事務子と子供を利用する親たち①
今回は、お子さんに関する重い話になります。
苦手な方は読まないで下さい。
患者さんの中には、お子さんがいる方がいます。
基本的に親御さん自身が受診する場合は、お子さんを預けてお一人でいらっしゃることが普通かと思います。
なぜなら、病院は病気の治療をする場所なので、診療科関係なく何らかの病気に感染するリスクがあります。
子供がその空間にいることは、何らかの病気に感染する可能性が大人より高いです。
どうしても預けられない場合などでは、お子さんを連れて受診にいらっしゃることもあります。
そのような理由で連れてくるのであれば仕方ありません。
しかし、子供を使って自身の目的を果たすために連れてくる場合があります。
今回は、子供を利用して起きた衝撃的なトラブルを2つ紹介します。
かなり重たい話になりますので、苦手な方は読まないで下さい。
①過量服用をするために子供を連れて病院をハシゴする親
過量服用という言葉は、この数年耳にしたことのある方は多いのではないでしょうか?
最近は処方薬よりも気軽に入手できる市販薬の過量服用が問題にはなっています。
ある日、赤ちゃんと幼稚園くらいの子供を連れた親御さんが受診されました。
とある症状があるとのことで薬を1種類処方しました。
2週間分の処方でしたので、症状が続くようなら2週間後に受診するようにと医師から診察で言われていました。
しばらく定期的に通院していましたが、あるときから「薬がもうない!」と言って受診予定日よりかなり早い日に来ることが続きました。
早すぎる処方はできないことを伝え、帰宅を促しても連日「処方して!!!」と子供を2人連れて受付で騒ぎ続けました。(過量服用はしないよう指導・治療の変更も続いていましたが聞く耳持たず・・・)
予定日以外での処方はせず治療は続いていましたが、薬局から別の病院で同じ薬が出ていると報告がありました。
また、別の薬局からも処方がダブっていると連絡がありました。
近隣の病院や薬局へ問い合わせると、同じ薬が出ていたのです。
把握できただけで1か月で同じ薬が数百錠も処方されていたのです。
他の病院でも同様に子供を2人連れてきて、受付や診察室で処方するように騒ぎを起こしたり、同情を誘うために子供に暴言を吐く様子をわざと見せ、無理やり処方させていたのです。
その後、近隣の医療機関・薬局へこのような患者さんがいるという情報が共有され、この方へ今後一切この薬を処方しないようにと注意喚起のお知らせが回ってきました。
私の勤め先では、訴えている症状のみの治療しかしていなかったので、治療をお断りすることになりました。
お知らせされた後の受診時、お断りの話をすると、また子供を使って受付で騒ぎを起こしたため出禁になりました。
泣き叫んだり怒鳴り散らす様をずっと見させられているこのお子さん達が本当にかわいそうでした。
実は、このような事例は珍しくありません。
家の中に何らかの問題があったり、子育てでいっぱいいっぱいになっていることがほとんどなので、行政の介入が必要です。
しかし、繋げようとすると拒否されます。
拒否するだけならまだマシですが、このような話をした事が刺激となり最悪の結果になる可能性があります。
繋げるタイミングが非常に難しく、どうすることが正解なのかいつも悩みます。
次回は2/16投稿予定です。




