クラウンとアスベル
あれなら月1ペースでクラウンとアスベルと会っていた。隣国だから近いのもあってお茶会したり城下街探索したりたまに妖精見せたりしている
最初は2人とも仲良くなかったけど、自然体で入れるようになった
「アリアン、婚約者ってどんな人?」
「あ、僕も気になる」
「カッコいいわよ、2人もカッコいいけど色気が有るって感じに成長すると思うわー」
「年上だっけ?サクラメント国は船に乗らないと行けない場所でしょう?島国の」
「そうよ、だからデビュタントまで会えないのよね…会いたいんだけど…難しいわね」
「アリアンが一目惚れしたって聞いたよ?」
「まぁ、そうね!運命の人って分かっちゃうのよね。だから、釣り合わないとダメでしょう?勉強も所作もダンスも完璧にならないとね!」
「聖女になればいいんじゃないの?」
「嫌よ!公務が増えるじゃない。面倒臭いわ」
「将来、女王だったよね?確かに忙しそう」
「絶対に内緒よ…ちなみに貴方達はヒロインに会えるから頑張ってみたら?」
「ヒロインって未来に会えるって言う聖女でしたよね?」
「そう…私とは相対する敵ってやつね!」
「敵って…アリアンの方が王族なんだし身分も地位も上でしょう?大袈裟じゃない?」
「甘いわ!クラウン!私は悪役令嬢なのよ!色々と邪魔とかになるらしいのよね」
「ローズだって聖女なんでしょ?そんなに警戒する事ないと僕は思うよ?ね、クラウン」
「わたし達が好きになるかなんて分からないでしょう?」
「なるのよ。コロっとね!だけど本当にいい娘だったら狙いにいきなさいよ。早いもの勝ちよー」
「なんか、適当ですね…アリアンは。婚約者が好きになったらどうするんですか?」
「そうね…戦うわ!こっちは婚約者なのよ。そう簡単に渡さないわ!」
「ローズ、そしたら僕が婚約者になってあげるよー。」
「なに言ってるの?好きにならないって言ったわよね?私はシーラン一筋よ!」
「分かってるよー。失恋したら慰めてあげるって話だよ」
「冗談でも結構よ!シーランに消されるわよ?本当に」
「何それ?こわー」
シーランサイド
アロマのやつ、クラウンとアスベルと友達になっただと?俺に内緒で勝手に動いたな!
それに実は聖女だと?!何故、女神の力を持ってるんだ?会いに行きたいけど…遠過ぎる!
俺は俺でアロマに間者をつけてるが…侍女として潜りこませたが詳しい情報収集が難しいとか
フィンってやつが優秀なんだな…
俺なしに月1ペースで会ってるとか手紙には心配するなって書いてあったが…
「シーラン殿下、アリアンローズ王女様から送り物が届いてます。中を確認しますが…」
「送り物?確認は必要ない。置いたら下れ」
「かしこまりました!失礼致します」
中身を開けると二刀流の双剣が入っていた
ミスリル製の最高級品で対になったやつだ
アロマからの手紙があるな
「はーい、シーラン。今、貴方が勇者になってるのよ。精霊王から祝福を貰ってね。ゲームの設定にはなかったけどリアルだと意外と自由になるのね!もしもヒロインが勇者達と魔王討伐に行かなかった場合は私達で倒しちゃうから鍛えておいてね。愛してるわ、シーラン。早く会いたいわ」
俺が勇者だと?ヒーローはどうするんだ?!勝手に動き過ぎる!ゲームの強制力があったらどうするつもりなんだ!色々と面倒な事になってお前が死んだらまた俺は置いてかれるのか…
いつもそうだ…だから俺は普通の生活を送りたかったのにな…
アロマにあったら詳しい事を全部聞く必要があるな




