↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
赤い目の少年冒険譚 (2025.05)  作者: MAYAKO
第二章 五月世界

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

102/246

第28話 奥義     

おはようございます。

投稿です。


 それは紙のゴーレムだった。


「紙のゴーレムだと!?」


〔強度は!?〕


《戦えるのぉ!?燃えたり、濡れたりしたらぁ大変じゃ?》


「魔法紙を使っている、見た目は紙だが、強度は金属と変わらん、耐火、耐水、耐風、このドワーフ村の最高傑作」


「それでもC?コモン?」


「紙だからC、本来は金属で、あれこそオヤジが作ったチートゴーレム、SRだよ!」


《SR!?なんでCなの?紙だから?》


「ディチューンしていると?」


 バトルモード・ユウバが呟く。


「そう」


 このゴーレム、本来はSR級なのだが、C級に出力を落としているのだ。

 チューンアップの真逆、チューンダウン、ディチューンだ。

 ゴーレムだからこそ出来る、階級調整だ。


「反則でしょう!?基本ステータスはSRに準じているはず!コモンに落としても全てにおいて、高性能は隠せない!ずるいっ!」


 バトルモード・ユウバは村長を睨む。


「……ふっ、戦略じゃ」


「!……わらっ……た!?」


 ブチッ!


「《〔きいいいいいいいいいっ!絶対負けたくなあああいいいいいいいっ!〕》」


「お、オレだって負けたくねぇ!」


 ……わ、私だって!我が夫(希望×願望)×2に勝利を!……


「チッ、何が勝利だ!三連打全部、外しやがって!一回でも当てりゃ勝ってたんだぞっ!」


 …………うっ!?………ご……ごめんなさい……ぐすっ……


「おい」

《ごらぁリリーアキビン!》


「な、なんだよ槍さん?」


「彼女は、今、誰のために、どこで戦っているんだ?模擬戦か?これは真剣勝負ではないのか?」


「!」


 ……!……


「集中しろ!次の手を考えろ!今出来ることを成せ!」


 ……はいっ!お姉さまっ!……


「ん?お姉さま!?」


 バトルモード・ユウバは『槍さん』から『お姉さま』に昇格した。


 そうC重騎士にとっては真剣勝負!負けられない戦いなのだ!

 喩え、周りがなんと言おうと、これは私の真剣勝負なのだ!


 そしてその目がSR槍のゴーレム、お姉さまを見つめる。


 今、あそこに私の理解者がいる!私をかばって、励ましてくれたお姉さまが!

 ユウバは無意識に、彼女のスイッチをONにしてしまった。


「……チッ……」


 舌打ちをして、村長を睨むリリーアキビン。


(オレだって、勝ちてぇよ!)


 ここで女神達が、解析の手を同時に止めた。


「今、フィールドでスイッチが入りましたの!感情値が、絆値が一定を超えましたの!」


「誰だ!?こんな簡易フィールドで、奥義が発動するのか!?」


「こんなフィールドで悪かったわね、SR槍のゴーレムがC重騎士のスイッチを入れたみたい、あの2枚、相性がいいのかしら?それともSR槍のゴーレムの指揮統率力?」


「あのSR槍のゴーレム、コマンダーとして使っても優秀じゃねぇか?」


「私もそう思いますの!」


「……彼女の言葉に、コマンダーのボンとC重騎士の感情が動いた?」


「おい、たしか感情値8以上で奥義発動だったな?チャウ、今あいつらの値は?」


「コマンダーのアキビンが4、SR槍が5、C重騎士が6よ」


「6!?おいおい、チャウ?普通2か3だろ?」


「ほしいっ!あの2枚ほしいですの!」


「1枚は私のカード、SRはグネのカードよ。グネと交渉してみる?」


「ネグのカードかぁ」


「グネよ」


「あいつキライなんだ、逆さ読みで充分だ」


「異界のマシンダガン……解析は難しいわね、奥義が発動したら見物よ、バトルに集中しましょう」


「そうだな」


「そうですの!」


 *バトル・スタート*


 最初に動いたのはC紙のゴーレムだった!


「なっ!?私じゃないのか!?」


《実戦ならぁ、私が一番に動けるのにぃ!》


「なんせ、紙じゃからのう……ニヤッ……軽くて丈夫、そしてC紙のゴーレム以外、全てHP1じゃ!ふふっ」


《腹立つぅ!》


 C紙のゴーレムは、当然のようにC重騎士を狙ってきた。


「終りじゃ!」


《かばう発動!お願いっ!かばうスキル発動してぇ!》


「かばうだけじゃダメなんだ!パリィしないと撃破されてしまう!」


《え!?》


「私、HP1なんだよ!受け流さないとアウトなんだ!」


《ええっ!?そうなのっ!?》


「そうだよっ!」


 今回はここまでです。

次回サブタイトルは未定です。

投稿も未定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。