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赤い目の少年冒険譚 (2025.05)  作者: MAYAKO
第二章 五月世界

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第51話 レイドカード      

おはようございます。

お待たせしました!ちょっと遅れました。

出来立ての文章です!



「まさかレイドカードを使うことになるとは……な……」


 コマンダーマイツの顔から、躊躇いがちな表情が消える。

 一度決断をしたのだ、後は突き進むのみ!


 ヒュン!


「バトル・ゴッデス!我らに勝利を!」


 そう叫び、フィールドに向いカードを投げるコマンダーマイツ。

 カードはバチバチと魔力を撒き散らしながらフィールドに展開する!


*インセクトサイド、レイドカード使用*


 そのカードは、圧倒的力を秘めていた。


 大規模戦闘用カード、通称レイドカード。

 絆値70以上の同職、同クラス戦士を、無制限に入力出来るカードだ。


 本来は大規模戦闘、国家間、大陸戦で使われるカードである。


*Cインセクト剣士50名確認*


「え?」←雷蛇。


*Cインセクトアーチャー50名確認*


《はぁ?》←ノーマルモード・ユウバ。


 次々にフィールドに列ぶ、インセクトサイドのカード達。


*C+インセクト重騎士、Cインセクト重騎士、C+インセクトメイジはC+インセクトアーチャーと交代、以下レイドカードCインセクト38剣士1枚、Cインセクト33アーチャー1枚参戦*


〔38?33?50ではないのか?何らかの障害で数が減っている?〕←魔女回路。


*レイドカード、絆値70に満たない者はバン*


「そういうことか……しかし……これは……さすがに……」←バトルモード・ユウバ。


*ゲスト、Rインセクトメイジ参戦*


《R!?》


「ゲスト枠に魔法職か」


 おそらく強力な攻撃であろう、と考えるバトルモード・ユウバ。


「総力戦だ!残りゲストお願いします!」


 コマンダーマイツが敬礼のようなポーズを決める。

 その敬礼の先には、あの大きめの昆虫族。


「お前か!」


「悪いなぁ、異界のゴーレムさん、あんたらに負けるわけには、いかねぇんだ。それからマイツ!なんだあの数は!50なら参戦50だろっ!定数も揃えきれないとは!日頃何をしている!」


 そういいながら、魔力に包まれカード化する昆虫族。


「いいか、マイツ!上手くオレを使いこなせよ!」


「はいっ!光栄です!」


〔光栄?それ程こやつは格上か?〕


 ゲスト枠に現われる、異様な剣士のカード。

 外骨格が鎧のようであり、それでいてナナフシのように細いのだ!


*ゲスト、SRインセクト弍式剣士参戦*


「《〔SR!?〕》」


 現われたのは、両手に剣を携えた異形剣士!


「二刀流かっ!?それもSR!私と同格!」


「ゴーレムさん、あんたもSRだってなぁ?重騎士ではなく、あんたが出ると思っていたぜ!」


「私が出たら、誰が指揮をとる?」


「コジリン?まぁ無理か、この勝負、どうみても俺らの勝ちだ、悪く思うなよ!」


「ふふっ、そう上手くいくかな?」


 不適に笑うコマンダーユウバ。


 それに応えるコマンダーマイツ。


「この数は驚異だろ?フィールドで泣くようなカードが1枚じゃ勝てねぇ!」


「悔しい思いの数だけ、強くなれると聞いたが?」


「くだらん、悔しい思いは一度で沢山だ!ゴーレム、状況を正確に判断するのもコマンダーの勤めだぜ?負けを認めな!トラウマになり、二度とカード化できなくなぞ!」


〔ほう、そういうこともあるのか、記録記録、これは貴重な情報だSRでもリアルで潰すことができるではないか!ひひっ!〕


「それにこのターンでお前ら終りだ。いくらRに進化してもこれだけの攻撃、耐えられんだろう?SRインセクト弍式剣士は無双と言われるカードだぞ!」


〔なるほど、R重騎士のターンはその重さゆえに遅いと?さて、それはどうかな〕


 魔女回路はR重騎士を見つめる。


〔こやつをもう一段階強くするには、どの言葉がよいか……よし、これでいくか!〕


 マシンダガン・ユウバへの、支配力を強める魔女回路。


〔R重騎士!何度毒に冒されても、傷ついても、私やベビィが吸い出し回復てやる、状態異常も何も気にせず戦え!〕


 この言葉がバトルモード・ユウバに伝わる。

 バトルモード・ユウバは自分の考え、言葉として受取りR重騎士へ伝える。


「R重騎士!どんなに毒に冒されても傷ついても、私やベビィが吸い出し、回復してやる!思いっきり戦え!気にせず戦え!私の騎士!」


「は、は、はいいいいいっ!」


 毒に冒される、この言葉が、R重騎士のテンションを更に爆上げした!


 そう、毒には思い出があるのだ。


 毒を吸い出すリリーアキビン。

 命を吸われるほどの恐怖と快感がそこにあった。


 ここで禁断の裏技妄想がR重騎士の脳内で発動した!


 いや、魔女回路が導き出した、が正解か?


 思い出のリリーアキビンを、マシンダガン・ユウバに置き換えたのだ!


 ユウバのメタリックな赤い唇が傷口に……。


「きゃあああああああああだめですううううううつ!ご、ご、ごしゅじんさまぁああああそ、そんなところ吸っては、ご主人まぁだめえええええええっ!」


《は?……ちょっとぉ、R重騎士なに考えてんの!?なに言ってんの!?大衆の面前で!誤解されちゃうよぅ!》


「……どこを、どう考えればそうなるのだ?何を考えているのだ!?」


 扱いにくいのか、使いやすいのかどちらにしろ、とんでもないカードである。


「ん?かあちゃん、コジねぇ、なんか光り出したぞ?」


「《〔え?〕》」


 今回はここまでです。

次回サブタイトルは 第52話 無双 の予定です。

毎回ご愛読ありがとうございます。

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