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79話 戦闘の事後報告の件

目指せ!100話までに10000pv以上&100pt以上!

 『マスター、マスター』


 俺が寮のリビングで紅茶を飲んでくつろいでいると、ヴァントの人型のホログラムが出てきた。


 この姿を見るのは久しぶりである。


 アカリはこれを見るのは初めてなので、少々驚いている様子だ。


 前足でチョンチョンしては、実体がある事に驚いている。


 「ん?どうした?」


 『終わったみたいですよ?』


 主語を言えよ、主語を。


 「何が?」


 『何って、どこぞやの馬鹿の家の艦隊ですよ。5日前、ナイトメア星系で艦隊決戦がありました』


 ああ、リュカのことか。


 デウロからナイトメア星系は結構離れているからな。


 事後報告になるのは仕方がない。


 「敵はどんだけ魔導船を集めてきたの?」


 『約2万ですね。それと、ミャーチが5万、バルが3万、よくわからない小型機が13万いました』


 「多くね?」


 ウェッソン公爵家の戦力は、「メモメモ」では魔導船は合計約2千隻、ミャーチは合計約1万機くらいだ。


 この世界でも、軍事の面であまりウェッソン公爵家が出てこなかったところを見ると、戦力はそれほど変わらないだろう。


 『私としては、「よくわからない小型機」が気になります。艦隊の対空砲では落とせませんでした。10cmクラスの砲なら貫通しましたが』


 は?


 つまり、プレデテーラ・ウォーエル”よりは”装甲が薄いってこと?


 一応、対空砲でも元レンツの魔導船に穴を開けれはするんだぞ?


 実験済みだぞ?


 「写真ある?」


 『はい、これです』


 ブァン


 「何だこれ」


 ホログラムに映し出されたのは、ドラム缶のような形の胴体に大量の魔法陣が書いてある物体。


 「メモメモ」には、そんな機体はなかった。


 もしかしたら、アイリスのように転生者が関わってたり、続編の内容かもしれない。


 「………。まあ、ドラム缶のことは置いておいて、戦闘の結果は?」


 『勿論殲滅しましたよ』


 「被害は?」


 『0です』


 流石だな。


 「よく、弾薬が保ったね」


 『クラースヌイ・オクチャーブリ級の弾薬庫をできるだけ広くしたおかげですよ。実際、ほとんどの艦艇のミサイルは撃ち尽くしましたし。後半は砲戦のみでした』


 そりゃ、大変だったな。


 ん?


 ミサイルを撃ち尽くした?


 「まさか、核使った?」


 『いいえ。通常弾頭ですよ』


 よかった。


 核も撃ってたらどうしようかと思った。


 「なにはともあれ、勝てただけ良しとするか」


 『そうですね』


 「’お兄さん!何があったの?’」


 「’リュカの父親の艦隊を壊滅させただけだよ’」

 

 「’ふーん’」


 手を出したら、反撃される。


 これがこの世界の掟であり、当然のことである。


 長い間野生で生きていたアカリは勿論のこと、俺までも、命一つの価値が軽くなってしまった気がする。


 数百万人規模の人間が死んでも、「ふーん」程度にしか思わなくなってきた。


 「ローマにいれば、ローマに従え」という言葉があるが、意思がなくても勝手に従ってしまう事もあるのだ。


 俺は、日本人ではない。


 ただの、この世界の1人の人間なのだ。


 ドンドンドン


 「おーい。アイリスーー。オレだよ!オレオレ」


 アイリスの寮のドアを叩く。


 オレオレ詐欺みたいになっちゃったな。


 「どなたですか………。ああ、エルンじゃったか!」


 切り替え早いな。


 「もしやお主、わしを襲おうと!?」


 「アホ、そんなわけないだろ」


 こいつは俺の事を何だと思っているんだ?


 「’アカリもこんにちはなのじゃ!’」


 「’こんにちは〜’」


 俺が1人で外出する時、アイリスにアカリを預けておいたから、仲良くなってるな。


 よかった。


 「エルンや、わしは日本語で話した方がいいかの?」


 「そうしてくれ」


 「’わかったのじゃ!エルン、わしに何の用じゃ?’」


 「’ヴァント’」


 『’了解’』


 ブァン


 某ドラム缶の写真が出てくる。


 「’これの正体を知ってるか?’」


 「’知ってるのじゃ!’」


 俺は知らないが、アイリスが知ってる。


 続編の内容という俺の予想は的中したようだな。


 「’これは、ミリカン傭兵国の『フスト』という標準兵器じゃ’」


 「’ミリカン傭兵国ってなんなんだ?’」


 「’『国』となってはいるが、奴らは定住せん。子供は5歳くらいの時に親から兵器の乗り方を教えてもらうため、民全員が『フスト』みたいな兵器に乗り、必要な物資は略奪するのじゃ。そして、奴らは傭兵になって金を稼いだりもする’」


 宇宙版遊牧民だな。


 傭兵国というよりは、ウルスの方が合っている気がするな。


 「’そこのトップは?’」


 「’ミリカンじゃ!’」


 だからミリカン傭兵国なのか。


 ミリカン・ウルスだな。


 王の称号は「ハン」なのだろうか。


 「’で、『フスト』がどうしたのじゃ?’」


 「’俺の星系に攻め込んできたんだよね’」


 「’何じゃと?よく、無事じゃったな!アレはミャーチより堅く、速く、火力が出る。……いや、お主には『レリック』とかいうものがあるから当然か’」


 ミサイルは尽きたようだけどね。

 春風型ミサイル艇

艦番号,艦名

1,春風

2,夏風

3,秋風

4,冬風

5,松風

6,浜風

7,磯風

8,海風

9,川風

10,山風

11,疾風

12,旋風

13,嵐

14,電

15,雷

16,不知火

17,陽炎

18,朝霧

19,夕霧

20,天霧

21,大鷹

22,熊鷹

23,隼

24,千鳥

25,白鷺

26,青鷺

27,海猫

28,鴎

29,鵟

30,燕

31,真鶴

32,鷹

33,鷲

34,早笛

35,雲雀

36,大波

37,高波

38,巻波

39,漣

40,磯波

41,綾波

42,敷波

43,渦潮

44,早潮

45,磯潮

46,夏潮

47,朝潮

48,満潮

49,渦波

50,若宮

51,朝露

52,夕露

53,名残雪

54,淡雪

55,粉糠雨

56,東雲

57,曙

58,夜明

59,夕月

60,三日月

61,望月

62,五月雨

63,時雨

64,村雨

65,春雨

66,夕立

67,初雪

68,白雪

69,睦月


 アーベントシュテルン級戦艦

艦番号,艦名

1,アーベントシュテルン

2,モルゲンシュテルン

3,ポラールシュテルン


 クラースヌイ・オクチャーブリ級重巡洋艦

艦番号,艦名

1,クラースヌイ・オクチャーブリ

2, ヴェリーキー・オプロート

3,プロレタリアート

4,コムソモーレツ

5,アヴァンギャルド

6,ポベーダ


 ラムラダ級駆逐艦

艦番号,艦名

1,ラムラダ

2,アルニラム

3,アルニタク

4,ミンタカ

5,ベテルギウス

6,リゲル

7,アルデバラン

8,シリウス

9,カノープス

10,プロキオン

11,カペラ

12,ベガ

13,アルタイル

14,デネブ

15,レグルス

16,スピカ

17,アンタレス

18,フォーマルハウト

19,アケルナル

20,アリオト

21,ミザール

22,アルカイド

23,ドゥーベ

24,メラク

25,フェクダ

26,メグレス

27,アリオル

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