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赤い目の少年冒険譚 (2025.05)  作者: MAYAKO
第二章 五月世界

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第53話 SR重騎士無双!     

おはようございます。

今回はこの時間になりました。


 バトル・スタートと同時に動いたのは、もちろんSR重騎士だ。

 フィールド上でその動きが見えたのは、同じSRインセクトサイドの弍式剣士だけ。

 そのカードをじっと見つめるコマンダーユウバと雷蛇。


「かあちゃん、速いね」


「ああ、リアルでもあの動きができたら、たいしたものだ」


 この一言が、魔女回路の気を引いた。


〔……まて……リアルであの動き?……できるのではないか?〕


 日常の生活がカードに反映される、ならばカードの動きも反映されないか?

 魔女回路は更に考える。


 この世界の支配者は女神達であろう、その女神達、カードとしてこの五月世界の住人を鍛え、一流の戦士に成す。

 その戦士で何をするつもりだ?

 破壊者、制裁の天使対策か?

 それとも、我らパンクザスチーム共和国のように別世界侵略か?

 魔女回路は、カードの可能性を考え始める。


 そして、素晴らしい動きを見せるSR重騎士カード。

 コマンダーユウバの指示は的確だ。


〔ショジ・コジリンがここまで使えるカードだとは、誰も思ってもみなかった……バトルモード・ユウバが引き出した……それとベビィか……うん、ベビィの存在が大きい、あの者中心に回っていないか?〕


 SR重騎士が最初に狙ったのは、SR弍式剣士だ。

 最高戦力を一番に叩く!

 コマンダーユウバの選択である。


 SR弍式剣士に向け魔槍が唸ると同時に、C+インセクト重騎士のスキルが発動する!


*C+インセクト重騎士、スキル、かばう発動*


「させるかぁ!」


「どきなさいっ!」


 ドオオオオッ、と崩れ去るC+インセクト重騎士。


*C+インセクト重騎士、ロスト、SR重騎士ステータス上昇、チェン発動*


 続けざまに魔槍を振るうSR重騎士!


*Cインセクト重騎士、スキルかばう発動*


「じゃまよっ!」


 ドン!と吹飛ぶCインセクト重騎士!


*Cインセクト重騎士、ロスト、SR重騎士ステータス上昇、チェン発動*


「SR重騎士!目標変更!ゲストのRメイジを狙え!」


「はいっ!」


 魔槍の一撃、それはまるで大口径の銃器だ。

 軽々と吹っ飛ぶRメイジ!


「次はフィールドのC+メイジ、C+アーチャー!」


「はいっ!コマンダーユウバ!」


 次々に撃破されていくインセクトサイドのカード達。

 その様子を震えながら見ている、コマンダーマイツ。


「何をしている!早く指示を出せ!」


 ゲスト枠の弍式剣士の声は届いていない。


《バトルゥ、レイドガードはどうするのぉ?》


「まずはCインセクト剣士からだ」


《根拠はぁ?》


「剣士は接近戦、パリィしやすいし反撃も出来る、なにより間合いが違う」


《遠距離は厄介だとぉ?》


「そうだ」


《ならば遠距離が先ではぁ?》


「カードを見ろ、上部にステータス表示がされている」


《あ、ホントだぁ》


「撃破する度に爆上がりしている、おそらく無双モードのステータス補正だ。アーチャーは遠距離だし、ステータスをできるだけ上げてからの攻撃がベストだろう」


《そうねぇ、弓って危ないスキル持ってそうねぇ、そして最後に弍式剣士?》


「いや、弍式剣士は無視する、フィールド上にカードが無くなればそれで終りだ、あいつは見届け人として生かす」


《えぐっ!エグすぎるわよ!》


「そうか?わが従者、ショジ・コジリンを笑ったのだぞ?それにベビィが名乗ったのに名乗り返さなかった」


《根にもってるんだぁ!こわっ!》


「ふふっ、ノーマル、あなたも私でしょう?」


《ふふっ、コジコジを笑ったりベビィを無視したりぃ……思い知るがいいっ!あやまってもゆるさん!聞く耳もたぬ!》


 実は、静かにブチ切れていたユウバ。

 そしてフィールド上では、レイドカードに挑むSR重騎士の姿が!


 だが、ここでSR重騎士は間違いを犯した!


「コジねぇ!そっちじゃないよ!」

〔なにをしておる!〕

《バトルゥ!?》

「コジ……SR重騎士っ!違う!そっちじゃないっ!」


 SR重騎士はレイドカードCインセクト38剣士ではなく、Cインセクト33アーチャーに向ったのだ!


 カードは1枚だが、その中でズラリと並ぶCインセクトアーチャー33名。

 SR重騎士が魔槍を向けた瞬間!


*Cインセクトアーチャー、スキル、先制の矢、発動*


「《〔なにぃ!?〕》」


「先制スキル!?」


 33名のCインセクトアーチャーが一斉に弓を放つ!


 今回はここまでです。

 次回お楽しみに!

次回サブタイトルは 第54話 決着 の予定です。

毎回ご愛読ありがとうございます。 

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