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赤い目の少年冒険譚 (2025.05)  作者: MAYAKO
第二章 五月世界

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第42話 北へ     

おはようございます。

投稿です。


 祠を後にして、北へ進む雷蛇一行。

 何やら、しょんぼりしているコジリン。

 見かねてノーマルモード・ユウバが声を掛ける。


「どうしたのぉ、コジリン?」


「……いえ……その……」


 両親、自分の生い立ちのことか?色々と考えるユウバ。


《代われ、ノーマル》


「いいの?次の村のバトル対策、出来たの?」


《この3名でのカードバトル、相手が何枚か知らないが、120通りくらいシミュレーションしてみた》


「そんなに?」


《コマンダーは私が勤めた方がいいようだが、ベビィの扱いが難しい。だが今はコジリンのことが気になる。士気はバトルに影響するからな、だから代われ!》


「了解ぃ!」


 素早く切り替わるノーマルとバトル。


「コジリン、先程の礼を言いたい」


「?」


「ベビィを守ってくれた」


《そうよぉ!それ!私より速く動いた!女神を相手に譲らないぃちょっと!カッコよくない?》


〔……〕


 何やら思案中の魔女回路。


「そ、そんあぁ、お礼なんて!従者として当然です!」


 一瞬、満面の笑顔になるコジリン、だがユウバの顔を見ると、しゅん、と曇る。


「どうしたの?」


 やや大きくなった雷蛇が声を掛ける。

 今は人型バージョンで、二足歩行中である。


 コジリンの後ろをチョコチョコと付いて回って、その脚を時々見ている。

 どうもコジリンの発達した脹脛ふくらはぎが気になるようだ。


 最初はお尻かな、と思ってノーマルモード・ユウバは注意をしようとしたが、思いとどまった。

 コジリンは歩き方がキレイなのだ。姿勢がいい。

 どうも、ベビィは歩き方を真似しているみたいなのだ。


《まぁ、私は下半身、蛇だし!》


 立ち止まるコジリン。


「……だったのですね……」


「《〔ん?〕》」


「……既婚者だったのですね……ユウバさま……こんな立派なお子さんが……それも獣人族……獣人族?……はぁ、はぁ、そんなぁ……獣人族と私のユウバさまがぁ……」


《また何やらぁ、発病していない、この子!》


 一方雷蛇は脳内で、雷帝の記憶を検索していた。


 きこんしゃ?


(きこんしゃ、無い)


 質問していい言葉だろうか?などと考える雷蛇。


《しかし既婚に拘るって、バトル!コジリン、本気で私を狙っているのぉ?》


「ここはちゃんと話しておくか」


「……何をです?」


 なぜか涙目のコジリン。


「私とベビィと白黒ネコについてだ」


「……あまり、聞きたくありません」


「そう言うな、まず、ベビィは私の子供ではない」


「え゛!?」


 固まるコジリン。


「よく聞けよ?もう一回言う、よ・く・聞・け・よ?私達は4月世界から来た、そしてベビィは四月世界では雷帝と呼ばれる無双の戦士だった」


「えっへん!」


 胸を張る雷蛇くん。


「4月世界にいる本当の母親を助けるため、この5月世界に来たのだ。私はその移動に巻き込まれた間抜けな戦士だ」


「え゛!?」


「雷帝の母親を助けることが出来るのは、この世界の女神グネだけなのだ。そこで女神グネと契約し、この世界に来たのだが、女神グネが途中で我々を落として、女神グネの村まで辿り着けなかった、ここまでいいか?」


「……はい?」


《あっやしいなぁ》


「続けるぞ、雷帝は呪縛されており、普段はネコの姿なのだ。必要に応じて人型バージョンになる」


「誰の呪いなのですか?」


《お、いい質問っ!》


「誰の呪いかは、分からない。そしてこの世界で雷帝は命が半減し、死んでしまったのだ」


「そんな!」


「そこで、この呪いは雷帝を雷蛇として転生させたのだ、私はその赤子の雷蛇を育てた。成長は速く、もうじき雷帝と同じ歳になるだろう、ここまでいいか?」


「……はい?」


《大丈夫かしらぁ?》


「ご主人さま、質問いいですか?」


「いいぞ」


「雷蛇さまが実子でないことは分かりました」


「そうか」


「この世界に来た理由も」


「ふむふむ」


「では、ご主人さまの目的は何です?」


「《〔!〕》」


 今回はここまでです。

 次回をお楽しみに!

次回投稿は未定ですが、明日の朝を目標としています。

まだ3行しかできていません、あわわわっ!

登録も増えたし、頑張りますっ!

毎回ご愛読ありがとうございます。

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