第47話 一騎当千ではないけれど
こんばんは投稿です。
「がっ……」
表情は見えないが、明らかに動きが鈍るC重騎士。
*C重騎士、カウンター*
……おい、またカウンターだ!……
……あいつのカウンター発動は100パーなのか!?……
針をへし折り、ブン、と槍が唸る!
魔力に満ちた重い一撃!
「……!?……なんだ!この一撃は!?」
C+インセクト剣士のカードはその一撃で消え去る。
静まる周囲。
……一撃で?……
……なんだあの槍は?……
……あの重騎士カード……ホントにコジリンか?……
……C+だぞ……
……格上相手に一撃だと!?……
「か、かあちゃん!?コジねぇの動きが!?」
C重騎士は槍を立て、片膝を大地に着けた。
*C重騎士、受毒*
「受毒!?」
《状態異常攻撃ぃ!?ステータス異常!ずるいィ!》
〔虫の攻撃には注意、と、記録、記録〕
「かあちゃん、やっぱ1枚じゃ無理だよぅ!カマキリも攻撃してくるし!」
「ベビィ、まだだ、まだ彼奴ら何か隠している」
「え?」
……ふふっ……
「ん?コジねぇ?笑ってる?」
……うふふっ……毒を受け、それでも可愛い弟とぉ……ハァハァ……異世界のご主人さまぁを守るわたしぃ……あああっ……これよこれぇ!……
「コジねぇ?大丈夫?」
……わ、私は必要とされている!……ハァハァ………されているのよぉ……も、求められているのよぅおおおっ!そ、そして最後には私が勝つ!……バトルの最後に、こ、この槍を天に掲げるのよおおおっ!……バトル・ゴッデス!……
*C重騎士、チェン発動*
ガクンと毒で減るC重騎士の体力。行動の度、持続的に減っていくようだ。
「うおおおおおおおおおおっ!」
それでも怒声と共に巨大カマキリに突撃するC重騎士!
その動きは敏捷で、とても重騎士にはみえない。
狙いはC+インセクトメイジ!
*Cインセクト重騎士ガード発動*
「メイジは守る!させるか!」
「どけええええええっ!じゃまだああああっ!」
再びフィールドが揺れる!
*Cインセクト重騎士、ロスト*
「あとぉ1枚っいいい!」
……お、おい、自ターン前で、あと1枚?……
……今は、マイツのターンだぞ……
……あの槍か?……
……C重騎士とコマンダーの絆か?信頼か?……
*C重騎士、チェン発動*
「……ハァハァ……こ、これで終りだっ……」
驚愕の目でC重騎士を見る昆虫族達。
が、その時、ガクリ、とC重騎士は膝をついた。
「え?コジねぇ!?」
《毒の影響ぉ?》
ドスン。
重量物の落ちる音。
C重騎士は毒の影響で槍を落とした。
*C重騎士、チェンキャンセル*
「《〔なっ!?〕》」
「えっ!?どうして!」
ここでインセクトサイド、昆虫族から笑いが起きた。
……あははははっ!根性ねーなー……
……やっぱ、こじらせコジリンだぜ……
……この一撃、決まれば勝ちだったのによ!……
……次のメイジのターンで終りだ……
「……かあちゃん、あいつら直でぶちのめしたい」
……若、言葉をお選び下さい、パーフェクトではありませんな……
そのような声が、どこからか聞こえた気がした。
「……くやしい、コジねぇ、頑張っているのに、戦うモノノフを笑うとは許せん」
涙声で唸る雷蛇。
そう、いつも笑うのは、戦わない奴等なのだ。
今回はここまでです。
次回投稿は未定です。




