学園生活 ヒロインと再会
「アリアンローズ様…私…ララティーナと申します。私は決して危害を加えたりしないので断罪ルートとかそう言うのはなしでお願いします!」
「貴女…前世の記憶持ちなの?」
「はい…前作はヒロインでしたが今回は悪役令嬢だったアリアンローズ様から5人の王子達を奪い取るって役目ですが、決してそんな事しませんから!」
「あー、やっぱりファンディスク的な感じね!あ、別にシーラン以外なら口説き落としてくれないかしら?」
「え、それは…ちょっと…」
「いや、そこを何とかして欲しいのよ!貴女は聖女よね?特にグリフォン皇太子を何とかして欲しいんだけど…」
「グリフォン皇太子殿下をですか?!無理です!あんな恐ろしい方…とても無理です!!」
「貴女じゃなかったら誰が落とすのよ?聖女の力を盾にして結婚してくれると有難いんだけど
」
「あの方が怖くてシーラン様に頼んで異国の地に逃げたんですよ!今はサクラメント国の男爵夫妻に可愛いがられて幸せに暮らしてますし…一応、シーラン様に学園には来いとの条件だったので来ましたが目立たず暮らします」
「そんなにグリフォン皇太子って腹黒なの?設定では熱血漢の正義のヒーローだったじゃなかった?」
「それは…表向きの方で実は裏では策略家で腹黒の怖い方です!アリアンローズ様も狙われたら最後、どうなるか…」
「ちょっと、私はシーラン以外とは結婚しないのよ?グリフォン皇太子がかなり厄介だからララティーナに何とかして欲しかったのに!」
「聖女候補でしたが~利用されるだけ利用して捨てるんですよ!」
「あ、そうか…私がヒロイン枠なのか…悪役令嬢だと思ってたのにグリフォン皇太子が婚約者候補として名乗りを上げたからおかしいとは思ってたのよね…どうしようかな…」
「シーラン様とは小さい頃から婚約者だったんですよね?」
「そうよ!断罪ルートとか有ったらシーランだったら何もないでしょう?断罪ルートいきにならないように生きてきたのに…今更ヒロイン枠って言われてもな…」
「そうですよね…。グリフォン皇太子殿下だけは厄介なのでシーラン様と決闘とか有ったらシーラン様勝てますかね?」
「あー、シーランにも勇者の称号有るのよ。私も聖女なのよね」
「そんな設定なかったけど…シーラン様が強いなら何とかなるかも…勝ち負けにこだわる人なので」
「へー、それじゃあ、大丈夫そうね!」
「アリアンローズ様は髪型違いますし短いですがどうしたんですか?」
「ちょっとね、護身術とかナイフ投げとか学んでたから髪が邪魔でね。筋力も付いちゃって服は脱げないわね」
「そんなの設定にはなかったんですが…アスベル王子とクラウン王子は大丈夫なんですか?」
「あー、奴らは約束破って勝手に候補になったから相手にしないわ。友達では有るけど…」
「ララティーナ、グリフォン皇太子殿下だけはとりあえず何とかするからアスベルかクラウンとエルネストだけは優しくしてあげて。きっかけは作るから」
「…はい。まぁ、全員候補って設定があり得ないんですが…。エルネスト様なら何とか交流しても大丈夫なんで。シーラン様は恩人ですから接触しない方向でいきますから安心して下さい」
「あ、うん。シーランは何とかやると思うわ…ただのヤンデレじゃないのよ…」
「シーラン様はサクラメント国では最強の人って言われてましたよ!国民に慕われるいい方だと」
「最強なの?勇者の称号ってそんなに凄いの?」
「勇者の称号は魔王退治限定で今回は裏ボスが居るんですが…そっちの方が厄介で私は瞬殺されます。アリアンローズ様の影のフィン様ですねー」
「フィン?!あのフィンなの?!それはちょっとヤバいわね…。何とか穏便に済ませる方法はないの?フィンは影の中でも最強で小さい頃からお世話になってるし敵対してくるのはないわ」
「王族を裏切るって訳じゃなくてフィン様の恋人絡みで色々と有るので恋人の生死次第では回避可能ですが…どこの誰かも分かってないんです」
「まぁ、そうよね?あのフィンが恋人の存在を知らせる訳がないわー。シーランに相談してみるわ。色々とありがとうね!ララティーナ」
「私も生死がかかっているので…何か有ったらアリアンローズ様に相談してもいいですか?」
「いいわよー。いつでも来てね。何なら護身術とかナイフ投げとか教えてあげるから!」
「はい…それは大丈夫そうですがグリフォン皇太子殿下が来たら使います!」
「よほどなのね…じゃあ、行くわね!」
「アリアンローズ様、間違ってもグリフォン皇太子殿下だけは敵にまわしちゃダメですからね!」
「う、うん…気をつけるわ…」




