市場近くの飲み屋で、親友は
バベルは歴戦の警備兵で、ベリックと肩を並べるほどの勇士です。
立場的には若干ベリックの方が役職は上ですが歴でいうとバベルの方が
上だったりします。
ベリックは戦場でこそ部下から慕われ
バベルは平時にこそ輝く存在です
トルンはその場を動けず、噴水で遊ぶ街の子供達をぼんやり眺めていた
そこへ街の警備隊長のバベルが現れた
『おや、一人かい?』
ボーっとするトルンへ何か察したようにバベルは隣に座る
トルンが我に帰り先日のグリフォンの件のお礼をいう
『グリフォンの件ありがとうございました。おかげで、いい宿と武器まで手に入れることができました!』
バベルはニッコリする
『それはよかった!なんせ我らの街を救ってくれた英雄だからね。君たちは』
それを聞いて、自然と涙が出るトルン
『何かあったことと思うが、グリフォンを倒した君たちだ。きっと乗り越えられるだろう』
バベルは長いしっぽでトルンの肩をポンポンする
トルンはあまり自分のことを喋る方ではないが、この時バベルには心許せる気がした
『バベルさん、話を聞いていただけませんか?』
バベルは、お付きの兵士へ指示を出し遠くへ行かせた
『どうぞ。』
例え話を交えつつ、とあることで親友を殴ってしまったことを素直に相談をした
親友は大事だが改めて仲間も大切だと思ってることやここまでの旅で改めて感じた想い
涙が止まらない
少し考え込むとバベルは答える
『なるほど。トルンくんはどうしたいんですか?』
『私は、殴ってしまったことは謝りたいです。ただ殴った理由に関しては親友に理解してほしいとは思っています』
『親友とはかけがいのないものです。私にも昔親友がいました』
『いましたとは?』
『言葉通りさ。彼はもうこの世にはいない。』
トルンはあからさまに、気まずそうにする
『すまんな、もうずいぶん昔のことで、私から話したことだ。気にすることはないさ』
『続きだ。騎士団の方針で喧嘩をしてしまってね、今のトルンくんのように。
彼の方が優秀なのに私は納得できなくてね、、、ベリックはわかるかな?』
頷くトルン
『守り手としてベリックが有名になった伝説の防衛戦でのことだ。そこで親友は魔物の攻撃で死んでしまってな
喧嘩したままなんだ。』
その寂しそう横顔を忘れることはないだろうとトルンは思った
『今は戦時中ではないが、世の中何があるかわからないものだ。
その親友を大切にしなさい、そして沢山喧嘩をするといい。喧嘩をするほど絆は深まるものだ私にはその相手さえ今はいないのだから。』
トルンは涙を拭う
お付きの兵士がバベルに駆け寄る
『隊長、お話中失礼します!どうやら市場近くの酒場で酔っ払いが暴れているようで対応をお願いしたいとのことでした。』
バベルは頷く、また長いしっぽをトルンの肩におくと
『君たちなら大丈夫、根拠はこの尻尾さ。私の尻尾は不思議で、どうやら触ったものの運を上げるらしい。
仲間内では幸運のバベルと噂でね。何かあると良く触れられてね、ハハ!恥ずかしいものだ』
さて、とバベルは立ち上がる。その幸運の尻尾を振りながら去り際
『この尻尾であの日、親友に触っておけばな』
兵士を連れて市場方へ去っていった
不思議な人だ。。
泣いたおかげか気持ちが落ちついて決心がついた、デルに会わないと。
広場を出ようと立つと、遠目にポムとベリーを見つけるが
慌てて市場の奥へ消えていった、、まさか。
トルンは嫌な予感がして2人を追いかけた、市場を抜けた先の酒場で人だかりができており
そこにはバベル達警備兵とポムとベリー、そして輪の中心にはデルがみえる
怒号が響く
『うるせー!!!テメェが最初に絡んできたんだろ!!こっちは一人で飲んでんだ!!話しかけんじゃねえ!!ヒック』
『んだと!!お前がいきなりカウンターを叩いたせいでコップが倒れて彼女にかかったんだぞ!どう責任を取るつもりなんだ!!犬っころが!!』
『もうやめて、私は大丈夫だから、ねぇ?他に行こう?』
『だとよ!!彼女さんは大丈夫と言ってんだ、ヒク、とっとと行きやがれ!』
それにキレた人族の男は、デルをぶん殴りその勢いでデルは床へ転げ落ちた
それを見た、バベルと警備兵が殴った男を取り押さえる
『現行犯だ!事情は警備小屋で聞く!来なさい!』
『ふざけんな!こいつが、、う、チキショウ、、せっかくのデートをうう』
『私はいいから、一緒に行きましょう。ね?隊長さん、この人に付き添います。
彼は私のために怒ってくれたんです、何卒ご容赦ください。』
それを聞いて、バベルもニコッとしてわかってますよと声をかけている
一方、デルは殴られた勢いで床で伸びているそれをポムと、ベリーが介助している
バベル達は、トルンへここは任せて親友をよろしくと言ってくれた
トルンは、なけなしのお金をカウンターへ置き
『親友が迷惑をおかけしました!!これでみなさん飲んでください!!』
と言って拍手を受けながら酒場をでる
伸びてるデルを3人で抱えて宿に戻ることした、ダンジョンの申請はしてるので明日潜れば良い
デルをベットに寝かせるとトルンは、デルと2人にしてほしいと頼んで
ポムとベリーには湯あみと食事に行ってもらった
『デル、、起きてるか?』
・・・
・・
・
『起きてる、、情けねぇな俺は、みんなに迷惑かけて、、ずず』
『仲間だろ俺たち、そしてデルは俺の大切な親友だ』
『馬鹿野郎、、ぐず、小っ恥ずかしい!あいつに殴られるより、お前に殴られた方が痛かった、ぞハハ』
2人は、がっちり握手をした
『デル、俺の話を聞いてもらえるか?』
『もちろんだ親友』
それからトルンはポムとベリーのこと、思いを伝えた。
『そうか、、お前は悪くないさ。最後までこの旅を続けることを約束したもんな、ダメだな俺はリッツのことや
タルトの野郎のことで動揺しちまった。
トルンの口から”仲間”って聞いた時、嬉しかったんだ本当に。それは俺たちがまだ辺境村の飲み屋で語ってた
夢物語だったからな、なのにひよっちまったんだ情けねぇ、』
『デル、、ありがとう。』
バベルありがとう、おかげでデルの気持ちを聞けたし自分の気持ちを伝えることができた
飲み屋のカップルにもいつか謝罪しないとなっとデルと笑い合った
『で、実際どうするんだトルン。何か計画はあるのか?』
『正直どうなるかわからないが、俺の話を聞いてほしい』
デルはベットの上に正座するとトルンの計画を聞いていた
にしても、デルとトルンが仲直りしてよかったです、、
私が思うより2人の絆は深く強いからこそ、ちょっとしたボタンのかけ間違いで
今回の騒動になってしまったんだと考えさせられました。
ただ、現状何も解決はしてないためこれから2人の計画がどう動くかは楽しみですね。
タルトの暗躍
リッツの安否
これからの冒険について
ポムのこと
んー問題は山積みです。うまくいくといいな、、




