番外編⑨
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☆
私は、ソフィア。
ソフィア=フォン=ラザフォード。
私は少し前に、お父さんからある任務を受けた。
「切り裂きジョニー」を処理するという任務だ。
切り裂きジョニーさえ、処理できればいいい。
他の人間が巻き込まれようが関係ない。
どんな手を使っても、任務を遂行したい。
それが、私の存在意義。
………そう思ってた。
結果的に、切り裂きジョニーは死んだ。
お父さんが私に補佐としてつけた、エルンという男が殺した。
結局、私は何もしていない。
酒を飲んで寝て、お風呂の代わりに「さうな」とやらに入った。
それだけ。
任務は達成した。
でも、存在意義は示せなかった。
怖い。
存在意義のない人間なんて、ただの土塊と同じだ。
「今回は偶然俺がやった方が効率がいいことが大半だっただけです。『役立たず』だったのではありません。『役に立つべき場面がなかった』だけです」
「俺はソフィアの補助兼護衛です。あなたがメーア町に行かないなら、私は行かなかったでしょうね」
エルンの言葉は、一見冷たい。
でも、よく考えると、私は存在することに意義があるということになる。
このことに気づいた日から、私の頭から存在意義という言葉は無くなっていた。
ありがとう、エルン。
「おーい、ソフィア」
「お兄様!どうなさいました?」
「エルンが………『ソフィアに酒を飲ますな』って言ってきたのだが……」
「え?」




