デビュタント当日
シーランにエスコートして貰った。順々に入場していざダンスだ。背が伸びたシーランとは私がちょっと低いくらいだ。スタイルがいい、完璧な所作にダンス。美しさを感じるぐらいにはアリアンローズも成長していた
第1王女で隣はシルバーの髪に金色の瞳のイケメンだ。かなり目立っている
「どうよ?このぐらい目立てば誰も文句ないわよね?私、可愛いし」
「そうだな。ダンスも2回踊ったし後は主要な王子とダンスか…グリフォンっているのか?」
「え~と赤髪の皇太子だから…どっかに…」
「好きにならないようにな!」
「私も顔も覚えてないから赤髪としか認識してないし大丈夫じゃない?」
「チィ…早速来たな…クラウン」
「アリアン、凄い目立ってたね。今度はわたしと1曲踊って頂きますか?」
と、クラウンが手を出すと…もう1人が手を出す
「アリアンローズ王女、私はグリフォンと申します。宜しかったら私と1曲踊って頂けますか?」
「いつの間に…」シーランが呟く
「あぁ…貴方がグリフォン皇太子殿下…」
なるほどー赤髪にブルーの瞳でなんか悪くない。声がね、イケボイスなんだから当然よね…
「クラウン、後でもいい?」
「まぁ、いいですよ…」
「それはありがとう。では、アリアンローズ王女、お手をどうぞ」
「えぇ、1曲お相手しますわ」
グリフォンとダンスが始まった…熱血漢って聞いていたけど…そんな感じしないわね?
「そんなに私が珍しいですか?王女」
「え…そんな事ないわ…ちょっと聞いてた感じと違うから…」
「聞いてた感じ?例えば?」
「熱血漢だって…正義感が凄いとか?」
「どちらかと言うと…逆ですね…」
「逆?熱くなるタイプではないの?正義の名の元に的な」
「さぁ…どうですかね…ところでシーラン王子とは婚約者だとか」
「えぇ、そうよ!将来、女王になるから貴方とは結婚出来ないわね」
「そうですか?別にいくらでもなりようが有ると思いますよ?」
「私…シーランを愛してるから無理よ!」
「どちらが相応しいか…お試し期間があっても良くないかな?」
「何故、そんなに私にこだわるの?」
「貴女に一目惚れしたからかな」
「!!!困るわ!シーランとは小さい頃から婚約者で…他の人とは結婚しないの」
「そう言わず…考えといて」
するとダンスが終わると手にキスをした
「なっ!」
するとシーランがやってきた。
「過度な接触はやめて頂きたい。俺の婚約者だから」
「ナイトの登場ですか。どうなるかなんて、分かりませんよ。では、失礼」
グリフォンは去って言った
「シーラン…一目惚れしたって言われたわ…本当は逆なのに…なんで?」
「隙が有り過ぎ!しかも、見つめ過ぎ!」
「それはキャラが違うから…つい見ちゃって…。強制力ってやつかしら?」
「いけ好かないタイプだ。宣戦布告しやがったしな!」
「私の婚約者はシーランだけよ!」
「当たり前だ!次は許さないからな!」
「アリアン、次はわたしでしょう?」
クラウンもやってきた。
「他の女性からダンス誘われるんだけど…鬱陶しいから君と踊ったらはけたいんだけど」
「あ、うん!シーラン、気にし過ぎよ。婚約者発表するんだし…踊りましょう?クラウン」
クラウンの手を取ると踊り出す
「アリアン、モテるって言ったじゃないですか?自分で…」
「そうなんだけど…意外な人が釣れたわ…」
「ヒロインのはずなんでしょう?」
「そのはずなんだけど…なんで???」
「知りませんよ!ほら、アリアン集中して」
「ごめん、ごめん」
「アスベルが見当たらないんだけど?」
「今日は13才のデビュタントだからアスベルは12才だから公の場には来れないって言ってましたよ?」
「そっかー、なら庭かしら?女の人を口説き廻ってるとか?」
「しないんじゃないですか?」
「そうなの?お姉さん達からモテそうなのに」
「なんででしょうね。全く鈍感なんだから…」
「なに?何か言った?聞こえなかったわ」
「別に…」
クラウンとのダンスも終わった
シーランを探すと他の女性とダンスを踊ってた!あのシーランが!?
曲が終わり戻ってきたから問い詰めた!
「ちょっと、なんで他の人とダンスしてるのよ!シーランらしくないわ!」
「仕方ないだろう?誘いがくるのを全員も無下に出来ない。お前だってずっと待ってるぞ?さっきから!」
「もう庭に行くわよ!シーラン」
庭に移動して椅子に座る
「婚約者発表っていつかしら?お父様が全然言わないのよ…目も合わせないし」
「俺は婚約者候補って言われたが?」
「まさか!?候補だなんて聞いてないわ!」
「昨日までは婚約者殿って言われたからあのグリフォンが動いたんじゃないか?」
「嫌よ!シーランが婚約者よ!私、お父様に言ってくるわ!これじゃあゲームと同じ展開だわ」
「まぁ、待て。強制力かもしれないから下手に今、動くのは得策じゃない」
「だけど…嫌よ…私…シーランじゃないと破滅ルートいきよ!」
「学園に入るまでは大丈夫だろう?様子見だな」




