15才の学園生活 シーランとアリアンローズ
「アリアンローズ様、お戻りになるんですね!」
「そうね…学園生活までってお母様からも言われてるから。髪があんまり伸びなかったけどいいわよね?なんか影修行に熱が入っちゃって護身術とか覚えたからなんかあっても大丈夫よ」
「私も一緒に入学しますがアリアンローズ様の従者で良かったんですよ?」
「貴方は影でしょう?何か有ったら守ってね。まぁ、受け身とかは完璧だけど」
「王女がナイフ仕込んで攻撃するとかないですよ?あんな夢中になってナイフ投げまでしてましたしね。みんな新人だって疑わなかったですけど…」
「いいじゃないの!充実した日々を過ごしたわ。嫌な事も考えずにいられたし感謝してるわよ!何か有ったら影として働くわ!」
「王女が影なんてあり得ないですからね!私達を頼って下さいね!」
「だから、何か有ったらよー。断罪ルートに入ったら行方くらまして影になるわ。その時は宜しくね、エルネスト」
「ヒロインが入学してくるんですよね?しかもサクラメント国の男爵として…」
「かなりゲームから話しがズレたからどうなるか分からないけど…とりあえずシーランに説明して貰いましょうか」
「いきなりナイフで脅してはダメですからね!話し合いですよ?アリアンローズ様」
「分かってるわ…ヒロインとの仲によるわね」
そして入学式当日
「アリアンローズ…お前、髪はどうした?イメチェンにしてはやり過ぎじゃないか?」
「シーラン…久しぶりね。ヒロインの事をかくまってたんでしょう?詳しく聞きたいわね」
「あー、かくまってたんじゃない。俺は放置してた。接触はあまりしてないぞ!言わなかったのは悪かったけどやましい事は一切ない」
「へー、じゃあなんで平民が男爵になってるのよ?しかもアース国の聖女候補を異国の地に連れてくっておかしいじゃない?!」
「港街で前に会ったって言ったろう?どうやらアース国から逃げてきたらしくてな…連れてかなきゃ死ぬとか言い出して…俺としては別に良かったんだがお前に危害が及ぶとか言うからだな…ゲームの展開を探ろうかと思っただけだ。勝手に男爵夫妻に気に入られて養女になったのは俺は関係ないからな!」
「ゲームの強制力ってないの?シーランがヒロインを好きになるとか…私、そうなったら別にいいわよ?今までずっと一緒だったんですもの。別の人と幸せになったとしても祝福するわ…」
「そんな事絶対ないな!これでも他の王子をどうやって潰そうかと考えてるんだが。結婚するのはお前しか居ないからな!他の奴には指一本触らせないから!特にグリフォンが厄介なんだよ。お前が好きになるなら監禁しようかなって思ってたけど…逆だろう?婚約者破棄ルートがなくなったから安心してただけだ」
「……ヤンデレ直ってないの、ね…」
「8ヶ月後には会えるし、そん時に言おうかと思ってたけど誤解させたのは悪かったけど家出されて言い訳も出来なかったんだけど?どこに居た?まさか野郎と一緒じゃないよな?」
「ちょっとシーランとの事を考えたくて…誰にも分からない場所に居たわ。ついでに護身術とか戦闘も出来るようになったわ」
「はぁーあ、王女のお前が戦闘?俺はお前を離す気なんてさらさらないからな!今いる婚約者候補を1人ずつ諦めさせる予定。入学してくるんだろう?4人も居るからとりあえずヒロインと会わせてみるが…好きになる要素が顔だけだからな。お前に比べたら大した事ないんだよな。実際」
「そうなの?じゃあ、みんな…ゲームの世界を無視してるのよね?もしかするとこれって悪役令嬢が主役のファンディスクかもしれないわね」
「ファンディスク?」
「そうそう、人気があったから救済の意味でそう言うのが出る事が有るのよ…私は買わなかったから内容知らないんだけど…積みゲーいくつあったか知ってるわよね?全部やってないのが多いのよ。ハマったやつは徹夜して全クリアするけどね。目当ての隠しキャラが出てくるから」
「だが、お前の聖女の力はゲームとは関係ないだろう?その場合はどうなるんだ?」
「全く、分からないわ!」
「そんな不確定な設定に振り回されるのか?!面倒臭いな!既成事実作って結婚しないか?」
「え~と、それは最終手段で…って言うか悩んだ私の時間を返して欲しいわ!」
「家出するとは思わなかった」」
「まぁ…お陰で私は有意義な時間を過ごせたけどね。シーランの事を考えないで楽しく暮らせたわよ」
「俺はお前が入学してきた時の為に生徒会なんて面倒臭い事して学園内の好感度上げてたんだぞ?!俺は!」
「シーランが黙ってるのがいけないのよ!」
「…だから、悪かったって…それより…お前、気配消すとか歩き方とかが暗殺者みたいになってるんだか?」
「あ、分かった?癖になっちゃったのよね。ドレスの下はナイフ仕込んでるわよ」
「……お前が居たのってフィンのところか?」
「そうよ?影になるのも悪くないって思ったわ。かなり鍛えたのよね」
「エルネストとずっと一緒か?」
「あ、え~と…そうね…だけどそっちはヒロインと一緒に居たんだから!」
「ほとんど接触はしてないぞ、言っておくが!」
「まぁ…とりあえず誤解も解けたしいいじゃない」
「アリアンローズ…おいで。抱きしめさせて」
「シーラン…」
アリアンローズがシーランの側まで来るとドレスからナイフを首元に当てる
「次はないわよ?シーラン!」
「聖女とは思えない脅しだな…そんなお前も可愛いが。しまってくれる?キス出来ない」
「分かったわ…本当は会いたくなかったけど…今回だけ許してあげるわ…」




