宴会と、武器と、
この世界ではお酒はどんな年齢でも飲むことができます。
なのでポムも楽しんで飲んでますがまだ子供のためジュースの方が好きです。
組合では、新たにデル達を監視するもの達がまた1つ増えたのだった
そんなことは本人達は知る由もなく今日は宴会だ
宿に戻るとコレルとレニがお出迎えしてくれた
『おかえりなさいませ!!無事でよかったです!』
『おかえりなさいませ!』
『ただいま!今日は、冒険で知り合ったやつと酒場で宴会予定なんだ!席の用意をお願いしたい!』
『かしこまりました!椅子はいくつご用意しますか?』
『俺たちと、ゲイルたちで、、7席頼む!』
『では、7席ご用意しておきますね。本日のおすすめが森熊のグリルステーキですがいかがしますか?』
『森熊?美味しいのか?』
『はい!森熊の肉は水々しく味もしっかりしていて食べ応えがあります。しかもあまり取れないので
レアものです!』
『お肉ーーーー!!くまさん!!』
『食べたい』
どうやら、皆食べたいみたいだ
デルがお願いしようとした時、後ろから声が聞こえる
『森熊かー、なんとも悲しいがうまいものだからな、、複雑なものだ』
そこには、ベリックがいた
『先日は、お世話になりました!ベリックさん』
トルンが礼儀正しく頭を下げる、それにつられデル達も会釈をする
『もう!ベリックさん!驚かせないでくださいよ!それに森熊はベリックさんと比べたら可愛いものなんですからね!』
レニがプンプンしている可愛い
『ははは!一歩間違えたら自分だったかと思うとな!すまんすまん!』
『もう冗談はやめてくださいよ!!』
『えっと、、森熊お願いしてもいいでしょうか?』
恐る恐るデルが頼むと、ベリルとレニが顔を見合わせて笑顔でもちろんと返してくれた、よかった
そんなこんなで席の予約とメイン料理の手配も済ませ、部屋でそれぞれ身支度を済ませ
酒場に集合する、席に着くとすぐにゲイル達も集合する
途中、ベリックとの挨拶も済ませ大いに盛り上がったのだった
しっかりゲイル達からダンジョンの情報も得られた
どうやらルミスからすぐの森で見つかったようだ、見た目は洞窟型で入った者の情報によると
1層部分はそのまま洞窟で道は若干狭く
2層は石畳でダンジョンに近い作りで一層よりは広いらしい
現在2層まで攻略が進んでおり3層に関してはまだ情報は組合にもないそうだ
ゲイル達も近々ダンジョンアタックするようだ、デルた達も武器が揃い次第アタックすることを伝え
宴会はお開きとなった
1日目は、みんなぐだぐだで部屋で休むこととなった
2日目は、ダンジョンアタックに必要な備品を揃えることとなった
ついにトルンと約束した3日目。デル達はドランの工房に向かう
工房に着くと早速、メイとドランが迎えてくれた
『おう!!待たせたな!ばっちり仕上げたぜ!』
『私も手伝ったんだよ!』
ニッコニコのメイは褒めて欲しそうだ
『メイー!!ありがとう!!よーしよし!』
ポムが犬を撫でるようにわちゃわちゃとする、メイは恥ずかしそうだが嬉しそうだ
『まずは、このハンマーだ!希少種の素材を活かしてあまり手を加えてない。
ただ持ち手にはミスリルの粉を塗りこんで衝撃吸収と滑りにくく扱いやすくしてある。
その効果で軽量化になってるからな渾身の1本だ!』
トルンは受け取る、感動してるのか声が出ず握りしめ振ったり構えたりしている
『いいだろう?、、気持ちはわかるぜ獲物は大事だしな!さて、次はこのかぎ爪だ。
ミスリルの刃と、鉄魔鉱石を使ってみた全てミスリルにすると逆に扱いにくくなるからな
持ち手に鉄魔鉱石を使うことで自身の魔素を感じやすく取り回しが良くなる!
もちろん切れ味も以前貸したかぎ爪の比じゃないぞ!』
『これは、すげぇ、、軽さもだが怖いくらい馴染むぜ』
デルも付け心地を確かめ嬉しそうだ
『さて、魔法使いの嬢ちゃんはその指輪で満足かもしれねぇが、せっかくだからこれをやる』
そういうと、メイがベリーにミスリル色な綺麗な指輪を渡す
『この指輪、メイも手伝ったんだよ!!綺麗でしょ?』
ベリー受け取り、早速つける
『すごい。』
『だろう?そいつは、魔力貯蔵はもちろん装備した者の魔力効率を高めてくれる。それにな貯蔵した魔力次第だが記録した地点へ転移することができる、一旦ここを記録した。』
『魔力次第?』
『貯蔵量がマックスなら4人とも転移させられる、半分で2人までだ覚えておけ』
『わかった。』
『よし、最後にこのロングソードだ!ほらよ!』
ポムは白銀に輝く剣を受け取る
『何これ、、すごいすごいすごい、、力が湧いてくる』
『刀身はミスリルだ、持ち手には希少種の素材を加工して使ってる。握りやすく馴染むぞ、ロングソードなのに軽さは片手剣ほどだ、しかもこいつは「不破壊属性」がついてる手入れは必要だが絶対に砕けず折れない』
ポムは容赦なく硬いものを斬るからなちょうど良さそうだけど
やっと、トルンが我に帰りドランに感謝の言葉を伝えた、よかった
『久しぶりにいい仕事ができたぜ!お前達ダンジョンに行くんだろ、、気をつけろよ。そして、また武器を手入れさせてくれ!』
デルはドランと握手を交わす。
『少しだけど、ミスリル余ったんだ!持ってて!』
メイがミスリル原石をくれた
デルはその原石を受け取ろうとしたが3人に目線を移し頷く
『メイ、これはお礼として受け取ってくれ。自由に使ってくれていい』
・・・
『ありがとう!!!』
メイは、はちきれんばかりの笑顔だった
デル達は無事に装備を手に入れて早速ダンジョンに向かう
メイとドランの姿が小さくなるまで手を振るのだった
森熊は魔物ではなく、動物になります。
ベリックは熊種になるため思うことがあるんでしょう。
基本的に魔物を食べることはできません。
理由は魔素が原因です。




