第42話 北へ
おはようございます。
投稿です。
祠を後にして、北へ進む雷蛇一行。
何やら、しょんぼりしているコジリン。
見かねてノーマルモード・ユウバが声を掛ける。
「どうしたのぉ、コジリン?」
「……いえ……その……」
両親、自分の生い立ちのことか?色々と考えるユウバ。
《代われ、ノーマル》
「いいの?次の村のバトル対策、出来たの?」
《この3名でのカードバトル、相手が何枚か知らないが、120通りくらいシミュレーションしてみた》
「そんなに?」
《コマンダーは私が勤めた方がいいようだが、ベビィの扱いが難しい。だが今はコジリンのことが気になる。士気はバトルに影響するからな、だから代われ!》
「了解ぃ!」
素早く切り替わるノーマルとバトル。
「コジリン、先程の礼を言いたい」
「?」
「ベビィを守ってくれた」
《そうよぉ!それ!私より速く動いた!女神を相手に譲らないぃちょっと!カッコよくない?》
〔……〕
何やら思案中の魔女回路。
「そ、そんあぁ、お礼なんて!従者として当然です!」
一瞬、満面の笑顔になるコジリン、だがユウバの顔を見ると、しゅん、と曇る。
「どうしたの?」
やや大きくなった雷蛇が声を掛ける。
今は人型バージョンで、二足歩行中である。
コジリンの後ろをチョコチョコと付いて回って、その脚を時々見ている。
どうもコジリンの発達した脹脛ふくらはぎが気になるようだ。
最初はお尻かな、と思ってノーマルモード・ユウバは注意をしようとしたが、思いとどまった。
コジリンは歩き方がキレイなのだ。姿勢がいい。
どうも、ベビィは歩き方を真似しているみたいなのだ。
《まぁ、私は下半身、蛇だし!》
立ち止まるコジリン。
「……だったのですね……」
「《〔ん?〕》」
「……既婚者だったのですね……ユウバさま……こんな立派なお子さんが……それも獣人族……獣人族?……はぁ、はぁ、そんなぁ……獣人族と私のユウバさまがぁ……」
《また何やらぁ、発病していない、この子!》
一方雷蛇は脳内で、雷帝の記憶を検索していた。
きこんしゃ?
(きこんしゃ、無い)
質問していい言葉だろうか?などと考える雷蛇。
《しかし既婚に拘るって、バトル!コジリン、本気で私を狙っているのぉ?》
「ここはちゃんと話しておくか」
「……何をです?」
なぜか涙目のコジリン。
「私とベビィと白黒ネコについてだ」
「……あまり、聞きたくありません」
「そう言うな、まず、ベビィは私の子供ではない」
「え゛!?」
固まるコジリン。
「よく聞けよ?もう一回言う、よ・く・聞・け・よ?私達は4月世界から来た、そしてベビィは四月世界では雷帝と呼ばれる無双の戦士だった」
「えっへん!」
胸を張る雷蛇くん。
「4月世界にいる本当の母親を助けるため、この5月世界に来たのだ。私はその移動に巻き込まれた間抜けな戦士だ」
「え゛!?」
「雷帝の母親を助けることが出来るのは、この世界の女神グネだけなのだ。そこで女神グネと契約し、この世界に来たのだが、女神グネが途中で我々を落として、女神グネの村まで辿り着けなかった、ここまでいいか?」
「……はい?」
《あっやしいなぁ》
「続けるぞ、雷帝は呪縛されており、普段はネコの姿なのだ。必要に応じて人型バージョンになる」
「誰の呪いなのですか?」
《お、いい質問っ!》
「誰の呪いかは、分からない。そしてこの世界で雷帝は命が半減し、死んでしまったのだ」
「そんな!」
「そこで、この呪いは雷帝を雷蛇として転生させたのだ、私はその赤子の雷蛇を育てた。成長は速く、もうじき雷帝と同じ歳になるだろう、ここまでいいか?」
「……はい?」
《大丈夫かしらぁ?》
「ご主人さま、質問いいですか?」
「いいぞ」
「雷蛇さまが実子でないことは分かりました」
「そうか」
「この世界に来た理由も」
「ふむふむ」
「では、ご主人さまの目的は何です?」
「《〔!〕》」
今回はここまでです。
次回をお楽しみに!
次回投稿は未定ですが、明日の朝を目標としています。
まだ3行しかできていません、あわわわっ!
登録も増えたし、頑張りますっ!
毎回ご愛読ありがとうございます。




