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赤い目の少年冒険譚 (2025.05)  作者: MAYAKO
第二章 五月世界

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第52話 無双     

おはようございます。

投稿です。


 ゴーレムでありながら、赤面するユウバ。

 見ていて恥ずかしい。


「黙らせることはできないのか!」


《従者、解雇するぅ?》


 捨てないとは言ったものの、半ば本気で考えなくもない?


「ふふっ、その選択肢はない」


 R重騎士を包む光は、更に輝きを増す!


「あ、そ、そんなぁ……そんなところまで吸ってはだめですううっ!そこは違いますっ!きゃああああっ!いやああああああっん!」


「どこ吸っているの?かあちゃん?」


 素直に聞いてみる雷蛇。


「だんじて吸ってなどおらんっ!」


「……」


「どうした?ベビィ?」


「ねぇかあちゃん、変なコジねぇだけど、見捨てたりしないよな?」


 段々と不安になる雷蛇くん。それに反比例して、聖女の魔力は増加する。


「見捨てたりしない(多分)だが、少々お仕置きは必要かな、毎回これではたまらん!」


 お仕置きの一言だけが、R重騎士の耳に届く。


(はぁはぁ、えええっ!?お仕置き?ホントにお仕置きされるの!?こ、これだけ頑張っているのに更にお仕置きなんて!)


《なんか、喜んでね?》


(小さな弟を庇い、ご主人さまの剣となり盾となり、群がる虫どもを相手に、こんなに健気に頑張っているのにぃ!ああ、絶望的なバトルを強いられる私……そんな私にご褒美じゃなくて、お仕置きなんて!酷いですう……きっと……あんなこや……こんなことまで……)


 もはや、お仕置きもご褒美もR重騎士にとっては同じになっていた。

 こじらせコジリン、二つ名の由来は、ここら辺にありそうだ。


(どんなお仕置きぃ=ご褒美なのおおおおおっ!?)


 様々なお仕置き妄想が脳内で無制限再生される!

 そしてその誇大妄想は、R重騎士の限界を突破し轟音と共に脳内で大爆発する!


「ひいいいいいっ!いやああああああっん!」


 どうやら最後の一線を越えたようである。


 ドゴオオオオオオオオンッ!


 キラキラと飛び散り、砕ける妄想!

 その思いが、なんとフィールドに展開された!


 放心状態のR重騎士。


 ……何が起きたのだ……

 ……なんだっこの異様な魔力は!?


 やがて各部に力が満ち始め、ゆっくりと動き出すR重騎士。


*奥義、いや、ボーン発動、R重騎士、SR重騎士に進化*


 呆然とするインセクトサイドのほぼ全員。


 ……わ、我々は……何を見せられているのだ……

 ……なんだ、あのカードは!?……

 ……暴走しているのか……


 彼らは動きを止め、ただ、目だけがSR重騎士を凝視する。


 ……ありえん……

 ……奥義にSR化だと……


「ひ、ひ、怯むなぁ!SRがなんだ!相手は1枚のカードだぞ!」


 そう言って、震えているのはインセクトサイドのコマンダーマイツ。

 マイツは目の前のカード、SR重騎士の異様な魔力に恐怖を感じたのだ。


 ……怯むな?奥義なぞ本戦でも滅多にでないのだぞ……

 ……一騎当千……


 誰かが呟いた。


 その言葉に明らかに反応するSR重騎士。

 声の方向に少しだけ動いたのだ!


 ……ひっ!?……


 そしてフィールドに、トドメの言葉が響く。


*SR重騎士、スキル無双モード解放*


 無双モード、その言葉が響いた瞬間、怒声が響き渡った!


「コ、コマンダーマイツ!バトルを中止しろ!今すぐ無条件降伏だ!早く!」


 SR弍式剣士が叫ぶ!


 無双モード、それは撃破数とチェン数に応じて、ステータスが上がり続けるチートモード。

 まさに無双状態。


 こじらせコジリンの無双が始まる!


 今回はここまでです。

 次回お楽しみに!


次回サブタイトルは未定です。

コジリン、イメージですがどうでしょう?

毎回ご愛読ありがとうございます!


挿絵(By みてみん)

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