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赤い目の少年冒険譚 (2025.05)  作者: MAYAKO
第二章 五月世界

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第38話 祠との関係     

おはようございます。

投稿です。


「これ、まずは挨拶!おはようございます、ユウバさま、コジリン」

「……ブツブツ……はよこざいます……」


 親に促され、渋々挨拶をする子供ドワーフ達。


「ナーオ」


「あ、ネッコさんだ!はよう!ネッコさん!」


 子供の関心は白黒ネコに向き、もうコジリンのことなど忘れてしまう。


 すりすり。


「うおおおおっ!ねっこさん!かわえええっ!」

「足にスリスリしてる!」


 突然の声に、ビックリして距離をとる白黒ネコ。


「あ、わりい、声、デカかった?ごめんよ?」


 何やら遊び始めるドワーフの子供と白黒ネコ。


「祠に向われるのか?」


 大きなドワーフがコジリンに尋ねる。明らかに知人だ。


「ああ、その後女神グネさまの村へ向う」


「そうか、あそこは今雪害で大変と聞いた、祭りの呼びかけも断るほどだ。気をつけていくんだよ?」


 そしてユウバを見るドワーフ達。

 その目には、恐れがあった。


 マシンダガン・ユウバは異界のゴーレム、それも戦闘用だ。

 破壊を目的としたゴーレムは、この世界に馴染まないように見える。

 この世界、殆どの破壊行為はフィールド内留まっている。

 日常に破壊兵器は無用なのだ。


「ユウバさまもお気を付けて、どうかよい旅でありますように」


「ユウバさまデケー」

「ユウバさまピカピカ!」


「これ!」


 白黒ネコを抱っこして、ユウバを見上げる子供達。

 ピョンと子供の手を離れ、ユウバの肩に陣取る白黒ネコ。


「あーあ、行っちゃった!」

「またなネッコさん!」


 挨拶が終ると、この一団は村へ向って歩き出した。


 ユウバはコジリンに話し掛ける。


「コジリン、なかなかの従者っぷりだったな」


「え?そ、そうですか?」


「従者は、主の前を歩き、人払いをし敵を討つ、今の対応はよかった」


「は、はいっ!」


 一瞬で頬が真紅に染まるコジリン。

 震えて、槍を落としそうである。


「で、あの者達は、なぜ気配を消していたのだ?」


「こ、この先は、村の畑があります、時々イノノが出るのです」


「イノノ?」


「畑を荒らし、時々村人や旅人を襲う魔獣です、それに遭遇しないためかと」


「……女神は何をしているのだ?バトルは無いと聞いたが?」


「えっと、ご主人さま、それは住人同士や、村、街単位です。魔獣は狩りの対象です」


〔記録記録、狩りは別、と〕


「そうか、私もドラゴンとバトルしているしな、あれは狩り扱いか」


〔狩りなどには女神達は、直接干渉しない?女神達の立ち位置が気になるな〕


「ドワーフ村の女神チャウと住人はどんな関係なのだ?」


「……か、関係……わ、私と女神チャウさまの関係は……清い関係です!」


「え?」

《は?》

〔ん?〕


「あーんなことや、こーんな関係ではありません!」


「……だろうな」


〔質問が悪かったな、聞き方をかえよう〕


「村の女神達は、契約するとどんな恩恵があるのだ?」


「オンケイ?」


〔今度は質問が難しかったか〕


「女神と村人の『心の絆』は、どのように繋がっているのだ?」


「か、身体の繋がりなど、ありませんっ!」


「コジリン!よく聞いて!心と言っているの!」


「わ、私はユウバさま以外、誰にも許すつもりはありませんっ!」


《ドラゴンより難敵?》


「私が繋がりたいのは、ご主人さまだけですっ!」


 必死に訴えるコジリン。


〔こじらせコジリンとは、よく言ったモノだ〕


「……どうしたものか」


《代わって、バトル》

「任せたノーマル」


「あ、ユウバさま、雰囲気が??」


「わかるぅ?」


「はい、でも同じユウバさま、ご主人さまです!」


 何も気にしなコジリン。

 それだけユウバを信用しているということか。


「ねぇコジリン、女神さまと一緒にいると、なにかいいことあるのぉ?ご飯が美味しいとかぁ?村とかドワーフにとってどうよ?」


「ごはんはいつでも美味しいです!」


《さもありなん》


「他はぁ?」


「はい、気候がよくなったり、災害が減ります」


「ふーん、それでぇ?」


「えっと、作物が多く採れますし、怪我や病気が減ったり、治りが早くなったりします」


 スラスラと答えるコジリン。

 そしてドヤ顔のノーマルモード・ユウバ。


「なるほど、なるほど、そこで女神サマのクラスが、階級が上がるともっと作物が採れたり、病気が流行らなくなったりするのね?」


「はいっ!」


 今回はここまでです。

 次回をお楽しみに。

次回サブタイトルは 第39話 祠で待つ者 で、明日の朝投稿予定です。

毎回ご愛読ありがとうございます。

VIKASH 先生、いつも感想ありがとございます。

励みになります。


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