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85話 滅入る件

目指せ!100話までに100pt以上!(10000pv達成!!)


次の目標 150話までに30000pv以上&300pt以上

 ドドドドドドドド


 ………。


 「マジで退屈だな」


 俺は今、アスファルトフィニッシャーとロードローラー、路面切削機にモーターグレーダー等が1つになった、なんかすごい機械に乗っている。


 ヴァントの計画では、14000kmほどの道を作る予定だったのだが、以前出来たのは10000kmほど。


 あと、4000kmくらいの道路を作らなければならない。


 これが終わったら、水道橋を造って、開発村の基礎を作って………。


 頭が痛くなってきた。


 『水道橋の件なのですが、こちらで造っていいでしょうか』


 「造れるもんならね」


 『造れますよ?』


 マジかよ。


 もし本当なら、一つ心配事が減るな。


 『マートの工場でパーツを造って、それを必要な場所で組み立てる方式です』

 

 水道橋のプレハブとは?


 「その橋は、ちゃんと今の人間でも再現可能か?」


 戦艦ヴァントの装甲と同じ素材で造られたら、俺が死んだ後困るからな。


 え?


 ヴァントの装甲と同じなら、壊れないから良いんじゃないかって?


 甘いな。


 魔導船で簡単に実行できる、とてつもない火力を生み出す戦術がある。


 手頃な小惑星を魔導船で曳航して、それを惑星に落とすのである。


 直径数百メートル規模の隕石のになってくると、流石のヴァントの装甲でも耐えれないそうな。


 直撃など起こり得ないだろうが、起こってしまったら、修復不可能でクソ重いデカブツが散乱することになってしまう。


 『恐らく、可能です』


 恐らく?

 

 「素材は何?」

 

 『ローマンコンクリートと竹。所謂、竹筋コンクリートってやつです』


 日帝の戦時中かな?


 まあ、竹なら大丈夫か?


 普通に生えてるし。


 そこそこ強度があるし。


 「じゃあ、造っといて」


 『了解しました』


 道路造り開始から2週間後。


 『マスター』


 「え?なに?何か言った?」


 『お疲れの様子ですね』

 

 おかげさまでな。


 無の状態でハンドルを握り、レバーを引き、アクセルを踏む。


 精神が滅入らないはずがない。


 すっかり忘れていたが、ニック達がアルプトラウム来ているんだっけ?


 アイツらは、楽しんでいるだろうか。


 ちゃんと、お袋と接触してないだろうか。


 気になるなぁ。


 『マスター。『イージス』のことなのですが……』


 イージス?


 イージス………。


 ああ。


 最近再起動したレリックか。


 「メモメモ」では、船系のレリックは1隻しか手に入らない。


 なんかのブログで、「火力はヴァント、防御力はイージスが最強!」って書いていたため、俺はヴァントを使っていた。


 だって、「メモメモ」の中では、ヴァントの装甲でも敵からのファイヤーボールのダメージを喰らわないんだもん。


 自分以外のキャラクターはレリックを使うわけでもないので、それ以上の防御力なんていらなかった。


 『イージスと戦闘になる可能性がある以上、イージスへの対抗手段を持っておかねばなりません』


 「ヴァントじゃダメなの?」


 『私の砲だと、普通に弾かれます』


 「でも、ヴァントの装甲はイージスの砲を弾くんだろ?」


 『もちろん。春風の装甲でも、ティン・タイラントの装甲でも楽に弾けます』


 膠着状態待ったなしじゃないか。


 ティン・タイラントなんて、久しぶりに聞いたな。


 今度、久しぶりに乗ってみるか。


 「それなら、対抗手段なんていらなくない?」


 負けないんだからな。

  

 『後輩には勝たないといけないです』


 ヴァントって、イージスの先輩だったんだ。


 言い方を変えると、イージスの方がヴァントよりも新しいってことか。


 新型には負けたくないんだな。


 「ホログラムに出せる?」


 『はい』

 

 ブァン


 なるほどなるほど。


 兵装は少なめだな。


 主砲は連装砲2基だけだし。


 あと、そこそこな対空兵装が積んであるだけか。


 今まで、ヴァント設計の艦艇は武装まみれのものが多かったから、少し寂しさを感じる。


 「ミサイルは積んでないんだね」


 『ええ。「盾」なので、率先して敵の攻撃を受けるのがイージスの仕事です。爆発が必要なことを考えると、そこまで硬く作れないミサイルを積むのは非常に危険だったのです』


 VLS内で暴発されたら、たまったもんじゃないからな。


 「なるほどなるほど。ってことは、装甲を抜けさえすれば、簡単に勝てるわけか」


 『それが難しいんですよ。一応、対イージス用の艦艇を設計していますが、修学旅行までに間に合うかどうか……』


 「………頑張ってくれ」

 

 俺は、その言葉しか言えない。


 俺が首を突っ込んだところで、どうにもならないからな。


 俺にできることは、ヴァントを応援すること。


 そして、イージスの所有者と戦闘にならないことを祈ることだけだ。


 『マスターに応援する能力があるとは……。驚きです』


 「おいコラ」

イージスの図(対空砲を除く)を作成しました。

https://drive.google.com/file/d/1TLhU7S8S5Y0fKUi0QzSxBSsFI40pbvQn/view?usp=drivesdk

モデルはエステルイェートランド級です。

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