表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/46

2話 転生した件

 俺は死んだよ?


 うん。


 死んだ。


 それなのに、この状況は何であろうか。


 まじでなんか見えるけど、何も見えん。


 視力でいうと、そうだな。


 0.01ほどであろうか。


 うっすらと何かの輪郭が写ってる。


 多分人だな。


 ん?

 

 抱き抱えられたな。


 圧倒的ホールド感。


 うーん。


 19歳の人間が抱き抱えられるなんてことは、ありえない。


 抱き抱えた人間は、どんな巨人だよ。


 ん?


 なんか口に当たってるな。


 ふにゃふにゃしたものの先に突起物があるな。


 ………。


 まさか………俺、赤ちゃんじゃね?


 これ、おっぱ………乳房じゃね?


 これはいわば、輪廻転生ってやつ?


 ああ、そうか。


 新しい生を受けたか、俺。


 ………。


 流石に生まれたての赤ちゃんが泣かないのはやばいか。


 一応泣いとくか。


 「オギャーーーーーーーーー!」



 いやー、ほんとに困った。


 困った困った。


 言語がわからない。


 何語だ?


 俺は日本語はもちろん話せるし、英語は中3で英検1級とったし、二外では中国語をとってた。


 それでも、言語がわからない。


 母親と父親らしき人間が何か言ってるのはわかるんだよ。


 何言ってるのかわからないんだよ。


 まじで困った。


 しばらくは翻訳作業だな。



 生まれてから2年が経った。


 翻訳作業はほとんど終わっている。


 俺の名前はエルンスト・フォン・ヴィッテルスバッハ。


 ヴィッテルスバッハ男爵家の4男である。


 出身国はラザフォード王国。


 ………。


 俺は悲しい。

 

 悲しいよ。


 明らかに地球じゃないんだもん。


 しかも、「エルンスト・フォン・ヴィッテルスバッハ」の名前も、「ラザフォード王国」も、「メモメモ」にあったよ?


 ふざけんなよ?


 よりによって、転生したのは「メモメモ」の世界かよ。



 さーて、エルンスト・フォン・ヴィッテルスバッハが「メモメモ」でどのような役割を担っていたかを説明しておこうか。


 簡単に言おう。


 モブである。


 もう少し詳しく言おう。


 主人公が王子にプレゼントするために行ったケーキ屋に並んでいる時に、なぜか主人公に話しかけてきたモブである。


 エルンストはモブである。


 しかし、ヴィッテルスバッハ男爵家は案外ゲームにおいて重要である。


 ヴィッテルスバッハ男爵家が持っていた惑星系……おっと、説明を忘れていた。


 「メモメモ」は、一つの星内で繰り広げられるゲームではない。


 舞台は、星3400個以上である。


 ………。


 いかれてるだろう?


 宇宙も舞台なだけあって、この世界には宇宙船が存在する。


 しかし、この宇宙船は、ガ○ダムや宇宙戦艦ヤ○トのように、バーニアによる推進力で進むのではない。


 なんか、航行石という謎の石、のおかげで推進力を得る。


 いわゆる魔法だな。


 この世界には、機械がほぼない。


 あるとしたらそうだな………「レリック」と言われるものかな。


 レリックは、もちろん遺物という意味である。


 電気で光る電球なんてものはない。


 その代わりに、光る魔石で街を光輝かせるのが、この世界である。


 ガソリンや電気で走る車なんてものはない。


 その代わりに、回転を制御する魔石で車輪を回すのが、この世界である。


 その中で、ヴィッテルスバッハ男爵家が所有しているマジノ星系の第五惑星には、「レリック」が存在する。


 それは、星自体だ。


 星自体がレリックなのだ。


 見た目はどこにでもある星であるが、上陸して、「起動キー」を唱えれば、星の内部へと続く基地がある。


 そして、その中には、巨大な軍事施設と、整備施設、そして、7000m級の機械式戦艦「ヴァント」がある。


 ヴァントが手に入ってから、ゲーム内の戦闘は圧倒的に楽になった。


 だって、ミサイルあるし、レールガンも付いている。


 少々動きが速い巨大ファイヤーボールのようなもの(少々速いと言っても、時速1000kmは出てる)が敵の戦闘艦から撃たれたところで避けれるし、レールガンは時速40000kmは出るし。


 ファイヤーボールの射程が10kmに対し、レールガンの射程は300km。


 ミサイルの射程は1000km。


 圧倒的である。


 しかも、敵の戦闘艦が最大でも700m級なのに対して、ヴァントは7000m級。


 正直、砲を撃たずとも、ミサイルを撃たずとも、衝突すれば、すり潰せるのである。


 こんな化け物兵器が領内にある場所に生まれた俺は、なんて運が良いんだ!

ヴァントのスペック詳細

 船体 7000×1150×250(縦×横×高さ)

 最大走力 時速3000km

 武装 128セルVLS×42基

    近距離用RAM18基

    200cmレールガン3門7基(主砲)

    46cmレールガン2門28基(副砲)

    30mm対空レールガン70基(対空砲)

    レーダー探知機(効果範囲半径500000km)

    魔法防御シールド


読んでくれてありがとうございます。面白いと感じてくださった方は、評価、ブックマークをしてもらえると嬉しいです。ラザフォード王国という名前は、高校物理に出てくるラザフォードの名前を使わせていただきました……って、思ってたんですが、後になって調べてみると、ニュージーランドに似たような学校がありました。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ