学園生活 フィンの裏ボスの件
「ねぇ、シーラン。ララティーナが言うにはフィンが裏ボスなんだって言うのよ。フィンは優秀で私の国で随一の暗殺者稼業としてやってるから倒されると困るわ!」
「あー、フィンな。確かに優秀だよな…全ての間者を排除されたからな。裏ボスって最後に出てくるんだろう?なんかきっかけでも有るのか?」
「どうやら恋人絡みらしくって…生死次第では変わってくるって言うんだけど…何とかしてくれないかしら?」
「フィンが弱みをそんな簡単に出すと思うか?お前がこれから有る事を話した方が良くないか?フィンの領地に居たんだろう?なんかなかったのか?」
「それがフィンは王宮に居たし基本エルネストと一緒だったから…影修行に夢中で何にも分からないわ!」
「…偉そうに言うな。王宮に行くか…」
「そうね!フィンに事情を話しておけば恋人が死ぬ事もない訳だしね。誰とかは聞かずに言ってみましょうか。シーランも来るの?」
「未来の女王の夫になる俺が別に部外者にはならないだろう。お前だけじゃ不安だ」
「なんでよ?フィンは私が小さい頃からの影よ!信頼おける人よ?王族には絶対服従よ!」
「だから今、まさに恋人を盾に取られた場合だよ。念の為に行く。生徒会の仕事が終わったら…はぁ…」
「お疲れなのね。生徒会ってクラウンとグリフォンも入ったんでしょう?押し付けてくればいいじゃないの」
「そうしたいんだが…書類を読んでからどれが最優先事項とかまだ分からないから。整理してくれた先輩が卒業してな…」
「私がやってあげるわよ。これでも前世の中には秘書として働いてた事も有るのよ!得意よ!」
「じゃあ、任せるけど臨時な臨時」
シーランと生徒会室に行って書類ホルダーを作ったり最優先とまだ大丈夫なやつと更にまだ大丈夫なやつを判別して並べてく
「どう?行事に合わせて分けてみたわ」
「あぁ、これならいちいち読まなくても大丈夫そうだな。ありがとう」
「うんうん。役に立って良かったわ!シーラン公務疲れしてる人みたいだったわ。それじゃあ王宮に行くわよ」
「そうだな。フィンは今は誰に付いてるんだ?」
「母上ね、後は下の弟達ね!エルネストがフィンの後に継ぐ予定だけどまだまだねー」
そうして王宮に向かった
「フィンは居ますか?母上?」
「アリアンローズ、シーランまで。急にどうしたの?学園は?」
「ちょっとフィンに用事があって…」
「キースと一緒じゃないかしら?」
キースは私の1個下の弟だ。
「キース、居るの?」
キースの公務室に立ち寄ってみた
「姉上様、どうしたですか?」
「フィンを借りたいんだけど…今、いる?」
「はい、皇女殿下。気配消すのが上手くなりましたね!」
「そうでしょう!頑張ったのよ!じゃなくてフィンに話しがあってね…」
「シーラン様とご一緒で大丈夫ですか?」
「シーランとしか結婚しないから将来の夫よ。問題ないわよね?」
「はい。それでは皇女殿下の部屋で話しましょうか」
アリアンローズの部屋に移動した
「実はね、フィン…将来的にフィンが裏ボスとなって倒される話になっててね。恋人絡みで盾に取られたとかない?」
「恋人絡みですか?皇女殿下を私が殺しにくるって言うのはあり得ない事ですね」
「それがフィンが裏ボスって言うのよ…今は心当たり無くてもこれから気をつけてくれないかしら?フィンが王族殺しなんて…嫌だわ」
「今は不確定な内容だから信じられないでしょうが万が一って事も有るから…頭に入れておいて下さいませんか?」
シーランがフィンにお願いするとフィンはちょっと考えて
「分かりました。頭の隅に入れておきます」
「フィンが引退する時は仕方ないけど私が女王になったらシーラン共々お世話になるから本当に気をつけてね!」
「皇女殿下は昔から無茶な事しか言わないからエルネストに引き継ぎが大変なんですよ?ナイフ投げまでさせるはずじゃなかったんですが…新人として毎日頑張ってたからドレスの下に隠せる場所まで作らせて…王妃様は呆れてましたよ」
「それは…楽しくて。護身術とか反撃なら完璧よー。将来は何か有ったらフィンの領地に世話になるから」
「やめて下さい!皇女殿下は女王になるんですよ?私達が立ち回る事ですから関与しないでいいですからね!シーラン様も皇女殿下を家出させるような事はおやめ下さいませんか?」
「あー、すまない…。言い訳するにも家出した後で話せなかったんだ。気をつけるから」
「皇女殿下はとにかく王族として私達を使っていればいいんです!ナイフ投げとかはしないで下さいね!全く、何やってたんですか!」
「ごめんなさい…楽しく…」
「俺もそう思うぞ?アリアンローズ」
「シーランまで!貴方のせいよ!?」
「とにかく私がもしも窮地になったら自害しますので安心して下さい」
「だーかーらーそれが嫌なのでそうなったら報告連絡相談して下さいって言いにきたのよ!それじゃあダメなの!!!フィン分かってる?」
「かしこまりました。皇女殿下」
「本当に大丈夫?!弱み握られて暗殺仕向けられたらやる前にちゃんと来なさいね!!!シーランが何とかしてくれるから」
「俺に丸投げするの?」
「他に誰が居るのよ?なんの為に強くなるように言ったと思ってるの?シーラン任せに決まってるじゃないの!」
「はいはい、俺ね。俺が何とかすればいいのね。分かったからフィン、相談してくれる?考えるから、俺が」
「はい。シーラン様は将来の王ですからね。誠心誠意仕えます。暗殺や拷問、割り出しなど何でも仰って下さいませ」
「いや、だから…それはフィンが無事だってなった時だからその前に相談してくれる?……アリアンローズ、お前のところの影は凄いんだけどズレてない?大丈夫?」
「フィンの領地のみんなも凄いのよ!エルネストはフィンには及ばないけど影修行して私を鍛えてくれたのよ!全然、大丈夫よ!」
「そう言う事じゃなくて…フィン、恋人居たら守るから教えておいてくれるかな?生死次第なんだよ」
「それは…そうなった時になったら教えますが…中々、会えないので分かりませんね…正直、恋人にはただの公爵家の者としか言ってないですし」
「えー、恋人には言ったら?私、シーランが暗殺者でも愛せるわよ?多分?」
「何で王族の俺が暗殺者なんだよ?ないからな!そう言うの全く」
「例えよ、例え」
「公爵家の長男として影として生きてきたので普通の恋人が欲しかったんですよ。」
「まぁ、そうだよな…普通なら跡継ぎ問題で結婚させられるしな。良く政略結婚とかなかったな?」
「有りましたよ。ただ、拷問シーンを見てられる女性が居なかったものですから…」
「それは結婚出来ないわー。フィン、妥協は必要よ?そんな女性は居ないと思うわー」
「居ますよ。私達は王族担当ですが、他にも3つの影が点在してますから。街や森の民や商人とかになってますねー対外担当とかは」
「知らなかったわ…。女王になった時に知らされるパターンよね?それって」
「さぁな、フィンに聞けば何でも教えてくれたんじゃないか?」
「守秘義務が有りますので詳しくは話しませんね。皇女殿下でも」
「フィン!とにかくちゃんと恋人の件は言うようにね!約束よ!生死次第なんだから」
「はぁー生存確認してみます」
「本当に大丈夫なのか?アリアンローズ…」
「分からないわ…」




