13才のデビュタント直前
「そんなに怒らなくたっていいじゃない!?酷いわ!2年ぶりに会えたのに…あった早々取り調べみたいに詰め寄って!」
「当たり前だ!聖女だの、勇者だの!話しを変え過ぎだろう?!しかもクラウンとアスベルと友達になって俺より会ってるとか!」
「結局、最後のところでしょう?主に…大丈夫!本当にトラウマ癒して友達だから」
「それはヒロインがやるんだろう?しかも勇者が俺とかヒーローはどうするんだ?!」
「ヒーローだって勇者よ…シーランは影の勇者だからバレないわよ…。私が聖女なのはルークが神やってる時に女神の眷属やってた事があって力の一部を貰ったのよ!気付かなかったみたいだけど…しばらく一緒に居たわ!」
「え…知らない…本当に?神の空間に居た?」
「居たわ!全然気付かなかったから先に転生したのよ!!!ルークの愛ってこんなものだったんだって実感したわ」
「俺に会いに来た?会ってない気がするんだけど…?」
「会ってないわね。女神様の側に居たし加護者のお手伝いしてたし忙しかったの!」
「なら、分かる訳ない。同じ空間って訳じゃないんだから!そっちこそ会いに来るぐらい出来たでしょう?」
「女神様に接触しないって条件だったのよ!仕方ないでしょう?それで聖女の力を使えるようになったのよ!黙ってたのは…ゲームの世界を堪能して貰おうと思って…さ」
「俺に内緒にされる方が不快だ!あの2人には見せたんだろう?普通、逆だろう?」
「だって…もの凄く穢れてたんですもの…一緒に居るのに癒してあげないと居られなかったし」
「じゃあ、妖精王って何?!」
「力を使ってたら現れたのよ…昔みたいに歌魔法じゃないのよ。普通に使えるようになったんだけど1人で森に行ったら精霊達が集まったなぁーって思ったら妖精王だった的な?どうせならルークが死なないように力を貸してって頼んだら勇者にしとくって…。魔王退治限定よ?多分…。ヒーローが行かなかったら5人で倒しましょうよって話よ」
「5人って?俺とお前とクラウンとアスベルとエルネストだよな!」
「ヒーローは自由にやるだろうけど…クラウンとアスベルがそんな退治に行きたくないって言うから…じゃあ、ヒロインの力になりたくないなら世界の危機の時は私が一緒に行くからって約束したのよ。まだ、ヒロインの行動が分からないから…」
「大丈夫なのか?!そんなに話しを変えて?強制力って有るんじゃないのか?!アロマは好きにやり過ぎるんだよ!」
「そんなに怒らなくたっていいじゃない!いつの間にか声がわりしてるし、昔よりも色気増してるしもっと会いたかった感出して欲しかったわ!!!あ、デビュタントのドレスとかはありがとうだけど…」
「金色の髪に紫の瞳に合うように選んでおいたからね!婚約者なんだから当たり前だから。俺達のお披露目なんだから当然でしょう!お前からのもちゃんと付けるから」
「あ、うん。シーラン専用よ。シルバーの髪に金色の瞳が良く似合うように。私の色も入れたから仲良しって感じの装飾品を特注してアピールしたのよ…もう怒らないで…」
「……分かったよ。俺も会いたかったよ。だけど…あの2人にアリアンとかローズとか呼ばせてるのは納得いかないから」
「あー、それは…シーランも愛称で呼べばいいんじゃない?アーリーとか。てか、なんで知ってるのよ?そんな事、手紙には書いてなかったけど」
「俺にも間者が居るからね!潜りこませた」
「誰?気付かなかったけど…?フィンにはバレてないって凄いわね?」
「まぁね。大した情報はないけどね…」
「相変わらずね…やっぱり信じてないんじゃないの?シーラン一筋だってずっと言ってたわよ」
「だから俺は我慢したんだけど?」
「デビュタントが終わったら…また帰るんでしょう?ずっと一緒って言ったのに…全然一緒じゃないわ!」
「それはお前のせいだからね!学園生活までは仕方ない。それより…クラウンとアスベルとの会う頻度減らしたら?相手が好きになったらどうするつもり?」
「好きになっても実らぬ恋って言ってあるわ。ヒロイン推ししといたわ。いい娘だったら…」
「破滅ルートしかないのにヒロイン推してどうするんだ?」
「だから、いい娘だった場合よ。私はヒーローの婚約者じゃないんだからそこは大丈夫でしょう?意地悪って言うか…ほとんど犯罪的な事もしないし…ヒーローの国の教会の孤児に居るのは分かったんだけど…隣国じゃないから行けないのよ。そもそも、グリフォンに会いたくないから行きたくないし」
「なら、いいけど…あと1年。余計な事しない約束な!あと、頻度を減らす事」
「もう、結局、そこじゃない…」
アリアンローズがシーランに抱きつく
「このぐらいはしてもいいと思うわよ!」
そして軽いキスをする
「…もっとしたい…熱いの…」シーランが随分と積極的なのはゲームの設定なのか…定かじゃないがアリアンローズに抱き返すと色んな場所にキスをする
「はーい!ストップ!私、まだ13才だから」
「婚約者なんだから既成事実作ったっていいんだよな?18禁とか言ってなかった?」
「15禁よ?2とかから18禁かなー?」
「別に今すぐとは言ってないから。とりあえずファーストキスは俺だよな?」
「当たり前でしょう!わざわざ聞くところがヤンデレなのよね!」
「ゲームの設定だろう?」
「貴方は昔からです!とりあえず、ダンス2回踊って見せつけてからのヒーローに挨拶ね。後は全員揃うから」
「ヒロインも?」
「だから平民がデビュタントなんてないからそもそも不可能よ」
「なんでそんなにヒロインばっかり気になるの?シーランおかしい…大丈夫?」
「ピンク色の緑色の瞳の娘が接触してきたんだ…港街に居る時に…あまり覚えていないが…」
「それって…ヒロインよ。どうして…まさかシーラン狙い…前世の記憶有りなの?!そんな…」
「厄介なのか?俺は好きにならないが?」
「そんなのヒロイン次第なのよ!魅力とか使われたら…私との婚約者だって破棄するとか言うかもしれないじゃない?!」
「魅力なんて俺は効かないと思うが?」
「気力でどうにかなるものじゃないのよ!ヒロインなのよ?あー、もう厄介だわ!」
「明日のデビュタントで私がヒーローに一目惚れするかもしれないし…」
「はぁ~あ?!それは許さないからな!!」
「学園に入学するまでにまた接触してきたら言ってね!明日は大丈夫だと思うけど…熱血漢の正義のヒーローなんて無理だから」
「本当に大丈夫なんだろうな?」
「大丈夫よ!多分…絶対…」
明日は運命のデビュタント、ゲームの強制力に勝てるのか?




