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赤い目の少年冒険譚 (2025.05)  作者: MAYAKO
第二章 五月世界

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第67話 ケンさん、ゴンさん、イッカイさんとトッチさん 

おはようございます。

投稿です。


「どうした?イッカイ?」


「あれは……俺がぶっ壊したヤツ、俺の一撃を躱したマシンダガン?それに……あのガキは?幼いが雷帝では!?」


「5月世界じゃ」


「何で異界の風景が映っている!?」


「女神の恩恵じゃ」


「はぁ?まやかしではないのか!?」


「勝手に想像しろ、これはリアルぞ」


「あれは誰だ?雷帝か?俺がぶっ壊したヤツとナゼ旅をしている?」


「黙って見ておれ!ゴンさん、うるさくてすまんのう、今は有線だが無線も研究している」


「ケンさん、しかしこれは……危険では?」


 ゴンザの鑑定士の眼が光る。


「悪用すれば、洗脳装置にならないかの?刷り込みであろう?」


「ふふ、お気づきか?これはパンクザスチーム共和国の洗脳装置なのだよ」


「じじぃ、どういうことだ?」


「開発途中で国が滅んだ。ワシが引き継いでやって、トッチと完成させたのさ、ひひっ、なぁトッチ」


「そうっす!これは双方向ではなく片方向の情報っす、都合がいい情報だけ一方的に流し、見るモノに選択権はないっす、これを上手く利用して国民を導く予定だったっす」


「じじぃ、まさかこれを大量生産し、各国にバラ撒くんじゃねぇだろうなぁ?」


「ふふっ、正解じゃ」


「ケンさん、何を考えておる?」


「虚実を混ぜ、情報を世界に向け流す、レッドブーツ帝国の呪符の恐ろしさ、スノーホワイト国の英雄の活躍、異界の生活、風俗、見る者は心を奪われるはず!」


「おいおい、じじぃ、俺らを娯楽に使うつもりか!?」


「最終目的は、この4月世界をまとめ、天使の侵攻に備える!それの一翼を担う情報発信に使う!」


「こいつを大量生産するっすか!?ケ、ケンさん!?世界中にバラ撒くってどこで生産を?」


「トッチ、お前の故郷は、こういう機械作るの、専門だろ?」


「!?」


「お前の故郷はスノーホワイト国、軍事兵器生産のメインになる、そうだろ?イッカイさん?ひひっ」

イッカイはモニターに映る雷蛇から眼が離せない。


「ほれ、虜になった者がここに一名おるぞ、ひひっ」


「チッ、とんでもねぇヤツ作りやがって、他の記録はないのか?」


「「「ほか?」」」


「雷帝の今までの行動が見て見たい、あるなら見せろ!」


「記録装置は今からじゃ、一部は魔力変換して魔石に記録しているが、魔石はコスト高だ、誰にでも購入できる機器を目指しているのじゃが……」


「この装置、色々な可能性を秘めているな、その魔石には女神は映っているのか?」


「ああ、いくつかあるが?」


「……裸か?」


 固まるケンさん。

 呆れ顔のトッチさん。

 眉間に皺を寄せるゴンさん。


 最初に怒鳴ったのは、ケンさんだった。


「何でそうなるっ!この大馬鹿者っ!いまだに女かっ!聖女の件で反省したのでは無いのかっ!?」


「いや、それとこれとは別だろ?」


「……さすがは子作り大王っす」


「いや、ケンさん、これはありだ」


「何を言う?ゴンさん!?」


「世の中にはいろんな人物がいる、その者達の要求に合わせて記録を見せれば、この機材、爆発的に売れるぞ」


「!?」


「子供には子供用の教育の記録を、戦士の育成にもある程度使える、弓の引き方、剣の握り方、イッカイのようなスケベ者にはスケベな記録を……生活のあらゆる行為を記録して売り出せば売れる!」


「まずは機材を売ることが先ってことっすか?」


「そうだ、この雷帝の記録を編集して世界中に見せれば、異界の風景、雷帝の活躍、まずは国が興味を示す、スノーホワイト国の自然や環境魔法の威力、国の宣伝にも使える。どうだ?イッカイ?」


「発想次第で、何にでも使えるってことか、これが双方向になれば、もっと凄いぞ、念話の出来ない者も話せるようになる」


「実験してみないっすか?」


「実験?」


「まずはこの街、若葉街の居酒屋に設置してみるっす!」


今回はここまでです。

次回投稿は未定です。

サブタイトルは 第68話 居酒屋設置 の予定です。

毎回ご愛読ありがとうございます!

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