第53話 SR重騎士無双!
おはようございます。
今回はこの時間になりました。
バトル・スタートと同時に動いたのは、もちろんSR重騎士だ。
フィールド上でその動きが見えたのは、同じSRインセクトサイドの弍式剣士だけ。
そのカードをじっと見つめるコマンダーユウバと雷蛇。
「かあちゃん、速いね」
「ああ、リアルでもあの動きができたら、たいしたものだ」
この一言が、魔女回路の気を引いた。
〔……まて……リアルであの動き?……できるのではないか?〕
日常の生活がカードに反映される、ならばカードの動きも反映されないか?
魔女回路は更に考える。
この世界の支配者は女神達であろう、その女神達、カードとしてこの五月世界の住人を鍛え、一流の戦士に成す。
その戦士で何をするつもりだ?
破壊者、制裁の天使対策か?
それとも、我らパンクザスチーム共和国のように別世界侵略か?
魔女回路は、カードの可能性を考え始める。
そして、素晴らしい動きを見せるSR重騎士カード。
コマンダーユウバの指示は的確だ。
〔ショジ・コジリンがここまで使えるカードだとは、誰も思ってもみなかった……バトルモード・ユウバが引き出した……それとベビィか……うん、ベビィの存在が大きい、あの者中心に回っていないか?〕
SR重騎士が最初に狙ったのは、SR弍式剣士だ。
最高戦力を一番に叩く!
コマンダーユウバの選択である。
SR弍式剣士に向け魔槍が唸ると同時に、C+インセクト重騎士のスキルが発動する!
*C+インセクト重騎士、スキル、かばう発動*
「させるかぁ!」
「どきなさいっ!」
ドオオオオッ、と崩れ去るC+インセクト重騎士。
*C+インセクト重騎士、ロスト、SR重騎士ステータス上昇、チェン発動*
続けざまに魔槍を振るうSR重騎士!
*Cインセクト重騎士、スキルかばう発動*
「じゃまよっ!」
ドン!と吹飛ぶCインセクト重騎士!
*Cインセクト重騎士、ロスト、SR重騎士ステータス上昇、チェン発動*
「SR重騎士!目標変更!ゲストのRメイジを狙え!」
「はいっ!」
魔槍の一撃、それはまるで大口径の銃器だ。
軽々と吹っ飛ぶRメイジ!
「次はフィールドのC+メイジ、C+アーチャー!」
「はいっ!コマンダーユウバ!」
次々に撃破されていくインセクトサイドのカード達。
その様子を震えながら見ている、コマンダーマイツ。
「何をしている!早く指示を出せ!」
ゲスト枠の弍式剣士の声は届いていない。
《バトルゥ、レイドガードはどうするのぉ?》
「まずはCインセクト剣士からだ」
《根拠はぁ?》
「剣士は接近戦、パリィしやすいし反撃も出来る、なにより間合いが違う」
《遠距離は厄介だとぉ?》
「そうだ」
《ならば遠距離が先ではぁ?》
「カードを見ろ、上部にステータス表示がされている」
《あ、ホントだぁ》
「撃破する度に爆上がりしている、おそらく無双モードのステータス補正だ。アーチャーは遠距離だし、ステータスをできるだけ上げてからの攻撃がベストだろう」
《そうねぇ、弓って危ないスキル持ってそうねぇ、そして最後に弍式剣士?》
「いや、弍式剣士は無視する、フィールド上にカードが無くなればそれで終りだ、あいつは見届け人として生かす」
《えぐっ!エグすぎるわよ!》
「そうか?わが従者、ショジ・コジリンを笑ったのだぞ?それにベビィが名乗ったのに名乗り返さなかった」
《根にもってるんだぁ!こわっ!》
「ふふっ、ノーマル、あなたも私でしょう?」
《ふふっ、コジコジを笑ったりベビィを無視したりぃ……思い知るがいいっ!あやまってもゆるさん!聞く耳もたぬ!》
実は、静かにブチ切れていたユウバ。
そしてフィールド上では、レイドカードに挑むSR重騎士の姿が!
だが、ここでSR重騎士は間違いを犯した!
「コジねぇ!そっちじゃないよ!」
〔なにをしておる!〕
《バトルゥ!?》
「コジ……SR重騎士っ!違う!そっちじゃないっ!」
SR重騎士はレイドカードCインセクト38剣士ではなく、Cインセクト33アーチャーに向ったのだ!
カードは1枚だが、その中でズラリと並ぶCインセクトアーチャー33名。
SR重騎士が魔槍を向けた瞬間!
*Cインセクトアーチャー、スキル、先制の矢、発動*
「《〔なにぃ!?〕》」
「先制スキル!?」
33名のCインセクトアーチャーが一斉に弓を放つ!
今回はここまでです。
次回お楽しみに!
次回サブタイトルは 第54話 決着 の予定です。
毎回ご愛読ありがとうございます。




