第51話 レイドカード
おはようございます。
お待たせしました!ちょっと遅れました。
出来立ての文章です!
「まさかレイドカードを使うことになるとは……な……」
コマンダーマイツの顔から、躊躇いがちな表情が消える。
一度決断をしたのだ、後は突き進むのみ!
ヒュン!
「バトル・ゴッデス!我らに勝利を!」
そう叫び、フィールドに向いカードを投げるコマンダーマイツ。
カードはバチバチと魔力を撒き散らしながらフィールドに展開する!
*インセクトサイド、レイドカード使用*
そのカードは、圧倒的力を秘めていた。
大規模戦闘用カード、通称レイドカード。
絆値70以上の同職、同クラス戦士を、無制限に入力出来るカードだ。
本来は大規模戦闘、国家間、大陸戦で使われるカードである。
*Cインセクト剣士50名確認*
「え?」←雷蛇。
*Cインセクトアーチャー50名確認*
《はぁ?》←ノーマルモード・ユウバ。
次々にフィールドに列ぶ、インセクトサイドのカード達。
*C+インセクト重騎士、Cインセクト重騎士、C+インセクトメイジはC+インセクトアーチャーと交代、以下レイドカードCインセクト38剣士1枚、Cインセクト33アーチャー1枚参戦*
〔38?33?50ではないのか?何らかの障害で数が減っている?〕←魔女回路。
*レイドカード、絆値70に満たない者はバン*
「そういうことか……しかし……これは……さすがに……」←バトルモード・ユウバ。
*ゲスト、Rインセクトメイジ参戦*
《R!?》
「ゲスト枠に魔法職か」
おそらく強力な攻撃であろう、と考えるバトルモード・ユウバ。
「総力戦だ!残りゲストお願いします!」
コマンダーマイツが敬礼のようなポーズを決める。
その敬礼の先には、あの大きめの昆虫族。
「お前か!」
「悪いなぁ、異界のゴーレムさん、あんたらに負けるわけには、いかねぇんだ。それからマイツ!なんだあの数は!50なら参戦50だろっ!定数も揃えきれないとは!日頃何をしている!」
そういいながら、魔力に包まれカード化する昆虫族。
「いいか、マイツ!上手くオレを使いこなせよ!」
「はいっ!光栄です!」
〔光栄?それ程こやつは格上か?〕
ゲスト枠に現われる、異様な剣士のカード。
外骨格が鎧のようであり、それでいてナナフシのように細いのだ!
*ゲスト、SRインセクト弍式剣士参戦*
「《〔SR!?〕》」
現われたのは、両手に剣を携えた異形剣士!
「二刀流かっ!?それもSR!私と同格!」
「ゴーレムさん、あんたもSRだってなぁ?重騎士ではなく、あんたが出ると思っていたぜ!」
「私が出たら、誰が指揮をとる?」
「コジリン?まぁ無理か、この勝負、どうみても俺らの勝ちだ、悪く思うなよ!」
「ふふっ、そう上手くいくかな?」
不適に笑うコマンダーユウバ。
それに応えるコマンダーマイツ。
「この数は驚異だろ?フィールドで泣くようなカードが1枚じゃ勝てねぇ!」
「悔しい思いの数だけ、強くなれると聞いたが?」
「くだらん、悔しい思いは一度で沢山だ!ゴーレム、状況を正確に判断するのもコマンダーの勤めだぜ?負けを認めな!トラウマになり、二度とカード化できなくなぞ!」
〔ほう、そういうこともあるのか、記録記録、これは貴重な情報だSRでもリアルで潰すことができるではないか!ひひっ!〕
「それにこのターンでお前ら終りだ。いくらRに進化してもこれだけの攻撃、耐えられんだろう?SRインセクト弍式剣士は無双と言われるカードだぞ!」
〔なるほど、R重騎士のターンはその重さゆえに遅いと?さて、それはどうかな〕
魔女回路はR重騎士を見つめる。
〔こやつをもう一段階強くするには、どの言葉がよいか……よし、これでいくか!〕
マシンダガン・ユウバへの、支配力を強める魔女回路。
〔R重騎士!何度毒に冒されても、傷ついても、私やベビィが吸い出し回復てやる、状態異常も何も気にせず戦え!〕
この言葉がバトルモード・ユウバに伝わる。
バトルモード・ユウバは自分の考え、言葉として受取りR重騎士へ伝える。
「R重騎士!どんなに毒に冒されても傷ついても、私やベビィが吸い出し、回復してやる!思いっきり戦え!気にせず戦え!私の騎士!」
「は、は、はいいいいいっ!」
毒に冒される、この言葉が、R重騎士のテンションを更に爆上げした!
そう、毒には思い出があるのだ。
毒を吸い出すリリーアキビン。
命を吸われるほどの恐怖と快感がそこにあった。
ここで禁断の裏技妄想がR重騎士の脳内で発動した!
いや、魔女回路が導き出した、が正解か?
思い出のリリーアキビンを、マシンダガン・ユウバに置き換えたのだ!
ユウバのメタリックな赤い唇が傷口に……。
「きゃあああああああああだめですううううううつ!ご、ご、ごしゅじんさまぁああああそ、そんなところ吸っては、ご主人まぁだめえええええええっ!」
《は?……ちょっとぉ、R重騎士なに考えてんの!?なに言ってんの!?大衆の面前で!誤解されちゃうよぅ!》
「……どこを、どう考えればそうなるのだ?何を考えているのだ!?」
扱いにくいのか、使いやすいのかどちらにしろ、とんでもないカードである。
「ん?かあちゃん、コジねぇ、なんか光り出したぞ?」
「《〔え?〕》」
今回はここまでです。
次回サブタイトルは 第52話 無双 の予定です。
毎回ご愛読ありがとうございます。




