第36話 コジリンと一緒に
おはようございます。
投稿です。
この娘がコジリン!?
C重騎士!?
村長をチラ見するバトルモード・ユウバ。
……眼を逸らした!
そこにいた全員が横を向いたのだ!
(見て見ぬふりだと!?)
《……カード形態とぉ全然違うんですけどぉ!?》
身長2m程の巨大ドワーフを想像していたノーマルモード・ユウバ。
リリーアキビンも力持ちとか言っていたし!
しかし!コジリンを見た瞬間から、何やら地雷を見つけた感じがするのだ。
踏んではいけない!
「……いや、間に合っているから案内はしなくていい」
本能がそう告げた。
「うええええっ!?そ、そんなぁ!」
一から聞いてはいたが、本人に直接聞いてみるバトルモード・ユウバ。
「リリーアキビンはどうした?昨夜のお前はヒロインだった、その……申し込みが沢山あったのでは?」
「全て断りました」
即答するコジリン。
「なぜだ?選びたい放題ではなかったのか?」
「今まで、私を笑っていた者達ですよ?そんな奴等と子を作るつもりはありません!あいつら全員お断りです!ふふっそれはもう……はぁ、はぁ、あの断るときのぉ彼奴らの顔!もう……あああんっ!サイコウゥでしたっ!」
《なんかヤバくね?》
「リリーアキビンもお断りだと?」
「当然です!」
「当然!?」
「はい、彼はもう過去の男です、未練も何もありません!私は……ちらっ……お、お姉さま一筋ですっ!あああっ、言ってしまいましたわっ!何処までもお供いたしますぅ!」
「頼みましたぞ!ユウバ殿!」
「ちょっと待て!勝手に頼むなっ!」
もしかして、いやもしかしなくてもこの子、問題ありか!?
そもそも、私を笑っていた者達!?何を笑っていたのだ?
村長達、私に押しつけようとしていないかっ!?
「ささ、お姉さま!女神チャウさまの祠はこちらですわ!」
頬を染め、ユウバの前を歩き出すコジリン。
「……断れないのか?」
《私一筋って、なに?どういうこと?私、狙われているのぉ!?》
〔これは、この世界について色々と聞けそうだな、利用するか〕
にゃー。
(なんか、おもしろそうなお姉さんだな)
〔面白し、槍を持たせてみるか〕
魔女回路は早速コジリンを試し始めた。
空気中に漂う微量の魔力を集め、槍の密度を3倍ほどに高める。
打撃の時に使う技であるが、魔力を含んだ槍、持てるか?
〔見た目と違う魔力の重さ。持てるか?持てるならば従者として利用しよう〕
「コジリン」
「はい?お姉さま?」
「私のメイン・ウエポンだ、持てるか?」
そう言って槍を差し出すバトルモード・ユウバ。
歓喜するコジリン!
「は、はいっ!槍持ち、ですね!」
〔まぁ槍は私の槍だが〕
ひょい。
〔!〕
「使いやすそうな槍ですね!」
〔なんと!軽々と振り回すとは!〕
「使いやすい?ほう、そうか。村長、女神グネの村までこのショジ・コジリンを預かる」
「よしなに!」
「あああ、ああ、ありがとうございますっ!お姉さまぁ!」
「そこでだ」
尻尾の保管庫より、金属の塊を取り出すバトルモード・ユウバ。
「これで、弓とナックルを作れないか?」
「!!!!!!!!!!!!!」
……ド、ドラゴナイト!?……
……生きた金属!……
……ど、ここでこれを!?……
「この世界に来たとき、竜を斬ってね、その尻尾から出てきた」
「……これが、どれ程の貴重金属か、お分かりか?」
「さぁ?知らん、知らんが加工を頼みたい、おそらく使い手によって形を変える武器になるだろう」
「はい、この金属は持ち主を選ぶと言われています」
「だろうな、余ったらやる、自由に使え。それで依頼料は無しだ、いいか?」
「!!!!!!!!!!!!!」
「行き先は女神グネの村だ、出来たら届けてくれ」
「……よしなに」
「おっ、おっ……お姉さまぁ……」
《な、なに!?》
「どうした?」
「ドラゴナイトを?ただでぇ!?太っ腹すぎますぅうう!あたし、あたし……もう……大好きですぅ!!!」
今回はここまでです。
次回をお楽しみに!
次回投稿は未定です。
一行も作れていません。
ブックマークも増えていますし、今が頑張りどころでしょうか?
明日中には、投稿したいです。
それでは次回をお楽しみに!




