第39話 祠で待つ者
おはようございます。
投稿です。
「他はぁ?色々あるでしょう?」
「あとは、お祈りですかね」
「祈りぃ?」
「はい、感謝の祈り、悩み事や日々の……えっと、あんねい?とかを感謝します」
〔安寧か、女神の利益は何だ?ああ、カード・バトルで勝利すると階級があがるか。カードは村の住人、住人がレベルアップすると女神も階級があがる、とその代わり女神は生活をサポートする……〕
魔女回路は考える、それだけか?これは他にも何かある。
〔祈り?魔力を集めているのか?住人を管理して何を企んでいる?階級も女神サイドが作ったものだ、この五月世界の住人をカード化して何の利益があるのだ?〕
ちょいちょい、と手招きするノーマルモード・ユウバ。
「耳!」
「は、はい?」
背伸びして、耳をユウバの口元に近づける。
「……は、どうなの?」
「あん、あああぅ……ご、ご主人さまぁのぅ、と、吐息がぁ」
ビクビクッと震えるコジリン。
(ねぇ、かあちゃん)
《何?ベビィ?》
(このお姉さん、発情期?)
《なっ!?》
(さかってない?)
《ど、どこで覚えた!?》
(雷帝くんの知識だよ、雷帝くん、色々知っているんだ)
戸惑いを隠せないバトルモード・ユウバ。
性の知識は大事だ。
だが、今のベビィには早くないか?
世の母親達は、こんな時、どう接するのだ!?
慌てて脳内検索するが、どの戦闘記録にも、答えがなかった。
いや違う!戦闘記録に性知識伝授はないっ!
動揺激しく、行動にエラーが出始めるバトルモード・ユウバ!
《ノ、ノーマルッ!》
(待ちなさい!今忙しいの!)
《し、しかしベビィがっ!》
(無邪気に聞いてくるぅ?かわいいじゃん!)
《そ、そうなのか!?》
(ベビィは大丈夫ぅ!問題なしっ!)
《いや、それは親の贔屓目ではないか!?》
バトルを無視し、コジリンに問うノーマルモード・ユウバ。
つんつんとコジリンの耳を引っ張る。
「答えなさいよぅ!」
「ひゃん!はい、そうですっ!赤ちゃんも沢山うまれますぅ!」
〔記録記録、子孫繁栄にも干渉していると……より強いカードを生みだそうとしていないか?目的はなんだ?階級のアップだけか?〕
そして大きな木の下に辿り着く。
そこには石を積み上げた、小さな家のようなモノがあった。
大きさは50㎝程か?
ひっそりと綺麗な花が添えられ、神聖さが漂う。
〔磁場の値が低い、聖地か?……ん?地下に異変がある?これは……断層が走っているな、この大木と祠で地震のエネルギーを逃がしているのか……〕
*来たか*
声が響き渡った。
ふわり、と現われる3つの光り。
進み出て跪くコジリン。
「私はドワーフ村のショジ・コジリン、主マシンダガン・ユウバさまと挨拶にきました」
光りは女神の形になる。
*ドワーフ村の女神チャウである*
*草原の花、女神シュウである*
*草原の弓、女神ユンである*
「マシンダガン・ユウバ、礼に参った」
ロロロロロゥ。
遠くで雷が鳴った。
今回はここまでです。
次回をお楽しみに!
次回サブタイトルは 第40話 祠にて の予定です。
投稿は明日の朝を予定していますが、遅れるかも知れません。
毎回ご愛読ありがとうございます!




