第49話 会心の一言
おはようございます。
投稿です。
ちょっと遅れました。
爆笑する昆虫族サイド。
固まるユウバ達。
……見えろよ!あの無様!……
……こじらせコジリンの本領発揮だぜ……
……ぎゃはははははっ……
……足場の確保は基本だぞ!……
……勝利を確信したかぁ?焦りやがって!……
〔……〕
魔女回路はじっと、フィールド内外を記録し続ける。
あっけなくターンエンドになり、2ラウンド目が始まる。
ターンが終ると、C重騎士とC+インセクトメイジはレベル2に成長する。
ゴーレムサイドは手持ちのカード無し、インセクサイドは手持ち残り5枚だ。
フィールドと合わせると6枚、それにゲスト枠は2、インセクトサイドは最大8枚の戦力。
一方ゴーレムサイドはゲスト枠が1枚、フィールドにC重騎士が1枚、総合戦力は2枚となる。
どう見ても勝利は遠い。
そして昆虫族は優位になると、態度がガラリと変わる。
……じわじわと引き裂け!……
……さらし者にしろ!……
……そうだ二度と我らに……ふざけた口をたたけないようにしろ……
……こーじらせ!こーじらせ!……
昆虫族、男女混声合唱が始まる。
その邪悪さと変わり身に、雷蛇は嫌悪した。
「かあちゃん、オレ、彼奴らには負けたくない!」
「私もだ」
《私もぉ!……ん?》
「え?」
フィールドを凝視するゴーレムサイドメンバー。
いつまで経ってもC重騎士が起き上がらないのだ。
「コジねぇ、どうしたんだろう!?怪我したのかなぁ?腕が痛いのかなぁ?」
……しくしく……
C重騎士は泣いていた。
……ぎゃはははははっ……
……おい、あいつ泣いてるぞ……
……こーじらせ!こーじらせ!……
……フィールドで泣くかぁ……
……おいおい、二ターン目は始まっているぞ!棄権かぁ?……
「ベビィ!」
《出番よぉ!》
〔まずは解毒じゃな〕
「うん!」
……うんではなく、はい、ですぞ……パーフェクトではありませんな……
いつもの幻聴が聞こえてくる。
「行くぜ!っコジねぇ!」
雷蛇が封印している魔力を一部開放する!
するとフィールドに魔力が満ちはじめた!
ジジジッ、と空間が歪む。
……な、なんだ!?……
*ゴ*レムサ*イ*ゲスト*C聖女*の祝福確認*
……!?……
……ゲスト席は空だぞ!……
……噂の聖女か?どこだ!?……
*C重騎士*解*毒各*種ステータス上昇*
……バグじゃないのか!?フィールドに歪みが!……
……解毒だと!?……
力強くも優しい魔力がC重騎士を包み込む。
「うっく……ひっく……あっ!?……」
(コジねぇ、泣くなよ!)
「ううっ……だって……だって……」
肝心なときに、いつもトラブルが起きるのだ。
「C重騎士!私の騎士だろう!」
力強いコマンダーユウバの声。
ピタリ、と止まる涙声。
だが直ぐに再開した。
……ううっ……ですが……
魔女回路は考える。
こいつを、一言で奮い立たせる言葉は何であろうか?と。
〔負けても捨てたりはせぬ、まぁお仕置きはあるかぁ?〕
「負けても捨てたりしないぞ、まぁお仕置きかな?」
お仕置き、その一言にC重騎士が光の速さで反応した!
……え?……お仕置き……ご主人さまの……折檻……
C重騎士に力が満ち始める!
今回はここまでです。
次回サブタイトルは 第50話 切り札 の予定です。
毎回ご愛読ありがとうございます。




