼を担う情報発信に使う!」
「こいつを大量生産するっすか!?ケ、ケンさん!?世界中にバラ撒くってどこで生産を?」
「トッチ、お前の故郷は、こういう機械作るの、専門だろ?」
「!?」
「お前の故郷はスノーホワイト国、軍事兵器生産のメインになる、そうだろ?イッカイさん?ひひっ」
イッカイはモニターに映る雷蛇から眼が離せない。
「ほれ、虜になった者がここに一名おるぞ、ひひっ」
「チッ、とんでもねぇヤツ作りやがって、他の記録はないのか?」
「「「ほか?」」」
「雷帝の今までの行動が見て見たい、あるなら見せろ!」
「記録装置は今からじゃ、一部は魔力変換して魔石に記録しているが、魔石はコスト高だ、誰にでも購入できる機器を目指しているのじゃが……」
「この装置、色々な可能性を秘めているな、その魔石には女神は映っているのか?」
「ああ、いくつかあるが?」
「……裸か?」
固まるケンさん。
呆れ顔のトッチさん。
眉間に皺を寄せるゴンさん。
最初に怒鳴ったのは、ケンさんだった。
「何でそうなるっ!この大馬鹿者っ!いまだに女かっ!聖女の件で反省したのでは無いのかっ!?」
「いや、それとこれとは別だろ?」
「……さすがは子作り大王っす」
「いや、ケンさん、これはありだ」
「何を言う?ゴンさん!?」
「世の中にはいろんな人物がいる、その者達の要求に合わせて記録を見せれば、この機材、爆発的に売れるぞ」
「!?」
「子供には子供用の教育の記録を、戦士の育成にもある程度使える、弓の引き方、剣の握り方、イッカイのようなスケベ者にはスケベな記録を……生活のあらゆる行為を記録して売り出せば売れる!」
「まずは機材を売ることが先ってことっすか?」
「そうだ、この雷帝の記録を編集して世界中に見せれば、異界の風景、雷帝の活躍、まずは国が興味を示す、スノーホワイト国の自然や環境魔法の威力、国の宣伝にも使える。どうだ?イッカイ?」
「発想次第で、何にでも使えるってことか、これが双方向になれば、もっと凄いぞ、念話の出来ない者も話せるようになる」
「実験してみないっすか?」
「実験?」
「まずはこの街、若葉街の居酒屋に設置してみるっす!」
今回はここまでです。
次回投稿は未定です。
サブタイトルは 第68話 居酒屋設置 の予定です。
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