↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
赤い目の少年冒険譚 (2025.05)  作者: MAYAKO
第二章 五月世界

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

133/246

第59話 草原の花、女神シュウVSこじらせコジリン!

おはようございます。

投稿です。


「かあちゃん、どういうこと?」


「虫はその働きで、世界を支えている」


「?」


「虫は植物を受粉させる力持っている、虫がいなければ植物は困る。また虫は鳥や獣のエサになる。魚だって虫を食べるし、また虫は死体を食べる。他にもいろんな働きがある。その働きは世界を支えている」


「そう、だから我が眷属達はプライドが高い、高すぎるのだよ!村に残った者達はそうでもないのだが、カード化する奴等は特に傲慢だ!」


《え?自分の眷属なのにそこまで言うのぉ?》


〔ほう、カード化しない者もいると、どんな輩なのだ?そいつらは?記録記録!〕


「まぁそこが可愛くもあるのだが」


「負けを認めないところも?」


「そうだよ、雷蛇くん」


「逃げちゃうところも?」


「あははっ、そうだよ!雷蛇くん!」


 女神シュウは不満もありながら、昆虫族を大事にしているようだ。


「……」


「どうした?コジリン?お前も何か質問があるのか?」


 コジリンの考えを知りたく、ユウバはコジリンに話しを振る。


「む、虫は毒をもっていますし、刺されたり咬まれたりすると病気になります。よ、夜は子孫繁栄で一晩中鳴いていますし、うるさいです。それに畑では作物を食べてしまいますし、寄生虫だっています!虫は……苦手です!だ、だって脚がいっぱいあるんですよ!うにょうにょ動く虫もいますし、かゆくなったりします!」


「我が従者は虫が嫌いか?」


「ご主人さま、コジリンは苦手です」


(コジねぇ、よくバトル出来たな)


 小さな囁き声でコジリンに話し掛ける雷蛇。


(え?雷くんバトルは別よ)


(は?そ、そうなの?)


(そうよ、カード化するとテンション上がるし、イヤなモノや嫌いなモノ、気にならなくなるの!)


(その割には今回のバトル、時々へこんでいたような……泣いちゃってたし)


「うっ……雷くん!そこはスルーしてよ!ギロッ!」


「……ひゃい、コジねぇ、ごめんよ」


 魔女回路は思った。


〔ベビィとコジリン、気が合う?〕


「ふふ、女神チャウの眷属コジリン、草原の花、女神シュウの前で、よくもまぁ虫を嫌いと言ったモノだ」


「き、キライとは言っていません!」


「同じことだ、いいかコジリン、よく聞けよ?虫達にとってそれは当り前のことなのだ」


「?」


「お前達が、勝手に害虫と呼んでいるだけだ」


「!」


「虫達は普段通りの行動をしている、その行動がドワーフにとって不利益なのだ、だから害虫と呼び、踏み潰したり駆除を試みるのだ、虫からして見れば、お前達の方が害そのものだ!」


「私達の方が害?私は身を守っているだけです!」


「虫どもだってそうさ!己が身を守っているだけだ!」


 雷蛇は歩きながら、じっくりと二人の話しを聞いている。


〔女神とはいうが、まだまだじゃなぁ。コジと対立してもこの場合意味が無い。互いに己を正義と言い張れば仲直りはない、落とし所はどこにするつもりじゃ?女神シュウよ?〕


 魔女回路は女神シュウの一つ先を考えていた。


〔コジはなんで虫嫌いなんじゃ?そこであろう?ええ?聞こえておるよなぁ女神シュウサマ?聞かれよ、その原因を!それからではないのか?〕


 一瞬、ギロッ、とユウバを見る女神シュウ。


「ん?どうかされましたか?女神シュウ?」


「いや、コジリンよ、なんでそんなに虫が嫌いなのだ?」


「小さい頃、虫に囓られました」


「《〔!?〕》」


「傷口は腫れ上がり、腐りました」


「なっ!?」


 驚く女神シュウ。


「小さい頃だと?親は何をしていたのだ!?」


「親はいません、母は私を捨て消えました。私が住んでいた村は貧しく、女神さまからも捨てられた村でした」


「眷属放棄の村か?」


「はい」


 今回はここまでです。

 次回はコジリン過去のお話しです。

 食前食後の方はパスして下さい。

 虫のお話しですので。

次回サブタイトルは 第60話 コジリンの過去 です。

虫のお話しですので、苦手な方はパスして下さい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。