お父様との対話
「お父様!どう言う事ですか!婚約者はシーランだって昔から言ったでしょう!?他の人とは結婚しないわよ。そうなったら王族やめるわ」
「アース国のグリフォン皇太子からも求婚があってな…成人するまで婚約者候補で決めて欲しいと言ってな。どちらかと言うとアース国との方が同盟国としても損はないだろうと言うしな。」
「私は将来は女王になるのよ!皇太子殿下とは結婚出来ないし、国の利益とか関係ないわ!嫌よ!候補だなんて…シーランが好きなの!」
「隣国のクラウン王子とアスベル王子も候補として名乗りを上げてな…断る訳にもいかない」
「あの2人!!!約束したのに!!!とにかく、婚約者はシーランだから!!!王族やめてシーランの国に行くわ!」
「アリアンローズ、とりあえず、候補で将来はシーランが好きなら正式に結婚すればよかろう?まだ13才なのだから何がいいか分からないではないか?」
「だからって婚約者から候補だなんて酷いわ!シーランのどこが悪いって言うのよ?完璧じゃないの!そりゃあ、クラウンもアスベルも悪くはないけど…そっちまで期待を持たせるのも可哀想じゃないの!?」
「グリフォン皇太子からの提案でな。好きなら候補者ぐらいにはなっておいた方がいいと言われたそうだ」
「冗談じゃないわ!候補者が4人なんて!これじゃあヒロインじゃないの?!逆なら分かるけど…とにかくシーランとしか結婚しないから」
「婚約者候補だろうが優先するのはシーランとするからそうギャンギャン騒ぐな。王族やめるなどと言ってもそう簡単にはいかないぞ?」
「私はいつでもやめる覚悟が有りますぅ。お父様がグリフォン皇太子から言われたからって変えるのが良くないのよ!他の王子達も婚約者作れないじゃないの?4人もいらないわ!」
「クラウン王子とアスベル王子とは昔から一緒に交流してたであろう?なりたいって言ってるんだから成人するまでには気持ちも変わるかもしれないから」
「変わらないわ!小さい頃から一目惚れしたのよ!会いたいけど我慢してるんだから!いいわ!候補者が何人いようが私は婚約者としてシーランしか相手しないから!グリフォン皇太子は特に嫌よ!!!」
「それがしばらく滞在すると言ってな…王宮の離宮に滞在して貰う」
「何それ?私、絶対に会わないわよ!」
「明日、一緒に食事をしないかと言われてる。アリアンローズも一緒にと言っているが、王族として出席して貰うぞ」
「嫌よ!シーランがあと少しで帰っちゃうから一緒に居るの!私は絶対に会わないわ!じゃなきゃシーランと一緒にサクラメント国に行くから。グリフォンと会食するならシーランと一緒にするわ!体調不良とでも言っておいてね。会いに来ないようにしてよね。お父様!」
「……分かった。わがままは卒業したと思ったら」
「お父様がいけないのよ!お母様に浮気の事、バラすわよ?」
「あれは浮気じゃない!誤解を受ける言い方はするな。特に王妃には」
「だったらグリフォン皇太子の事、うまくいってよね!じゃあ、行くわ」
「お前、あれ程騒ぐなって言ったのにな」」
「仕方ないじゃないの!シーランと婚約者しなきゃ断罪ルートいきよ!それにグリフォンが王宮の離宮でしばらく滞在だって言ってたわ」
「まぁ、それはな…仕掛けてくるんだろうが」
「しかもクラウンもアスベルも候補として名乗りをあげたって!4人よ!ヒロインじゃないの?!おかしいわよ!」
「クラウンとアスベルはお前のせいだと思うぞ」
「好きにならない条件だったのに…」
「随分前に言ったが男との友情はあり得ないって言ったろう」
「あぁ…かなり昔ね…。報われない恋よりヒロイン推ししてたんだけどな」
「会った事もないヒロインよりもお前だろう?」
「グリフォンが一緒に会食しようって言うのよ!体調不良だから出席は断ったわ!」
「まだまだアピールがあるな…俺ならする」
「シーランと一緒にサクラメント国に行くわ!学園生活まで」
「それは…流石に無理だろう…」
「じゃあ、どうすればいいのよ?」
「殺される心配は今はない。あまり隙を作らずグリフォンからの熱烈アタックをかわせ」
「そんな他人事みたいに!昔のルークなら何とかしてくれたわ!」
「今は魔法も誓えないただの王子だからな…」
「それはそうだけど…」
「お前なら自分で何とかするだろう?まぁ、頑張れ。身から出た錆だな」
「怒ってるんじゃないの?そんな突き放すなんてルークらしくないわ!」
「ゲームの中でどうしろと?ヒロインが学園に入ったら状況も変わるだろう?」
「うん。多分…まぁ?」
「あと1年後には俺も学園に行くから大人しくしておけよ」
「分かったわ…」




