第31話 C→R
おはようございます。
投稿です。
すみません、勝負は次回になりました。
思いの外、文章が延びまして。
フィールド外に弾き出され、一に迎えられるマシンダガン・ユウバ。
「カード化とバトル、どうでしたか?」
「勝負はどうなった!?」
即反応し、あくまでも勝ちに拘るバトルモード・ユウバ。
「御覧あれ、本戦並のバトルです」
「本戦?」
「25枚のカードで戦う女神大戦、あの戦いでもこのような熱いバトルは中々見れませんよ」
ユウバの周りに、ドワーフ達が囲むように集まる。
皆、高揚し口々に賛美を唱える。
……どこのお方です!?……
……この村に永住されませんか!……
……お名前を!……
……これは末代までの語り種じゃ……
そこに割って入る一、二、三。
「控えなさい、まだバトル中ですよ。見なさい!あのカードを、皆の者!刮目せよ!」
フィールド上では2枚のカードが攻防を繰り返していた。
「!?」
「ユウバさま、まだ勝敗は決まっていません」
重騎士の頭上に表示されているHP1。
「あの紙のゴーレムの攻撃、ヒットしないのか!?」
「はい、擦りもしません」
「え?」
なぜ当たらない?HPは1だ、触っただけでもアウトでは?
……まさか村の簡易フィールドで奥義が見れるとは……
……それも初めて見る奥義、なんだあれは?……
「スキルの応戦で、どちらが勝っても不思議ではありません」
《なによぅ、それ!》
フィールドに視線を移すと、そこは魔力に満ち、激しい攻防戦が行なわれていた!
「おい!?Cアックスの戦士がいないぞ!?」
「R重騎士が撃破しました」
《えええっ!?撃破したのぉ!?ん、R?》
「R?レア?C、コモンではないのか?」
「いえ、あの聖女の祝福が漂っている限りR状態のようです」
〔!〕
「フィールド上で進化など、本戦以外で見るのは初めてです」
二が眼を潤ませフィールドを見つめる。
「2ターンは超えていますが、あの魔力、留まっているんです」
《ベビィの魔力、カードでも十分に通用するのね》
「そのベビィはどこだ?」
すり。
「あ!」
足下に眼を落とすと、白黒ネコがつぶらな瞳で見上げている。
ほっとするユウバ。
「おいで、ベビィ」
ぷいっ。
「え?」
横を向く白黒ネコ。
(オレのかあちゃんなのに……)
《え?》
(……あんな奴と楽しくバトルしてさ……ぶつぶつ……)
「おいで、ベビィ?」
ぷいっ!
メチャクチャ悲しくなるユウバ。
それは、思わず槍を落としそうになるくらい。
「……ベビィ、嫌わないでおくれ……ベビィに嫌われると、私の心が死んでしまう」
(!!!!!!!!)
白黒ネコの瞳は、まんまるになる。
びょん!と飛び上がり、ユウバの胸元に収まる白黒ネコ。
すりすりすりすりすり!
そのメタリックなボディにスリスリする白黒ネコ。
(あんなヤツと仲良くして、オレのこと忘れたのかと思ったよ!)
にゃー。
悲しく鳴く、白黒ネコ。
(オレのこと、忘れたりしないよな?)
にゃうううっ。
その悲しい声と仕草は、例えようがなかった。
「きゅん」
《きゅん》
〔きゅん〕
「《〔そんなことはない、決して忘れたりしない……〕》」
そう、マシンダガン・ユウバは決して、雷蛇を忘れたりしないのだ。
次回投稿は明日の朝を予定しています。
それから、ご登録ありがとうございます、励みになります。
喜んだ源水さんが1枚描いていますので、近々1話に挿絵が入る予定です。
では、ちょっとだけ次回予告を。
苛立ちを隠せない村長カラビン。
「なんだ!あのスキルは!」
全ての攻撃が、ヒットしないのだ!
*R重騎士、カウンター発動*
……くらえっ!よくもお姉さまをっ!……
重々しい斧が振るわれる!
*C紙のゴーレム、スキル紙吹雪発動*
ユラリ、と紙のように舞、攻撃を回避するC紙のゴーレム!
と、次回はこんな感じで熱いバトルが進み、決着がつきます。
ではお楽しみに。




