↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
赤い目の少年冒険譚 (2025.05)  作者: MAYAKO
第二章 五月世界

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

104/246

第30話 奥義発動     

おはようございます。

投稿です。

寒いです。


《あの子、回避とか、受け流しとか、何か技持っていないのぉ!?》


 ノーマルモード・ユウバがカード内で叫ぶ。


「見てるだけだとぉ!くそおおうううっ!」


 怒りに染まるマシンダガン・ユウバ。


〔これまでか?まぁそれでも、いい経験になった、データも集まったし〕


 魔女回路はフィールドやカードの構造について、できる限り解析している。


〔バトルモード・ユウバとしては、もどかしいじゃろうなぁ、戦場で何も出来ぬ状態など〕


 ユウバにとって、これは実戦となんら変わりがないのだ。


「リリーアキビン!どうにかしろ!お前のカードだろ!見ているだけか!?」


「くっ……」


 何も出来ないリリーアキビン。

 その顔には後悔が滲む。


(もっと、もっと戦略を練って、想定して……デッキの構築、活躍しなかったオレのゴーレム……ゲストが異界人……どうにか……どうして!)


「くっそおおおおおおっ!!」


 その時一瞬、フィールドがブレた。

 ノイズが走ったのだ。


 静まるフィールド。


*リ*リーアキビン*サ*イド*ゲスト*C聖女の祝*福確認*


《え?何それ!?ベビィ?》


 ゲスト席は空だが?

 ドワーフ達が、聖女を探す。


 ……聖女?……

 ……どこにいる?その聖女とやらは……


*C*聖女の*祝福*リ*リーアキビンサイド*各*種ステータス上昇*


 ザワつく周囲。


 ……C?……

 ……いないぜ?……

 ……バグか?フィールドに歪みが……


 女神チャウが素早く周囲の魔力を高める。


「聖女?」


「ユンちゃんは今、一瞬だけ途轍もない魔力を感じましたの!」


 女神達はその支配的な魔力を使い、白黒ネコを感じ取る。


「まぁ、変なネッコと思っていたが?あのネッコの仕業か?」


「あのヌッコ、何者ですの?獣人?チャウ!ユンちゃんに説明するですの!」


 女神達の眼が怪しく光りだす。


「それに、簡易フィールドがバグった?チャウ、お前書き換えしたな?」


「あの聖女の力、クラスは?SRではないのですの?」


「……ない……」


「どうした?」


「どうしたですの?」


「判定出来なかった!それに書き換えは私ではない!」


「「え?」」


「何処かに、上位の女神が来ている!それにあのネコ、カード判定出来なかった!私達より格上よ!」


「「!」」


「まさか!」


「いえ、少なくとも魔力は向こうが上よ!いや、違う!魔力は膨大なのは分かる!あのネコが呪われているのも!だけど!」


「……ユ、ユンちゃんにも分からない……なに?あのヌッコ……魔力の高いヌッコと思っていたけど、見通せない!?それにゲスト枠に遠隔参戦!?あのヌッコ、魔力だけ参加してますの!有り得ませんの!」


 ここで女神シュウが女神チャウを睨む。


「チャウ、お前、バトル改変は違法だぞ!」


「だから私ではない!……パリィはフィールドリストから消されている!これではリリーアキビンサイドは勝てない!」


「どこの女神だ!」


「私達より上位の女神が……チャウからこの、SR槍のゴーレムのカードを奪おうとしている?」


 そんな女神達の動きを知るはずもなく、バトルに集中しているユウバ。

 戦士の彼女にとって、戦いは全て真剣勝負。


「聖女の力?ベビィ?動いたの?」


 ギラギラと輝く星のような魔力がフィールドに満ちる!

 そして、SR槍のゴーレムとC重騎士のステータスが爆上げされる!


*SR槍のゴーレムスキル、かばう発動*


《発動したっ!聖女の祝福の恩恵?》


「パリィは!?」


 C重騎士の前に立つSR槍のゴーレム!


《だめぇ!かばうだけよぉ!パリィは発動しないっ!》


 その強大なゴーレムの腕は、C重騎士の身代わりに立ったSR槍のゴーレムの槍をへし折り、そのボディを引き裂いた!


「くっ!ここまでかっ!」


 目の前でバラバラと崩れ去っていくSR槍のゴーレムのカード。

 その姿を呆然と見つめるC重騎士。


「……え?」


 腕が引き千切られ、装甲が割られていく。


「勝て!必ず勝て!」


 おおおおおおっ!

 その有様をみて熱狂する周囲のドワーフ達。


「え?……お、お姉さま?」


《負けるなっ!負けないでぇ!》


 そう言い残してSR槍のゴーレムはバラバラになり、フィールド上から消え去った。

 それでも聖女の祝福はその場に留まり、C重騎士を祝福し続ける。


*チェン発動、C紙のゴーレム再行動*


「わしの勝ちだ!」


 カラビンか勝利を確信した!

 C紙のゴーレムの手が、C重騎士に迫る。

 その手は血のようなモノで汚れ、禍々しさの塊だ。


「あ!?……あ?あああああああっ!いやああああああっ!」


 C重騎士の叫びに呼応する聖女の祝福!


*SR槍のゴーレムとの感情値MAX10を計測、C重騎士固有奥義、いやぼーん発動*


 今回はここまでです。

 次回、決着です。

 たぶん。

次回サブタイトルは 第31話 決着 を予定しています。

投稿時間は未定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。